ゼルダの伝説シリーズ ~ガノン城のガバセキュリティ~

■ゼルダの伝説


発売ハード ファミリーコンピュータディスクシステム

プレイ環境 Nintendo Switch Online

プレイ時間目安 1週間程度


初代ゼルダを初めてプレイしてみました。

ゼルダの伝説と言えば、今では大人気のタイトルなのですが、初心に帰って(Nintendo Switch Online でプレイできるのでせっかくなので)初代をプレイしてみました。


初代ゼルダは、「ミンナニナイショダヨ」といった名言や、縦笛とその音色が他の任天堂作品にも登場します。

「元ネタはこれだったのか!」という発見もありました。

ただ……


むずい。


ノーヒントつらい。


今のゲームがいかに恵まれているか、逆に言えば、ゲームメーカーがいかにユーザーを手放さない工夫がされているかがわかります。




・体力満タンが基本


ゼルダの伝説シリーズで多くのタイトルに実装されているのが「剣ビーム」です。

体力が満タンの時に剣を振ると、剣からビームが出て遠くの敵を倒すことができます。


初代ゼルダの場合、特に序盤はこの剣ビームがあるかないかで難易度が違ってきます。

というか、ないとやってられません。


最近のゲームの剣攻撃は、剣を振り切って広範囲に攻撃ができるものが多いです。

しかし、初代ゼルダの剣の攻撃判定は手前1マスしかありません。

敵に近づかなければならない分、敵からダメージを受けるリスクも発生します。


なので剣ビームで遠くから攻撃するのが基本になるのですが、この剣ビームは体力が満タンでなければ撃てない厳しい条件のため、一度ダメージを受けるとどんどんダメージを受けてしまいます。


少し進むとマジカルロッドという、魔法弾を飛ばしてダメージを与えるアイテムがありますが、それまでは剣ビームに頼ることになるでしょう。


邪道ではあるのですが、Nintendo Switch Online では巻き戻し機能が使えるので、体力が削られた時点で巻き戻せば体力が満タンの状態で維持できます。

「いや、そんなの邪道だ」という方は巻き戻し縛りでどうぞ。




・ノーヒントがあたりまえ


大抵のゲームにはつまずきポイントがあります。


最初は順当にダンジョンをクリアしていくのですが、途中でつまずきが発生します。

7面と最終ダンジョンのガノン城以外は全部クリアしたのですが、全ての面をクリアしなければラスボスのガノンを倒すことができません。


僕は基本的に攻略サイトは見ない派です。

最初は見ずにプレイし、つまずいた部分があったり、クリア後に小ネタを見て楽しむ場合にのみ攻略サイトを利用するのですが、今作では流石にお世話になりました。

攻略サイトを見ると


『7面は湖で笛を使うと現れる』


「知らんがな!!」

「そんな説明なかったわ!!」


ゲーム中は基本的に説明なしです。

道具の使い方は色々試して使うしかありません。

縦笛に関しては、特殊な場面以外では行ったことのあるステージへワープする効果のため、7面を発見するために使うことなんて頭にあるわけがないのです。


ノーヒントつらい。




・ガノン城のセキュリティ問題


ガノン城へ行き、最後の一撃をガノンに浴びせました。


「グワアアア!!(もちろんボイスではなく効果音)」


ガノンが爆発四散するとともに血しぶきが舞います。


「いや、倒され方グロテスクだな」(マジで血しぶきが散ります)


さて、無事にガノンを倒すことができましたが、それはまだ序章に過ぎませんでした。

ガノンを倒した後に、少し難易度が上がった裏ゼルダとして再スタートするというシステムがありました。


裏ゼルダでは、ダンジョンの位置が表ゼルダとは変更されていたり、難易度が上がったりします。

表ゼルダではダンジョンだった場所に店が移転してきたり、壁に体を押し付けると隣の部屋に移動できたり、今までバクダン使って壁壊してたからそんな移動方法知らねーよ、といったことが起こります。


僕は表ゼルダでもバクダンで壁を壊していた経験則から、序盤は壁でバクダンを設置しまくる発破作業に取り掛かっていました。

もろい壁というものがあって、見た目は普通の壁と変わらないのですが、このもろい壁をバクダンで壊すと穴が空き、中がダンジョンだったり、中に人がいて「ミンナニナイショダヨ」とお小遣いをもらえたり、「ドアノシュウリダイヲモラウゾ」と金を取られたりします。そんな所に住むなよ。


この発破作業をしているとダンジョンを発見しました。


『LEVEL9』

つまりガノン城です。

もう一度言いますが、序盤です。


「ガノン城出るのはええよ! ガノン城のセキュリティ甘すぎだろ!」


1面~8面をクリアしなければガノン城に挑戦できないため、泣く泣く後回しになります。




と、様々な苦難を乗り越え、無事にクリアすることができました。

しかし、俺たちの戦いはまだこれからだ!







■リンクの冒険


発売ハード ファミリーコンピュータディスクシステム

プレイ環境 Nintendo Switch Online

プレイ時間目安 1週間程度


続けて、スマブラの神殿の曲でおなじみのリンクの冒険をプレイしました。

こちらも難易度が高く、巻き戻し機能を使わざるを得ませんでした。




・序盤は低体力×回復縛り


ゼルダの伝説シリーズの回復手段といえばハートがおなじみですが、今作ではハートが出てきません。

ハートの代わりにビンをドロップします。

このビンを取ると魔力を回復することができます。

回復するのは体力ではありません。


しかし、何も知らない僕は体力を回復するものだと思い、ビンを手に入れます。


「やったぁ! ビンだぁ! ……体力回復しないんかい! 魔力ってなに!? 何に使うの!?」


序盤は魔力を使う場面がないので意味が分かりませんでした。

それより早くハートをよこせ。え、出ないの?


しばらく進むと回復魔法を覚えたので、そこでようやく理解しました。


「回復手段これしかないの!?」


ゼルダの伝説シリーズでは、様々なアイテムを手に入れて進めるというのが恒例ですが、今作では魔法がメインです。

武器を使って敵を倒すのではなく、魔法で自分の能力を上げて戦うということになります。


問題は、序盤は体力が少ないので、回復魔法を覚える前に死ぬことでした。


今作ではレベルアップのシステムがあり、攻撃、魔力、体力のいずれかのステータスを上げることができるのですが、体力を選ぶと体力が1メモリ増えるとともに、満タンにすることができます。


なので、序盤の回復手段はレベルアップしかありません。

いくら回復したところで敵が強いので死ぬときは死にます。


初期のゲームって本当に難しい。




・なのに体力満タンが基本


ゼルダの伝説シリーズで多くのタイトルに実装されているのが「剣ビーム」です。

体力が満タンの時に剣を振ると、剣からビームが出て遠くの敵を倒すことができます。


……え? さっき聞いた?

今作も同じっす。以上。




■ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし


発売ハード GBA

プレイ環境 Nintendo Switch Online

プレイ時間目安 1~2週間程度


ゲーム業界全体がファミコンの時代からかなり進んでいるのもあって、初心者への配慮もされるようになってきました。

ふしぎのぼうしは上記のファミコンの作品よりは比較的簡単にクリアすることができます。

というかファミコンの作品が難しすぎるんです。


ネタやつまずいた点が少なかったのですが、思ったことを簡単に挙げていきます。




・中ボスの曲がリンクの冒険の曲のアレンジ


スマブラでは初代ゼルダの方が多く引用されている印象なので初代ゼルダの方が引用しやすいと思ってはいたのですが、まさかリンクの冒険の方から引用してくるとは思いませんでした。


当時で元ネタが分かった人はいたのだろうか。




・コンプリートガチャシステム


ストーリーとは関係ないのですが、フィギュアというものが存在します。

貝殻というアイテムを何個か消費してフィギュアガチャを引くことができます。

コンプリートしたくなるという心理を突いたやり口ですね。

ソシャゲが発展する前から実装していたとは驚きでした。




・ラスボスの倒し方が分からない


ゼルダの伝説シリーズでは基本、1つのダンジョンにつき1つのアイテムがもらえます。

ダンジョンの奥で待ち受けているボスは、そのダンジョンで入手したアイテムを使って倒す、ということがゼルダシリーズの恒例です。


しかし、例外があります。

最終ダンジョンのボスやラスボスが、今まで入手したアイテムを総動員して戦わなければならないことがあります。

そのため、どのタイミングでどのアイテムを使えば倒せるのか分からないことがあります。


今作のラスボスも、最初は倒し方がわかりませんでした。

心が折れそうになった時に偶然倒し方を見つけ、なんとか攻略サイトのお世話になることは避けられました。


ゲームで忍耐力を鍛えることができます。




直近でプレイしたゼルダの伝説シリーズは以上です。

ゼルダの伝説は種類が多いのでまた更新する可能性がありそうです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る