第9話 朝日奈とデート③

 ゲームセンターに到着した。

 

「で、何のゲームをするのかは決めてるのか?」

「それはまだ決めてません。永海さんはゲームセンターによく来られますか?」

「よく、ってほど頻繁には来ないけど、それなりに来てるな」


 向こうの世界では何度もゲームセンターでデートをした。

 UFOキャッチャー、レーシングゲーム、リズムゲーム、シューティングゲーム、メダルゲーム、プリクラ、ゲームセンターにあるゲームは一通りやった。

 だから一通りのゲームはプレイすることができる。

 

「そうなのですね」

「朝日奈は?」

「たまに陽子ちゃん一緒に来ます」

「その時は何するんだ?」

「プリクラを撮るくらいですかね。たまにUFOキャッチャーもしますけど、私は下手なのでほとんど陽子ちゃんがプレイしてるのを見てます」

「じゃあ、今日はいつもやらないゲームでもしてみるか?」

「永海さんが教えてくださるのですか?」

「俺に分かるやつなら」

「では、そうします」

「じゃあ、まずは何からするか決めるか」

「そうですね」

「とりあえず、店内を歩くか」

「はい」


 入口から左回りで俺たちは店内を歩くことにした。

 まずはUFOキャッチャーコーナーだった。

 UFOキャッチャーは楪と一緒にやっているらしいからUFOキャッチーコーナーはスルーして次のコーナーに向かった。

 次はアーケードゲームコーナーだった。

 ここには、シューティングゲーム、カードゲーム、レーシングゲーム、太鼓のゲーム、などなどがあった。


「何かやってみたいゲームあるか?」

「そうですね。全部やってみたいんですけど、ゲーム自体が苦手なので、もしよかったら永海さんが決めてくれませんか?」

「俺が? まぁいいけど。朝日奈はリズム感はあるか?」

「リズム感ですか? それは自信あります」

「そっか。じゃあ、太鼓のゲームでもしてみるか」

「どんなゲームなのですか?」

「簡単に言うとリズムゲームだな。やってみたら分かると思うけど、流れて来る音符に会わせて太鼓の面やふちを叩くゲームだな」

「なるほど」

「とりあえず、やってみようぜ」

「分かりました」


 さっき奢ってもらったのでここは俺がお金を出した。

 二人プレイを選択して朝日奈に太鼓のバチを渡した。


「曲はどうする? よく聞く曲とか、好きな曲とかあるか?」

「そうですね。じゃあ、この曲がいいです」

 

 そう言って朝日奈が選択したのは最近話題の男性アイドルの曲だった。

 

「難易度はとりあえず簡単でやるか」

「はい」


 難易度は簡単を選択してゲームがスタートした。

 曲が始まり赤色の音符と青色の音符が流れて来る。


「この赤色の音符がこのマークのところに来たら面を、青色の音符がこのマークのところに来たらふちを叩くんだ」

「分かりました」


 俺の説明通りに朝日奈は音符をリズムよく叩いた。

 リズム感に自信があるというのは嘘ではなかったらしい。

 朝日奈はパーフェクトを連発していた。


「上手いな」

「本当ですか? ありがとうございます」

「簡単は朝日奈には簡単すぎたみたいだな。少し難易度上げてみるか?」

「はい」

「じゃあ、難しいにしてみるか?」

「が、頑張ってみます」

「おけ。曲は同じにしとくか?」

「そうですね」

 

 このゲームは百円で二ゲームできる。

 俺は同じ曲の難しいの設定を選んでゲームをスタートさせた。

 さっきのでコツを掴んでいたいのか朝日奈はほとんどミスをすることなくハイスコアをしっかりと叩き出していた。


☆☆☆

 

 太鼓のゲームをした後はシューティングゲームをしてみることになった。

 なので、シューティングゲームのところに向かうとちょうどゲームを終えた三人の女性が中から出てきた。

 その内の一人は見覚えのある人物だった。

 

「あれ、永海君と朝日奈さんじゃない。こんなところで会うなんて奇遇ね」

「藤宮先生じゃないですか」


 中から出てきたのは俺たちの担任の藤宮彩だった。

 いつも生徒を誘惑しているみたいな服装をしている藤宮だが、今日の服装はいつも以上にエロい服装だった。

 黒色のシースルーのワンピースを着ていて、濃い青色の下着が透けていた。

  

「彩。この二人は?」

「この二人は私のクラスの子たちよ」

「そうなのね。私は天羽澪あもうみおよ。彩の友達で君たちが通ってる学校の保健室の先生をしてるわ。よろしくね」

「永海天斗です」

「朝日奈静葉です」


 少し青みがかったロングヘア、ハスキーな声、美人な顔、モデル並みの高身長、揉みたくなるほど大きな胸、こんな女性が保健室の先生とか毎日でも通って看病してもらいたくなるな。

 服装は白Tにジーパンといったラフな感じだった。

 ただ、その下に身に着けている下着はセクシーだった。 

 俺は天羽に対して『透視』のスキルを使い《服を透視する》を選択した。

 天羽は黒色のセクシーな下着を着けていた。 

 

「まさかうちの学校にこんな美人な保健室の先生がいたなんて知りませんでした」

「あら、嬉しいこと言ってくれるのね。でも、彼女が隣にいるのにそんなこと言うのはいけないわね」

「か、彼女!? ち、違います!? 私と永海さんはお友達です」

〈わ、私が永海さんの彼女!? そう思われたのは嬉しいですけど、私が永海さんの彼女はおこがましいです〉

「あら、そうなの?」

「……はい」

〈へぇ~。じゃあ、私がこの子を誘ってもいいってことかしら。顔はあまりパッとしないけど、こういう子結構好みなのよね♡〉


 どうやら俺は天羽にロックオンされたらしい。

 それならそれで、むしろ好都合だ。

 こんなに美人を逃すのは惜しい。

 俺は天羽を六人目のハーレム候補にすることにした。


「そちらの方も藤宮先生のお友達ですか?」

「そうよ」

「これ、私も自己紹介した方がいい流れ?」

「そうね。一応しておいたら? どうせいつか会うことになるんだし」

「それもそうね。私は水谷沙紀みずたにさき。私は図書室の司書をしているわ。よろしくね」

「よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」


 茶色のロングヘア、アイドルみたいな可愛らしい顔、三人の中では一番小柄だが胸の大きさは一番大きい、どうやらうちの学校の教師はレベルが高いらしい。

 水谷の服装は体のラインがハッキリと分かるブラウンのニットと黒のフレアスカートだった。

 俺は水谷に対しても『透視』のスキルを使用した。

 水谷は真っ赤な薔薇の刺繍が施された黒色の下着を付けていた。

(類は友を呼ぶってのはこのことだな)

 俺は水谷のこともハーレム候補に加えた。

 これで今の俺のハーレム候補は全員で七人(愛理。朝日奈、楪、星雲、藤宮、天羽、水谷)。 

 一人ずつゆっくりと攻略していくとしよう。


「ところで、三人でこのゲームをしてたんですか?」

「えぇ」

「そうなんですね。実は俺たちもこれからこのゲームをしようと思ってたところなんです」

「そうなのね」


 せっかくだから俺はこの展開を楽しませてもらうかと思った。

 俺は四人に『催眠術』のスキルを使った。 

 四人の目にハートマークが浮んだ。

 催眠術にかかった証拠だ。


「じゃあ、朝日奈と藤宮先生と水谷先生はそっちで」

「分かりました」


 朝日奈はコクっと頷いた。

 三人は左側のシューティングゲームの中に入って行った。


「天羽先生は俺とこっちに入りましょう」

「分かった」


 四人のうち誰でもよかったのだが、俺は天羽をターゲットにした。

 俺のことを狙っているのだから、狙われても文句は言えないはずだ。

(さて、どんなことをしてもらおうか?)

 催眠術にかかっているから天羽のエロい体を好き放題することができる。

 俺たちは別々の機体の中に入った。

 シューティングゲームの入口には幕みたいなもので付いているので外からは足元しか見えない。 


「さて、天羽先生。俺と楽しい事しましょうか」


 俺は天羽の服の下に手を潜り込ませ、ブラのホックを外して生のおっぱいを揉んだ。

 見た時から分かっていたことだが天羽のおっぱいは手に収まらないほど大きかった。

 抜き取ったブラのサイズを見てみるとGカップと書いてあった。

 

「天羽先生。キスしましょうか」

「はい」


 俺は天羽のセクシーな唇を味わうようにキスをした。

 Gカップのおっぱいを揉みながら唇を甘噛みをして、唇を舐めて、舌を絡め、息も忘れるほど天羽とのキスをした。 

 

☆☆☆


 次回更新4/14(月)7時


 ちょっとずつエッになっていきます笑

 お楽しみに~笑

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