彼女の名前は
星見守灯也
彼女の名前は
仮に「すずきみなこ」としよう。
彼女の名前だ。
それは鈴木美菜子だったり、鈴木三奈子だったりする。
僕の付き合った女性は3人で、全員が「すずきみなこ」だった。
これでは女性ではなく名前と付き合ってるみたいではないか。
そう思って3人目と別れた。
けれども、もう、僕の「人を見る基準」は名前になっていた。
彼はすずきひろしだから50%すずきみなこだ。
彼女はたなかみほこだから約33%すずきみなこ。
そこの彼女は0%、そっちの彼女は……。
そして僕は、今日も「すずきみなこ」を探している。
彼女の名前は 星見守灯也 @hoshimi_motoya
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます