対戦
猪に向き直ったはいいものの、どう攻撃していけばいいかわからない。そんなことを考えているときに、猪が素早く動き突進してきた。
無論、俺は植物ボディなので動けない。するとウルミが横から猪にぶつかってバランスを崩させた。どうやら守ってくれたようだ。
攻撃に横やりを入れられて怒った猪は、森全体に響くような咆哮をし、魔法かなにかで岩を生成し飛ばしてきた。
ウルミは、翼を羽ばたかせることによってできる風で、俺は、数本を束にして頑丈にした蔓で攻撃を受け流したり防いだりした。
しかしこのままでは猪に押されたまま負けてしまう。
そこで俺は、こっそり練習していた、魔法で風でできた斬撃を飛ばした。猪に斬撃が当たると、猪はこちらをロックオンしたのか集中的に攻撃してくるようになった。
そのすきにウルミが猪をくちばしでつついたりして、攻撃していく。猪は攻撃の目標を搾りきれず、混乱する。
そのまま、猪はこちらに突進した。あらかじめウルミには作戦を伝えておいたから、今回、ウルミは猪の突進をとめない。
もうすぐぶつかるといったところで、俺は、蔓を猪の体に巻き付けた。そりゃもうぎっちぎちに。最近気付いたことだが、養分吸収は根からだけでなく、葉や蔓からでもできるらしい。
そう、俺は猪の体からおもいっきり養分を吸いとっていった。
数十分たった頃、レベルアップの通知が来た。つまりは猪を倒せたのだ。
それと同時に進化も可能になり、数分ウルミと喜んだのち、進化先を選ぶことにした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます