ニニカのノート 用語と人物

【ゾンビ】


 再生能力が高くなり、痛みを感じにくいが、その代わりに意識がもうろうとしたり、気力が無くなったり、攻撃的になったりする。肌は青緑色に変色する。

 症状は人それぞれで、いわゆるゾンビのように自意識を失いさまよいながら人を襲う者もいれば、自意識がハッキリしている者もいる。稀に科学で説明がつかないような特殊な能力を持つ者もいる。


 とある国の部族に伝わる秘密の医療技術の副作用。その医療技術は、現代医学では『死亡した』と判断される怪我でも蘇生させることができるが、その治療を途中でやめてしまうとこの症状が出る。


 意図的にゾンビを生み出すためには一度瀕死の傷を負わせ、治療を中途半端に施す必要がある。


 感染症ではない。


 この医療技術の知識を全て知る人は今はいない。アピリス先生は完全ではないが一部の知識を知っているため、ゾンビ症状を抑える治療を行う事が出来るが、ゾンビを完全に治療することはできない。アピリス先生が治療すると、肌の色が元に戻るので日常生活を送れるようになる。


 アピリス先生は『外因性細胞異常再生症候群』と呼んでいるが、彼女以外は『ゾンビ』としか呼ばない。



【アピリス先生】


 ゾンビ専門の診療所の医者。銀髪、褐色の肌を持つ美少女。16歳くらいに見える。

 元々異国の地で、彼女の部族に伝わる秘密の医療技術を受け継ぐ巫女だった。その知識を母親から勉強中だったが、全て受け継ぐ前に母親がダンテ・クリストフに殺され、医療技術の情報も奪われてしまった。一緒に知識を学んでいた双子の姉はその時に行方不明になった。


 ダンテを追って日本に来た。日本の医師免許を持っていないので違法モグリ


 敵対的なゾンビと戦う際は、ゾンビ治療薬入りの針を撃ち出すニードルガンを使用して強制治療する。


 彼女の目的は三つ。

 ①ダンテに奪われた医療技術の情報を取り戻し、ゾンビを完全に治療できるようになる事。

 ②行方不明の姉を見つけだすこと。

 ③ダンテを捕まえ、彼がゾンビを生み出すことを止める事。


安東丈治あんどうじょうじ

 通称ジョージさん。アピリス先生の助手の男性。30歳くらいに見える。ゾンビ。

 診療所では主に事務作業を行うが、とてもやる気がなさそうに見える。

 ゾンビ化すると主に怪力で戦う他、体内で生み出した圧縮電気も使用する。



【村井ニニカ】

 17歳。女子高生。ゾンビ。ゾンビ映画など、ゾンビが大好き。

 ダンテ・クリストフによってゾンビとなり、アピリス先生に治療してもらった。人をわざわざ傷つけるダンテの事は嫌いだが、ゾンビ自体は大好き。大好きなゾンビのことを知りたくて診療所に通う。

 ゾンビとしての特殊能力は特にない。一応ゾンビなりの再生能力、身体能力はある。力を入れると目玉が取れる。


蘭葉らんばメアリ】

 19歳。女子大学生。ゾンビ。

 ダンテ・クリストフによってゾンビとなり、アピリス先生に治療してもらった。

 ダンテのせいで友達をゾンビにされ、それを自らの手で殺すはめになった。そのため、ダンテに復讐するために戦う決意をする。

 ゾンビ化すると髪が赤く、長くなる。髪の毛を目に見えない糸として操る。周囲に張り巡らせ空中を縦横無尽に飛び回ったり、敵に巻き付けて切断したりできる。髪の毛を操る時は、髪の毛を集合させて生み出した刀を使用する。

 ゾンビ化した自分を『クリムゾンビースト』と名乗る。


【ダンテ・クリストフ】

 20歳~30歳くらいの男性に見える。金髪碧眼、見た目はイケメン。


 ゾンビ事件の元凶。アピリス先生の母親を殺して秘密の医療技術を盗み出した。その技術を使い、人々を襲ってゾンビを生み出している。動機はゾンビが大好きだからとのこと。彼が奪った治療技術の知識も完全ではないらしく、アピリス先生の姉を見つけだして知識を完全にして、究極のゾンビを生み出したいらしい。


 わたし(村井ニニカ)の目玉を持って行ったのが気持ち悪い。(わたしの目玉は生えてきたからいいが)


 ゾンビとしての能力は不明。突然現れたり、見えない力で相手の動きを止めたりできるらしい?


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