遠くの夕日が

生徒会で遅くなった帰り道。

君と一緒に自転車を引きながら。


霞んでゆく夕日が。

奇麗だな、と。


長くなる。

二人の影が寄り添っていたね。


途中で寄った公園。

誰もいないベンチに。


僕達は。

座った。


君の眼鏡を。

僕が外すと。


頬を赤く染めて。

君は俯いたんだよね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る