W2 スタジオポリス
2人が来たのはネオン煌めく夜の街。国全体が映画スタジオとなっている場所だ。
「ひゃぁ、もう夜かぁ。どっかホテルに泊まろうよサライ?」
「ガキしかいない世界にホテルがある訳無いでしょ。
それに もし仮に大人がいたとしても相手してくれるか わかんないだろぉ?」
「えぇ…」
「よぉ怪物共 諸君」
何の前触れも無く突然、ぶら下がった紐に釣られている目のついたマイクが降ってきた。
「だ、誰だ君は」
↑モコロー
「俺はマイスパーク。これから革命を起こして最強の存在になろうと思う者だ。
まずは お前から革命させてもらう!」
「どゆこと?」
「ハァ⁉︎革命だぞ!俺は全ての党を滅ぼし、俺だけが中心の世界へと変えるのが夢だ」
「なんか君 子供に戻っても あんま変わらなそうだね」
↑サライ
↓マイスパーク
「何言ってる。とにかくお前らを革めってやる」
「脳の革命は まだまだみたいだ…」
マイスパークは放電し始める!
ズバァァァァァァァァァァァァン
「!…」
サライはすぐにバックして放たれた電気から離れる。
マイスパークは舌打ちしてサライに怒鳴った。
「クソッ、ゴミ国民め。いつもいつも選挙から逃げてばっかし。
お前ら、はよ こっち来いや!このクソガキが!」
「来て良いの?」
「そうだ。さもないと、消費税を60%くらい上げてやる。デモを起こしても無駄だ。
俺は どれだけ ぼろくそ言われようが絶対諦めない」
「増税マイク」
「ハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ?」
「草ww」
「サライ、この人 多分 何言っても無駄だよ!きっと政治というものに憑依されているというか…とにかく降りる気配がしない」
↑モコロー
「それでも文句を言うのが俺らだよ。都合の良い世界にしたけど選挙めんどい から行きたくないけど やっぱ下ろしたい奴は下ろす精神がやめられない止まらない」
↓マイスパーク
「俺のどこが嫌いなんだ若造」
「思考と精神」
↑サライ
「そこが逆に良いんだろうがァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!俺の見た目とギャップ萌えだろッ」
「小説だから姿わかんないよ」
「確かにッ」
「住民と口論になる時点で終わりでは」
↑モコロー
「Σ('◉⌓◉’)」
マイスパークは絶望したような顔で2人を見つめた。
「チッ、国のトップ(仮)を怒らせた。それだけの理由で貴様らを追放する。悔しがれ若造!」
ズバァァァァァァァァァァァァン
彼はまた放電攻撃を繰り出す!
しかし紐に繋がれているせいで自由に動き回る事ができず、モコローたちには当たらなかった。
「は…?」
「じゃあ さいなら」
「また会おうね」
サライとモコローはマイスパークから距離をおきながら、走っていった。
逃げるように…。
「⁉︎……くくくくくくくくっ」
マイスパークは怒りのあまり、天に向かって叫ぶ!
「民○主義に逃げるなァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
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