またもや進化
出された進化先は、
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人類が確認したもので最後の記録が、五百年前のものになるほど希少な木。
精霊が宿ると言われており、非常に遅くはあるが移動も可能。
植物や動物に寄生し、養分を吸い取る草。
宿主が移動する場合のためあらゆる環境への順応がはやい。
実は寄生していなくても一年ほどは生きていける。
謎ノ種
いったいどんな植物になるかわからない植物の種。空を飛び、地面で発芽する。その土地の環境にあった植物になる。
この種から発芽した植物は成長速度が他に比べてはやい。
しかし種の状態では動けないし、周りも見えない。
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ついに、ついに移動手段ができそうだ。
さあ、どれを選ぼうか。
小型動木は、移動ができるし、木になることで、力も増えそうだ。でも移動は遅いみたいだし、何より、小回りが聞かなそうだ。
寄生草は、寄生することで自分で戦わなくても、栄養が得られるが、寄生する相手がいない。一年ほどは生きれるといっても、限界があるだろう。
謎ノ種は、明らかに異質な存在だが、とても気になる。成長速度がはやいのはありがたいが、それと同時にリスクもあるのが心配だな。
少し考えて、俺は謎ノ種を選ぶことにした。理由は新しい環境に行きたいのと、好奇心が押さえられなかったからだ。
俺が違う土地に行くと言ったら、ウルミはついていかせて欲しいと言ってくれた。こちらからしたら願ったりかなったりだ。
もちろん承諾し、俺は進化を始めた。
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