W5 スターダストスピードウェイ
サライにいつのまにか乗ったモコローは、サライに尋ねる。
「結局、サレスってどこにいるの?」
「やっと聞いてくれた」
「え面倒な車っ」
「GPSによると、この先にあるスターダストスピードウェイにいるらしい。そこは空に浮かぶ高速道路だけど、何をするつもりだ?」
「もしかして…あの幼児化させる光を放って利用者を幼児化し、交通事故を起こさせるとか⁉︎」
「え、マジだったらヤバくね それ…早く行くぞ掴まれ!!」
サライはスピードを出し、スターダストスピードウェイの入り口に着く。しかし腐ってもサライは歩行器なので、高速道路で走る事ができない!
↓モコロー
「ETC車載機が無い!…そっか、歩行器だったね君は」
「やかましいわ。まずモコローは免許取ってんのか?」
↑サライ
「あヤベ取ってない」
「ハァ?」
「まぁ大丈夫でしょ、警察に見つからなければ」
「テンプレ犯罪者 乙」
「さすがに冗談だよ。どうしようかなぁ…」
「おい あれ見ろ!!」
サライがスターダストスピードウェイの奥を見つめる。
「あれは………サレス⁉︎」
なんとスターダストスピードウェイの中心にサレスがいた!
含み笑いし、ローブの中で ごそごそ とし始める。
↓モコロー
「あの挙動は…幼児化の光だッッ!」
「あ そうなん?ヤバくね。マジでモコローの言った事しようとしてないか⁉︎」
↑サライ
「あのーすみませーん」
ダンゴロというピンク色のダンゴムシがモコローたちに話しかけてきた。
「利用者様の邪魔になるので、早くそこを どいてください」
「おや、その形…良いじゃないか。少し貸してくれ、体を」
サライは そこをどく どころか、ダンゴロに近づいてきた。
「はぁ何を仰って…って、ちょっ、やめてくださいッ!
抵抗しませんからっ、そ、そこを触らないで!あ、ダメぇ〜ひゃぁ〜、おかしくなっひゃうゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥu」
※しばらく お待ちください。
さらに今度は、ビームシという赤と黄に点滅する球体がついたハエが来た。
「ダンゴロ先輩、何サレてんですか!お客様、今すぐに ここから出ていきなさい!」
「お、また良い人が来たな。ちょっと体貸して」
「ハァ何言ってるんですか?真面目になってください!他のお客様の迷惑です。
だいたい私を使って どうするつもr…⁉︎ちょっ、待ちなさい!は、離しなさい!」
「え…サライぃ、その辺で やめといた方が良いよぉ」
「きゃっ、やめてッ!そこを触らないでッ!あぁ、あああ!」
※しばらく お待ちください。
「さぁ今度は誰来るかなぁ〜」
↑サライ
今度はぺターキーというモンスターが現れた!
一つ目のついた胴体で足はカニのような、いかにもモブって感じの奴だ。
「お引き取りください、お客様…(イケボ)」
「君は…貸してもらわなくても良いよ」
「ここスターダストスピードウェイは、皆さんが安全かつスピーディーに ご利用できるよう、我々は日々 尽力しております。
ですが、あなた様方のような お客様は、他の お客様の ご迷惑となるため、速やかに お引き取り願います」
「嫌です。はい次」
「え……ボンバーぺターキー先輩!」
ぺターキーは誰か呼ぶ。
そして現れたのが、ボンバーぺターキー。黄色いペターキーだ。
↓ボンバーぺターキー
「ワタシの部下が、世話になったようだ…クソガキ共」
「いや、僕はクソガキじゃない。今すぐ あのサレスの所へ向かわないと、この辺が危ないんだよ!」
↑サライ
「逆らうつもりか…ならばワタシが自爆して貴様らを皆○しにするまで!
あ、サンダーぺターキーでも呼ぼうかn」
「体…貸せ…」
「??????」
※しばらく お待ちください。
「完成したぞッ、ついになぁ………」
サライは呆然とするモコローに自慢した。
彼が作っていたのは、ボンバーぺターキーとビームシとダンゴロを組み合わせた車だ。
ダンゴロがタイヤ、ビームシがヘッドライト、ボンバーぺターキーがイスという感じ。
「この車は、車とついているが車ではない。だから高速道路を走る事ができる!!」
ドヤ顔のサライと疑問符のモコロー。
「どういう理屈⁉︎
あと高速道路を自動車 以外の方法で通行しちゃダメと定められているんだよ?
違反をすると、3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金!」
「こいつら が払ってくれるから平気だよ。早く行こ!」
「え」
「「「俺ら?」」」
↑ボンバーぺターキー、ビームシ、ダンゴロ
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