急速充電体質

子どもと24時間365日お付き合いしていて驚くことの一つが


回復力


である。

もちろん子どもによりけりではあるかもしれないが、その回復力たるや垂涎ものである。体力然り、お肌の新陳代謝然り。


何よりも羨ましいのが体力である。

彼らはうたた寝5分で夜10時近くまで遊び続ける体力を回復するのだ。その前にどれだけ遊びこんでいても、である。


午前10時ごろより遊具の充実した公園へ放ちに行き、昼食をその公園で食べ、食後に追加2時間弱を遊びこむ。もちろん彼らに「体力温存」などという考え方は持ち合わせていない。常に全力フルスロットルで動くのが基本。と、いうわけで、帰路で寝てしまうのはよくあること。自転車にしろ電車にしろ、5〜20分の睡眠を取れば


充電完了


なのである。さぁ親の夜の時間は無くなった。

なぜなら親は昼寝もできない、いや、昼寝如きで回復できる身体ではない。なんなら数日前からの疲労を引きずっている。疲労の蓄積された身体は、寝かしつけ時に一緒に寝落ちしないでいることは不可能に近いのだ。子どもより先に寝てしまうことも少なくない。


急速充電体質、羨ましい限りである。

若いってこういうことだ。

新陳代謝も活発なだけに回復力が高いのだろうと推測している。


しかし面白いのは、2時間昼寝しようが5分うたた寝しようが、就寝時間は等しく遅くなるということ。とにかく脳を休ませる瞬間を少しでも作ると寝る時間は昼寝時間に関わらず1時間半ほど遅くなる。そういった点では昼寝してもらったほうが日中の「親の」自由時間の確保ができるのかもしれない。しかしそれも年齢が上がるとともに関係がなくなっていく。



そんなわけで、夕食直前にうつらうつらしているのを見ると絶望的な気持ちになる事がある。もう少し耐えてくれればよかったものを…!と。必死に叩き起こしてもう遅い。うたた寝5分は昼寝2時間と同じなのだから。



彼らの睡眠は非常に興味深く考えると色々面白いのだが、そんな事より親はとにかくさっさと寝てほしいと思うのが本音である。日常生活に科学的な考察をする余裕はないのだ。



大人にできる事

それは筋トレをして彼らの回復力に負けない体を作っておく事なのである。





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