第16話

収納の扉に手がかかっている。

「え!何?」

ビックリして俺は声を上げてしまった。

収納の扉が内側から伸びた手によってゆっくりと開かれる。

その手は等身大の夢香の手。

ゆっくりと収納の扉が開かれた。

「もう、なんで私をこんな所に閉じ込めちゃうの、暗くて怖かったよぉ」


その甘えたような声は紛れもなく夢香の声で、夢香の等身大フィギュアが動き出した。

「もう、圭一いつもは優しくしてくれてるのに今日はどうしたの?」

俺はビックリして後退りしそのままベッドに腰掛けた。

「どうしたの圭一、私の優しさが足りなかったのね、分かったわ」


夢香は一方的に1人で話すと、ベッドに座り縮み上がったペニスをマッサージし始める。

なかなかのテクニック、凄く気持ちよくすぐに勃起し始める。

「あ、ちょっと元気になったね、もっと元気にしてあげる」

そう言うと夢香は指を自分の口へと突っ込んで押し込むような仕草を見せる。


そして、俺のラバーで覆われたペニスを夢香は口で咥えた。

俺にとっては初めてのフェラチオ。

夢香の口の温もりが伝わってくる。

献身的に俺のペニスを咥えて扱く夢香。

改めて見ると夢香の衣装が全てラバーになっている事に今さらながらに気づいた。


その事に気づいている間にも、夢香が俺のペニスを咥えて扱くスピードが上がっていく。

俺の絶頂も近い、俺は夢香の頭を掴んで口の奥へとペニスを押し込み絶頂に達した。


「はぁ、はぁ、はぁ」

「ハァ、ハァ、ハァ」

静かになった寝室には2種類の呼吸音が聞こえる。



俺がベッドに横になっていると、夢香はベッドの横に来てしゃがんで俺の目線に高さを合わせる。

そして、夢香は口の中に指を入れて何かしている。

それが終わると夢香は話し始めた。

「圭一、私のモットーを知っていますか?」

俺は頷く。

「シスター夢香は、[人に優しく、愛を持って相手に接し、相手の気持ちになって行動する]です」


「そうです、だから私は今からモットーに忠実に行動します」

シスター夢香は体にピッタリと張り付くようなラバーの修道服を着ている。

スカートと呼べばいいのか分からないが、スカート部分はペンシルスカートようになっており足首までピッタリとしている。

そのペンシルスカート部分の膝上辺りをもってゆっくりと下着が見えるまで引き上げていく。

足には同化したように張り付く黒光りするサイハイブーツを履いていた。


本来、夢香は白いショーツを着けていたが、今は黒いラバーのショーツに変わっている。

そして、黒光りするピッタリ過ぎるショーツには女性特有の割れ目がクッキリと浮き出ていた。


俺にとって、神聖な夢香。

そのショーツを何度か脱がそうと試みたが一度も出来なかった。

だが、夢香自身が望む事ならば、それに応えよう。

俺は夢香のショーツに手をかけてゆっくり下すろしていく。

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