息を切らして

「はぁっ・・はぁっ・・・」

膝に手を置いて、君は息を弾ませていた。


体育の授業の短距離走。

運動の苦手な君は。


懸命に走った後。

苦しそうに肩を揺らしていたね。


駆け寄って。

背中を撫でてあげたかったけど。


流石に。

無理だよね。(笑)


だけど。

あの時の。


ずり落ちそうな。

君の眼鏡が。


少し。

心配だった。


僕なのでした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る