第3話 お~いお茶

今回のキャップも素晴らしい。暖かみを象徴するかのような鮮やかなオレンジに、赤バックの白いフォントの「日本のお茶」との主張。そして、真ん中よりやや下部に「お~ぃお茶」とある。特筆すべきはこの「お~ぃ」の「ぃ」の大きさだ。気をてらったかどうかは定かではないが、単純に「お~い」と大文字にするとして比べると、その呼び声の「儚さ」「消え入りそうな木霊」が見て取れるようでもあり、また大きなフォントの「お茶」もまた、この飲み物がお茶であるということの視認性を大いに高めている。キャップ最下部には「あける」との表記と、右に向けて捻るという意味の右向きに弧を描いた矢印があって、サポートも忘れない。まとめると、今回のキャップは、老若男女に訴えかける、まさに、ホッとして「お~ぃ」との呼びかけに答えたくなる、そんな一個だと思った。

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