第6話 長江
映画『
映画のあらすじです。
河川の長江は実在するものです。中国の南に横たわっており、日本からは、「
主題歌についてです。
『生生流転』は通算20枚目のシングルになりました。さだまさしさんは後に、アルバムからシングルカットをするのではなく、アルバムにはアルバムに相応しい、シングルにはシングルに相応しい形があるだろうとお話しされていました。考えますと、映画音楽は映画のイメージが沁みつくような気がいたしますので、映画音楽を纏める以外でしたら、シングルが似合う生き方だと思います。
さて、歌詞です。
タイトルの「生生流転」ですが、「生生」は、次々と生まれて行く様子で、「流転」は、移り変わる様子を表しています。すなわち、あらゆるものは生まれて移り変わることと捉えられます。画家、「
歌詞に迫ってみたいと思います。
繰り返されるフレーズは、⦅生きたい⦆、その様ですね。これを修飾するのは、⦅あたりまえ⦆、⦅ささやか⦆、⦅前のめり⦆、⦅ひたすら⦆、⦅優しく⦆、⦅素直に⦆と散りばめられた言の葉に無駄を感じるかも知れませんが、一定方向を向いているだけで、遊びはないと思います。そして、「長江」との関わり方は、そこで生まれた自分達のこれまでとこれからを描いているのでしょう。一番直結しているものは、「時間」だと思います。「長い河」と書いて「長江」です。「時間」は我々が生まれる前から動いていたものです。河の中にしろ、畔にしろ、溺れることもあるでしょう。しかし、万物がもがいても生きています。私という生き物の決意を感じさせる歌詞だと思います。
この映画が二次的にもたらしたものについてです。
映画『長江』は、興行収入はよかったのですが、様々な困難を抱えて製作費がかかり過ぎました。さだまさしさんとスタッフの方々、まさかの人生分岐点です。桁の分からない程に赤字となり、当初の融資額は28億円で返済しながらの金額は35億円にもなりました。ここで投げないでコンサートなどの音楽活動を通じて完済となったのは、30年程後になりました。この大きな借金もトークのネタになっておりますが、さだまさしさんご本人は深刻だったと思います。一度不渡を出したとき、この場ではお邪魔だと思ったのか「俺、パチンコ行ってくる」と、もう
それから、「
それから、河川の『長江』についてですが、私の本名は『
◆
さて、次も映画の作品について書かせていただきます。
うさぎも大好きさだまさし!
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