インターミッション ~ 精霊ガイド
(読み飛ばしてもらっても大丈夫です。ご興味ある読者様向けの、説明書きです)
『夜のシュメール』には、いろいろな精霊が出てきます。
この物語の《精霊》は、人間の世界と神々の世界の中間のあわいに存在し、人間と自然との橋渡しをしてくれる存在です。
◆ 鳥の精霊 ◆
ペールネールに代表されるように、鳥態⇔人間態⇔天使態への変身能力を持ちます。
動植物の精霊は、それぞれの
ペールネールであれば、
(この意味では、日本の昔話に出てくる精霊(木の精など)と共通しています)
ペールネールたち鳥の精は、人間と同じスピードで年を取り、人間と同じように寿命を迎え、人間と同じように自然に
さまざまな精霊のなかでも、獣の精霊や鳥の精霊は、もっとも人間に近い存在です。人間との婚姻や妊娠も可能です。
◆ 剣の精霊 ◆
霊力を秘めた剣に現れる、精霊。
聖剣ロージアや魔剣ソウルイーターのように、フェアリーの形で現れます。
日本で言うところの、「つくも神」……年月を経た器物に魂が宿る……にも通ずる、器物の霊です。
もっともロージアに言わせれば、
「あてみたいに格式ある聖剣を、そない怪しげなもんと一緒にせんといて!」
と、一蹴されるでしょうが……。
剣本体が完全に破壊されれば、剣の精霊は死んでしまいます。
また逆に、精霊が殺されれば、その剣は霊力を失い、ただの器物になります。
◆ 四大精霊 ◆
いわゆる、「地・水・風・火」の四大精霊。
『夜のシュメール』の世界では、この四大精霊は、鳥の精霊や剣の精霊よりもさらに精妙な存在であり、滅多に姿を現しません。
四大精霊は天地の法則にしたがって、自然の運行、動植物の生成、季節の移り変わりなどを円滑に進めるために、自然世界の
プロローグでシュメールが風の精霊に働きかけていたように、四大精霊に働きかけることで、魔法を発動できます。
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お待たせしました。次回より、ようやくシュメ&ペルの登場です――!
【今日の挿絵】
国境地帯のシュメール(シルエット)
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