8, ウサギのぬいぐるみ

「こんな所にウサギのぬいぐるみなんてあったか?」


「さぁ…?」


(このウサギのぬいぐるみ…。なんだがツギハギだらけで不気味…。)


みんなが謎のぬいぐるみについて話していると

突然、首が動き出した。


そして首が1周まわって顔が正面に向いた途端、

ぬいぐるみが喋り出した。


「ねぇ、一緒に遊ぼ!」


突然起こった怪奇現象にみんなは固まってしまう。


しかしぬいぐるみはお構いなしに動き、喋り続ける。


「ボクの名前はスティーラ!今からゲームを

するよ!ルールは簡単!ボクが追いかけるから捕まらないように逃げてね!制限時間は2時間!」


どこから取り出したのか、チェーンソーを持つとブイブイふかしながら続ける。


「捕まったら死んじゃうからよろしくね〜」


そう言うとこれもどこから出てきたのかわからないが、大きな袋をみんなの前に放り投げた。


クラスの委員長である、高木 宗谷(たかぎ そうや)がその袋の中身を恐る恐る開けて見る。


そこにあったのは----

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