第8話 やっぱり目立ってます

「もう!何してんの?」

「いや、だって俺だけどこいけばいいかわかんなかったし」

「言い訳しない!」

「はい、すみません」

「ははっ、鈴香ちゃん強いねぇ〜」

「笑うな!」


ほんとにこいつらは、俺のことを幼稚かなんかと思ってるんじゃないだろうな?


「え?お前思考回路幼稚だろ?」


怖っ。さっきの人といい最近心読める人多くない?


「そういえば、海斗、さっきの人誰?」

「え?誰って、女バスの部長の木島香織先輩だよ?」

「ああ、やっぱりあの人か」


え?こいつもしかして先輩と知り合いなのか?じゃあ鈴香も心読めんのかな?え、超気になるんだけど。


「ねぇ、海斗はさ、あの人とどっかで会ったと思う?」

「え?初対面だけど?」

「そっか、ならよかった」


え?今ののどこにそんな安堵するところがあった?あ、やっぱりあの人危険だからってことか、心配してくれてんだな。


「じゃあ、まあ、俺はここまでだから、またなー!」

「おう、頑張れよ!」

「お前もなー!」

「え?嫌だけd痛っ!」

「ん?どした?」

「いやなんでもない」


こいつ思いっきりつねってきやがった。え、腫れてないよね?さすがにね?


「さあ、海斗、行くよ!」

「え、お前も来るのか?」


俺は当たり前のようについてくる彼女に気になって聞いてみた。


「え?あなたの専属マネージャーだから当たり前でしょう?」

「えーと、いつからここの部活はそんな制度になったのかお聞きしても?」

「あー、あなたの友達の春馬君?だっけが、入部するって聞いて女子が集まっちゃたのよねぇ。だからプレイヤーと同じ数いるから専属で良くない?って先輩が」

「ああ、なるほどなぁ。で、お前とその他大勢は春馬争奪戦に負けたわけだ」

「私は最初から海斗希望にしてたけど?」

「?そっか、ありがとな」


え、鈴香が後ろ向いて震えてるんだけど、俺なんかやっちゃった?あ、笑顔が気持ち悪かったのか、じゃあこれからは笑わないようにしよう!

いや絶対無理だなこれ。


「おーい、雨宮ー!いちゃついてるとこ悪いが急いでくれるかー?時間押してるんだー!」

「あ、はーい」


とりあえず、生まれたての子鹿みたいな鈴香は置いておいて、俺は合流しますか。


「よっし、男子は揃ったな」


え?男子は?


「ねぇ、男バスー、今日の配置何ー?」

「7番だ」

「おっけー」


突如現れた女子が、みんなー7番だってーって言うと足早に去っていった。

うん、何しにきたん?あ、確認しにきたのか。


「おーし、ガードの練習場所はここかぁ?ここだよなぁ?」

「あってるよ、香織」


「あ、あの子、キャプテン負かしてた子だー」

「すごかったよねー」

「「ねー!」」


なんか開始早々すごい見られてるんですけどやっぱさっきのまずかったよね?


まあ、いいや。今は練習に集中しよう。鈴香と澪と結衣にかっこ悪いとこは見せらんねぇからな。


〜???視点〜

なんかネタないかなぁ。

今んとこ色んな人見てるけど一番可能性あるのが隣の人なんだよなぁ。

まあ、気長に待ちますか。

ってか、そっか、観察だけじゃなくて自分で探りに行けばいいのか!

よーっし、そうと決まれば早速色んな部活見に行ってみよーっと!



第八話です!

今日はもう投稿しませんので、続きは明日!

なんかすごい想像より読んでもらえてて、客観的にはいいのか悪いのかわかりませんが、主観的にはとても嬉しいです!

これからもぜひ、楽しんで読んでいってください!

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