第5話
そして、俺が最も興奮したのは胎児のポーズ。
足を曲げた状態で交差させて、両手で膝を抱え込むポーズ。
これは体の硬い俺以外の生徒さんは難なくこなしている。
ここで先生がある提案を口にした。
「皆さん、せっかくの胎児のポーズなのでホントの胎児ようになってみませんか?」
生徒さんもみんな胎児の気分を味わうという言葉に興味深々。
「では、皆さんタオルを持って、屋上にある屋外スタジオへ移動して下さい」
全員ラバースーツでゾロゾロと移動を始める。
これはこれで物凄い光景だ。
若い綺麗な女性のヨガで引き締まったテカテカのお尻がプルンプルン目の前で揺れている。
俺の目には酷だ、勃起するのを抑えられない。
俺は股を隠すようにして歩くので、どんどん後方に下がっていく。
それがまたまずい。
ほぼ、全員の色とりどりのテカテカのお尻を眺められる絶景ポイントまで後退して、俺の勃起はマックス状態に近くなる。
あと、ちょっとの刺激で発射してしまいそうだ。
もう俺より後ろに人がいないと思い、タオルで前を隠しながら懸命について行く。
しかし、タオルを回避していきなり俺のラバースーツ越しに浮き出たペニスを掴む手が現れた。
振り返ると俺と同じ黒いラバースーツの女。
オーダーしただけあり、他の生徒のラバースーツとは一味違いピッタリし過ぎている。
久美さんだ。
最近感じていた事だが、久美さんは俺がビックリするほど大胆だ、ラバースーツの時もそうだし、今も久美さんとはすごく心の距離が近く感じる。
歩いている俺の動きがどんどんおかしくなるのを一部始終見ていて、ワザと後ろを歩き隙を伺っていたようだ。
「久美さん、遅れるから後で」
俺のその場しのぎで出た言葉に久美さんが食いつく。
「後で?なにしてくれるの?」
「取り敢えず、今はヨガ、ね!」
美香さんとのやり取りのお陰で勃起が少し落ち着いたので、他の生徒さんに追いつく事ができた。
久美さんは少しつまらなかったのか、移動中は話をしてくれなくなった。
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