今後の方針
それからはたまにやって来るモンスター達を倒しながら少しずつレベルアップしていった。
レベルが5ほどになったころ、ふと自分のこれからの計画について考えてみた。
まず、大きな目標は最強になること。そのためには強い敵やいろんな人たちと関わっていかなければいけない。でも、まず最初に達成するべきなのはやはり、移動方法の問題だ。今の俺にはその手段がない。つまりはやばい。せめて足じゃなくてもいいから、動きたい。
その事をウルミに相談してみたら、地面から離れることができるなら運んでくれると言ってくれた。
願ってもない申し出だった。
となるとどうやって地面から離れるかだ。もちろん俺の根っこは、地面からは引き抜けない。
また、進化を待つしかないのか…。
そんなこんなでウルミとの生活にもなれてきた頃、いつもより敵の数が少ない日があった。
少し疑問に思ったが、気にしないでいると、大きな足音と一緒に木々の間から大きな猪が現れた。
いつぞやの森の主だ。
思ったよりもはやく再会することになったが、俺は進化をしたし、何より今、この場には、ウルミという協力者がいる。
俺は、覚悟を決めて奴に向き直った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます