覚悟は出来てる

 集会所での愛の告白(マルティアナ談)以降、アレックスはより一層訓練に打ち込んだ。このままじゃダメだ、もっと強くならないといけない。ナフタが定めた訓練メニューに改良を加えるよう訴えたアレックスは、もう無心で取り組んだ。


 ローズが得意とする炎の魔法を捌き、アリアの剣術を受け止める。傷ついた身体はレイナが癒し、聖剣に込めた魔力を体感で操作すべく、マルティアナに身を任せる。

 A級の実力を体験し、聖剣によって身体を作り変える訓練はいよいよ佳境を迎えていた。


「――ふっ、はっ」

『ちょっと肩に力が入りすぎ、もっと脱力を意識してアレックス』

「わ、かった」

『あと少し、そしたら休憩に入っていいから』


 日が沈み、灯りによって照らされた中庭にてアレックスはマルティアナの操作無しで、ひたすら剣を振るう。彼女の操作無しだと普段使い慣れた肉体が一気に重くなった気がした。アレックスは改めて聖剣の凄さを感じつつも、汗ばんだまま一心不乱に動いた。


 そのせいか夜風が肌を冷やす。

 あまりやりすぎたら風邪でもひきそうだった。


『はい! 休憩!』

「まだ……もうちょっと」

『ダメっ! 身体は資本よ。時には無茶も必要だけど……不必要な無茶もある。今は身体を休ませなさい』

「はい……」


 まるで先生のようだなと思いながら、アレックスは井戸から汲んだ水をがぶ飲みした後、タオルで汗を拭う。疲れた身体に冷たい水はよく染み渡る。アレックスは息を整えると、中庭一面に広がる原っぱに寝そべる。


「つかれたー」

『最近特に精を入れてるわね、努力する姿は素敵だけど……自分の限界を見極めてね』

「うん……それはわかってるよ、ありがとう」


 優しく語りかけるマルティアナの声を聞いて、アレックスは反省する。今まで心身共に疲れ果てる勢いで、己を鍛える機会がなかったが故に、どうにも加減がわからないでいた。とりあえずくたばる勢いでやれば良いかなと、ケラケラ笑いながらパーティメンバーに言ったら「アホかい」と言われてしまったのだ。


 身体壊す勢いでやるなんて逆効果、A級の彼女達は本当によくわかっていた。


『にしても急に訓練時間増やすからびっくりしたわ』

「早く……強くなりたかったんだよね」

『もしかして〜……私のため??』


 マルティアナは期待感マシマシな感じで聞く――が、内心アレックスなら違う違うと言うだろうと思っていた。否定されたら悲しいけど、アレックスの言動を鑑みればそう思うのも無理はない。だけどアレックスの答えた内容は、マルティアナの予想を良い意味で裏切った。


「そうだよ、マルティアナのため」

『……っ。へ、へぇ〜……へぇ〜! ふふふ』

「前にエリーナに言われた事さ、覚えてるかな」

『あのクソデカ粗大ゴミキラキラネームハゲ畜生の事?』

「ありったけの悪口……しかも原型ないし」


 担い手に重い愛を向ける彼女からしたら、確かにエリーナは許せないだろう。あの時マルティアナは殺気すら飛ばしていた。もしアレックスが啖呵を切らなかったらと思うと……集会所がスプラッターな事になってたかもしれない。


『やっぱり気にする?』

「まぁね、事実だし」


 エリーナの発言は腹立たしいが、弱いのは事実。

 そんじょそこらの奴より剣は下手くそだ。何もかもエリーナは的外れな事を言った訳じゃないからこそ、アレックスは歯痒かった。


「マルティアナが、僕を担い手だと判断した決め手は何?」


 ふと気になっていた事を聞く。

 これだけ愛を向けてくれる理由が知りたかった。


『顔がタイプ』

「ぇええ!? じょ、冗談だよね?」

『あながち冗談でもないわ』

(い、意外とルッキズムまっしぐらな感じなのかな……。つっても僕そんなかっこいい部類でもない気がするけど)


 お世辞にもイケメンと言えないとアレックスは思っていたが、実を言うとそれなりに端正な部類ではある。王子様みたいに分かりやすいイケメンではないが、親しみやすさは感じやすい顔立ちだ。ただアレックスは自己評価が低くく、褒められたとしても素直に受け止めなかった。


『だって私、顔を含めて性格とか、勇気あるとことか頑張り屋なとことか全部好きだもの』

「う……」

『だからあながち冗談じゃないのよ? だってアレックスという存在そのものが好きだもの。魂まで含めて』

「わ、わかった……ありがとう」


 だが聖剣は顔どころの騒ぎじゃなかった。

 そら全部好きなら顔だって入るわなと、アレックスは照れ臭そうに顔を背ける。


『変に気負わなくていいわよ、アレックス』

「……うん」

『もう私は認めてる、焦る必要はない。ゆっくりでもいいから着実に強くなりましょ』

「うん……わかった」

『もし苦しかったら、いつでも言ってね』


 これはアレックスが無茶をしすぎない為の楔だ。

 マルティアナはアレックスは自己評価が低い故に、仲間達に危機が迫った際に彼が何をするか、容易に想像がついていた。彼は本気で自分の命を後回しに出来るという、異常な行動が出来るだろうと。


(貴方が私を握りしめた瞬間、理解したわ。そういうとこは変わらないのだと。だから二度と繰り返さないように、私がアレックスを導く必要がある)


 もうあんな事はごめんだ。

 これ以上心引き裂かれるような事なんて経験したくない。だって既に1000年間……私はずっと苦しかったのだから。


 ただそんな悩みをマルティアナはアレックスに教えたりはしない。罪悪感や同情で彼を縛るような事だけはしたくないから、マルティアナは敢えて何も言わなかった。


「マルティアナ」

『なぁに、担い手さん愛する人

「マルティアナも苦しかったら言ってくれ」

『……っ、私は……平気よ』


 そう言われてマルティアナは言葉を詰まらせるが、アレックスはそんな彼女の心の傷に、優しく触れる。


「本当? だって1000年待ったんでしょ? 何かはあるよね」

『あ……う』

「いきなり全部とは言わない、いつか話せる時が来るまで僕は何年でも待つよ」


 本当に……この人には敵わない。

 マルティアナは何も言ってないのに、察してくれるアレックスに深く深く感謝していた。あれだけ無茶苦茶な事を、嫉妬から愛憎やらで言ってしまっても突き放さず、大事に思ってくれている。それがたまらなく嬉しかった。


『……いつか、いつか、ちゃんと言うわ。私自身の事を』

「うん」

『だからその……待っててくれるなら、嬉しい』

「当たり前でしょ、僕は担い手なんだから」


 ふふんと笑ってアレックスはまたゴロンと寝返りをうつ。夜空一面に広がる星々が、まるで2人を祝福するかの如く輝いていた。


『あ、でもこれはすぐ言える。愛してるわ』

「んなさらりと言えるセリフだっけか……」


 アレックスは困り顔を浮かべたが、嬉しさからほんの少し口角が上がる。重たい愛情も慣れてしまえばかわいいもんだなと、アレックスが思っていると視界の端から人影が見えた。


 しかもかなり強大な魔力を持っている。

 少なくともパーティメンバーより、力は強い。アレックスはすぐに起き上がってマルティアナを手に取り、身構えた。


「おっと……驚かせたか、すまない」

「あなたは……?」

『む、そこそこやるわね……この男。でも……何か身に覚えが……。気のせいかしら』


 アレックスの目に映るのは――浅葱色の髪をした貴公子。

 ハイベルズ王国騎士団の最高戦力の1人、ルカ・ペルシオンだった。


「ルカ、ルカ・ペルシオン。この国の騎士団を率いらせてもらってるよ」

「王国騎士団団長……!? すみません! 誰か一瞬わからなくて……剣を」

「ああ、大丈夫。君に落ち度はないよ、むしろ知らない魔力を感知して警戒に移る動きが出来て、私は感心してしまったよ」


 ルカは爽やかスマイルでアレックスを褒めちぎる。決してお世辞ではなく、本心から思っているのだろう。何だこの完璧イケメンは……とアレックスはたじろいだ。


「ま、まぁ、結構鍛えたりして身体を作り変えてきましたので」

「ふむ……ついちょっと前まで戦闘経験無しの一般人だったのだろう? そこからよく魔力を感じるまで磨きあげたものだ」

『まぁ私がアレックスの肉体を自分好みに作り変えたんで』

(言い方ぁ)

 

 アレックスが微細な魔力から、その人物の強さを察する事が出来るようになったのは、ひとえにマルティアナによる肉体強化のおかげだった。長時間に渡って超強力な聖なる(意味深)な魔力を肉体に注ぎ込まれ、アレックスの肉体は変異――常人よりも強い力を出せるようになってきた。


 だからある意味、自分好みに作り変えたという表現は正しかったりするのだ。


「けほん……まぁ僕も必死だったので。しのごの言うよりまずは鍛えなきゃって思ってましたし」

「ふむ、良い心がけだ」


 ルカは後ろに手を回して、ゆったりと歩く。ただ歩くだけで気品が漂ってきて、アレックスは圧倒されていた。


「試験はいつから?」

「えーと……明後日からです」

「詳しい内容はまだ決まってないのか?」

「はい、確か決まってなかったと」


 アレックス最初の試練、ソロでのモンスター討伐クエストクリアは明後日に始まる。ただ何を倒すかは教えてもらっていない。決まっていないと答えたものの、当日にならないと教えてもらえない可能性もあった。


「急拵えなので、僕自身そんな難関なクエストをやらされるとは思ってないですが、楽な訳ないとは思ってます」

「ははは、確かに……試練が簡単じゃ試練とは言わないからな」


 それにしても団長は何しに来たのだろうかと、アレックスはそればかり思っていた。もしかして本当に様子見に来ただけなのか――そう思っていると、ルカは少しばかり真剣な表情をして此方を見てきた。


「君がクエストをクリアし、魔獣問題解決の旅に出る。しかし君らの敵は魔獣だけじゃない」

「……!」

「君は知っているかい? 聖剣が実は自らを真の勇者であると名乗る連中から狙われてる事を」

「いえ……」


 真の勇者――聞こえは良いが、何となく嫌な予感もする響きだ。


「ディアナ教にはね、色々な派閥がある。ナフタのように穏健な思想を持つ者は、聖剣に相応しい人ふは力や血に優れた者ではなく、剣自身が決める事だという。しかし今この世界で着実に力を増しているのは、前述したように……力や血が優れた者が聖剣を持つべきという過激な思想を持つ連中だ」

「それが真の勇者を名乗る連中ですか」

「その通りだ、君に立ちはだかるのは現代の勇者達も含まれるだろう」


 現代の勇者……とアレックスはポツリと呟く。

 ルカによると彼らは聖剣に選ばれているわけではないが、既に強力な力を持つ者達だという。彼らはある国を根城にして、魔獣を倒したり……国家や世界に仇なす者を滅ぼす事で権威を示している。だがその過激な思想と畏怖を与える振る舞いから、忌み嫌う人々も少なくないらしい。


「旅を進めていけばきっとぶつかる」

「今の勇者が……敵になると」

「間違いなくな……。つまり聖剣はそれだけ多くの敵から狙われる存在であり、担い手は立ち向かっていく。ついこないだまで平和な暮らしをしてきた少年が……だ」


 ルカは改めて問う。


「アレックス……それでも君は担い手としてこれからの人生を歩めるかい?」

「はい」

「……思ったよりノータイムだったな」


 てっきりちょっと戸惑うかと思ったルカは、額にでっかい汗を流して答えた。個人的にかなり脅しっぽく言ったつもりだが、アレックスは全く堪えていない様子。


「ルカさんは優しいですね」

「ん……? 何故だい? 私は実質君が本当にやっていけるのか――」

「だって、まだ引き返せるよって言ってるように聞こえたので」


 アレックスの一言は的を得ていた。ルカはここで彼を試し、万が一覚悟がなければ聖剣を戻すように言うつもりだったのだ。何せ担い手は敵が多すぎるのだ。実力者でさえ苦戦する魔獣や魔族の類いはもちろん、勇者達という勢力までいる。

 しかも旅をしていけば、それ以外にも脅威になるモンスターにだって出会う。


 何の実績もない少年には、重すぎると思ったルカの分かりにくい親切心でもあった。


「ルカさん、僕は確かに最初こそ引き抜いた報酬目当てでしたよ」

「ふむ」

「でも引き抜いたからには、責任が発生するぐらいはわかります。混乱はしましたが選ばれたからには投げ出さないです。きっちりと……この身が戦えなくなる瞬間までは担い手続ける覚悟ありますよっ」


 そう言ってアレックスはニコリと笑う。

 ちなみにマルティアナはルカに聞こえないのを良いことに、めちゃくちゃ好き好き言っていたりする。アレックスはやや顔をひくつかせていたが……。

 

「あはは……こりゃ一本取られたかもね」


 ルカはみくびりすぎたなと反省した。

 彼はちゃんと担い手だった。

 

「へへへ、腕っぷしじゃ無理でしょうけど……」

「そんなことはない、聖剣と共に成長すれば私なんて敵じゃなくなるぐらいは強くなるさ」


 ルカは爽やかに笑う。

 どうやら心配は杞憂だったようだと安堵したルカは、アレックスの肩に手を置く。


「明後日の試験、頑張りなさい」

「……! はい!」

「君なら大丈夫さ、これからも……ね」


 そう言ってルカは手をヒラヒラと振って去っていった。アレックスは団長というからには、かなり厳しい人だったりするのかなと思ったが、想像以上に明るく話しやすくて困った時は頼ろうと考えていた。


「いい人だったなー……」

『気品に溢れる人ね。ああいった手合いは信頼出来るわ』

「マルティアナもそう思ったんだ」

『経験則からね、わかるのよ。にしても……真の勇者ねぇ』


 マルティアナは真の勇者という単語に、えらく引っかかるものを覚えていた。勇者というのは自ら名乗り上げてなるものではなく、血反吐を吐いてまで積み上げてきた功績と実力が人々に評価されて、初めて許される名前なのだ。


 今の話を聞いて、マルティアナには自分を狙う「真の勇者」とやらに、魔獣や魔族以上に嫌悪感すら覚えていた。あれだけ苦労した結果が……こんなくだらない思想を生み出すきっかけになってしまったとしたら、それは間違いなく――


『――本当……不愉快な名前だわ』


 1000年前に戦ってきた自分と、仲間たちへの冒涜他ならないだろう。

 マルティアナは明確な怒りを宿した一言を、アレックスに聞こえないように吐き捨てた。



 ◇◆◇



 ハイベルズ王国から東に5キロ――ヴェンズの森。

 

 王都から少し離れたこの場所には、ヴェンズの森という広大な森林が広がっている。この国は通称――緑の王国と呼ばれるほど、自然豊かな国土が広がっており、モンスター含めた動植物が多数生息している。その脅威度の振り幅も凄まじく、初心者でも倒せるレベルからB級クラスを推奨される中難度までと様々だ。


「グ……ゥゥ」

「ロロロ……」


 そんな森の中で、3匹のトロルがのそのそと歩きながら仕留めた鹿や馬を、引き摺りながら巣穴に運んでいた。トロルは知性のない比較的小さなだ。とは言え厳密に言うと巨人と同じ分類ではない。この世界においてトロルはオークに近い種族であり、身長3メートルはあるオーク最大種の1つだ。


 彼らは数匹の仲間を作り、洞窟や廃墟を根城にして縄張りを張り巡らせて、その圏内に入った動物を棍棒やかつての冒険者が使っていた武器で仕留めて、巣穴に持ち帰って食べたりする。彼らの本質は野生動物と同じなため、言葉を用いて話すことは出来ないが、喉を鳴らしてお互いにコミュニケーションを図れるのだ。


 そして人々からの扱いは多少頭が回るクマのようなもので、人の生活環境に入ってきたりすると討伐クエストが張られて、冒険者達が対応したりする。


 そんなトロル達だが、今回は珍しく人里に近い場所で巣を作っていた。こうなってくると近々目撃者が現れてクエストが張られたりする。


「ググ……」

「――ッ!!」


 イボだらけで不潔極まりない深緑の体表をポリポリ掻きながら、トロルは捉えた鹿を殺そうと手に持った棍棒を叩きつけようとする。


「グ……?」

「……オオ?」

「……」


 このままでは鹿は撲殺されて噛み砕かれる――しかし3匹のトロルは一斉に動きを止めた。誰かが背後にいる、しかも自分達より強くて凶暴な存在。

 

 野生の勘でトロルは武器を構えて、後ろをふりかえった。


「汚らしい害獣だな」


 其処にいたのは黒いフードを被り、ボロ布みたいなローブを着た謎の人物だ。

 身長はかなり低くく、150センチほど。トロルの手で簡単に潰せる大きさなのだが、実際は真逆の立ち位置にいた。


 この黒い人は自分達を1秒かからず殺せる。

 これは相手にしてはいけない――トロル達は恐怖から身体を固まらせた。


「だが役には立つ」


 静かにローブを着た人がそう言うと、袖から黒い瘴気が漏れ出した。瘴気に当てられた草木は見る見るうちに枯れていくが、中には気色悪い色合いになったり、不自然なまでに蔦を伸ばすといった変化を齎した。


「使わせてもらうぞ」


 そして謎の人物は瘴気をトロルに向かって放出、逃げようと思った3匹だったが、先手を打たれてはどうしようもない。成す術なくトロル達は飲み込まれていき――絶叫をあげた。


「「「ギャァアアアァアアア!!!」」」


 肉が裂け、骨が折れて、澱んだ血が草木を濡らす。トロル達は耐え難い痛みに苛まされながらも、ゆっくりと己の肉体が異形に変化していく様を見ていた。


「ほう? 意外に順応したか……まぁいいだろう。にしては頑丈らしい」


 本来備わっていたトロルの本能は焼き尽くされ、彼らはこの不気味な人物にとって都合の良い存在に作り変えられていく。


「標的を設定……」


 不快な音をBGMにして、黒き影は狙いを定める。

 目的なもちろん……忌々しい光を宿す剣を持つ者だ。


「担い手が来たら手足を捥いで連れてこい、聖剣もな」


 

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