第一章 死体役令嬢の奮闘②



「ねぇ、聞いてる?」

(ひいぃ!)

 まされたナイフのようなとがった声に、メルディはようやくわれに返る。

 表情は笑顔のままだが、確実にこちらをけいかいしているのが伝わってくる。

 どうするべきか考えはまとまらないが、とにかくあいさつが先だとメルディは頭を下げた。

「ジェイク殿でんにご挨拶申し上げます。私はメルディ・フロトと申します。殿下とは存じ上げませんで、失礼をいたしました」

 こんなにきんちようするカーテシーは生まれてはじめてだと思いながらメルディはひざを折る。

 ジェイクは作ったような笑みを一ミリもくずさずにこちらを見たままだ。

「僕のことは知ってるみたいだね」

「と、当然でございます。ジェイク殿下を知らない者などこの国にはおりません」

「フロト……だんしやく家か。へえ、この学園に入学するなんてずいぶん優秀なんだね」

「おめ頂き光栄です」

 冷やあせをかきながらもメルディは必死に取りつくろう。

 好青年ぶっているジェイクだが、実際はかなりの冷血漢だ。

 自分にとって危険だったり、使えないと判断した人間はためらいなく処分し、切り捨てることができる人間だ。

 この笑顔の奥で一体何を考えているのかと想像するだけで心臓が痛くなってくる。

「それで、どうして春休みにこんなところにいるのかな」

 絶対にされないぞという圧に泣きそうになりながらも、メルディは必死に笑顔を作った。

「ええと……実は、学園の見学に来たんですが道に迷ってしまって」

「見学? 部外者は校舎内に立ち入り禁止なのに?」

 さぐるような瞳がメルディを見ているのがわかる。

 まるで心の奥までかされているようなその視線に、足がガクガクとふるえそうだ。

「はい、その……入学式前に不安になってしまって……ええと……お手洗いを借りようとしたら……迷子になって」

「ふうん」

 わずかに細められた目には疑いの色が混ざっているのがありありと伝わってくる。

 ジェイクは天才だ。少しでもこちらの言動にかんがあればかれてしまうだろう。

「でも今、図書室に行こうって言ったよね?」

「そ、れ、は……」

「それは?」

 青い瞳がまっすぐにメルディを見ていた。

 油断したら殺される。そんな予感でのどがひりつくようにかわく。

 げるべきだとはわかっているが、逃げたところで顔を知られてしまった。

 ジェイクのことだ。メルディのことなどすぐに調べてしまうだろう。

(ええい、ままよ……!)

 なやんでも命が助かるわけではない。メルディはカッと目を見開くとジェイクに勢いよく頭を下げた。

「実は、ここの図書室には貴重な本がたくさんあると聞いて、どうしても読みたくてこっそりしのび込んだんです」

 うそは言っていない。嘘は。

 何せメルディの目的はここの図書室なのだ。

「図書室に?」

「はい! 私、実は三度の食事よりも読書が好きでして」

 ハキハキと答えてみたものの、冷や汗がすごい。

 頭の中はこの場をどう乗り切るかでいっぱいだった。

「うちの図書室に、そんな貴重な本なんてあったかなぁ」

 小首をかしげるジェイクは不思議そうではあるが、どうようした様子はない。

(演技の可能性もあるけど、きっと、まだだわ)

 もしもう手に入れていたとしたら、ジェイクはこんな所にいるはずがない。

 気付かれないようにメルディはごくりとつばを飲み込む。

あくしようかんの書はまだ図書室にあるはず!)

 メルディがこの学園にしんにゆうしようとした最大の理由であり、このゲームのキーアイテム。

 いにしえの悪魔を召喚する方法が書かれた、のろいの書。

 かつてこの世を手に入れようとした悪の魔法使いが書いたとされるその本は、何の因果かこの学園の図書室にふういんされているのだ。

 ジェイクはその本を、入学式の直前に図書室で発見してしまう。

 悪魔召喚の書には所有者の願いをかなえることができる悪魔を召喚する方法が書かれており、ジェイクはその本にとんでもないことを願ってしまうのだ。

 世界のルールの書きえ。力こそが正義。実力のないものは、たとえ親であってもはいじよすることが叶う世界。

 ジェイクの壊れっぷりはもはや人知をえていた。

 そして悪魔が望んだだいしようこそが、清き乙女おとめたましい

 そう、主人公の命だ。

 ゲームしゆうばんで語られることだが、主人公はかつて悪魔を封印した聖女の生まれ変わりで、その魂はどこまでも高潔で強い力をめている。

 悪魔はその魂をどうしても手に入れたいらしい。

(あのエピソードもなかなかに悪魔側のしゆうちやくが出ていて良きなのよね……ってちがう!)

 きようのせいか思考が明後日あさつての方向に飛んでいたが、それどころではない。

「この学園には古今東西の本が集まると聞いておりまして、きっと私が読んだことのない本がたくさんあるはずなのです。私、どうしてもまんできなくて」

 我ながら苦しい言い訳だと思うが、ここでくじけるわけにはいかない。

 なんとしてでもジェイクを誤魔化さなければ。

(どうか信じてくれますように)

 いのるような気持ちでがおを作り続けていれば、ふうんと興味なさそうな声が聞こえた。

「なるほどね。わかったよ」

「えっ」

 思わずけな声がれた。

 顔を上げれば、ジェイクはさわやかな笑みをかべている。

「君はずいぶんと勉強熱心なんだね。それはらしいことだ」

「あ、ありがとうございますぅ」

「でも図書室には君が言うように貴重な書物がたくさんあるからね。部外者を入れるわけにはいかない。入学後も学年ごとに立ち入れる区画が決まっているし、一年生の間はいつぱん的な書物しか見られないよ」

 ぴしゃりと言い切られてしまい、メルディはがくりと首を折った。

(それはそうよね……)

 ジェイクの言い分はもっともだ。ゲーム中でも入学当初は図書室の奥に入ることは禁じられていた。だからこそ、こっそり忍び込もうとしていたのに。

「でも……見るだけなら上級生の付きいがあれば許されるかもね」

「……! ほんとですか!」

 メルディはエサを前にした犬よろしく顔を見上げた。

 光の加減なのか、ジェイクの青いひとみいつしゆんだけきらめいたように見えた。

「とにかく、どのみち入学後かな。そのうち僕が案内してあげるよ」

「わ、わぁ、光栄です」

(無理。ぜったい無理)

 心の中で悲鳴を上げつつメルディは笑顔を作る。

 黒幕であるジェイクといつしよにいたら、たとえゲームが始まらなくてもどこかで始末される気がする。

 とにかくここはおん便びんきよを取るのが正解だろう。

殿でんにお会いできて良かったです。それじゃあ私はそろそろ失礼しますね」

 これ以上一緒にいたら絶対ボロが出る。

 ていねいにおをして去ろうとしたメルディだったが、それを止めたのはジェイクの不思議そうな声だ。

「どこに行くの? 君、迷子だよね」

 ピタリと足が止まる。

 そうだった。そういえばそういう設定だった。

「えっと……殿下にお会いできたことでびっくりして道を思い出しました。入り口までは行けそうです」

「そう? この校舎、案外入り組んでるから僕が出口まで案内してあげるよ」

「いえ、そんな……これ以上ごめいわくをおかけするわけにはいきません」

「気にしないで。よく言うじゃないか、情けは人のためならず、って。いつか僕に恩返ししてくれればいいからさ」

 それが何よりこわいんです。

 じようだんっぽく言っているが、ジェイクは多分本気だ。今ここでジェイクとの間に貸し借りを作ってしまったら、この先絶対に良くないことが起こる。

 どうやって断ろうとメルディが思案していると、ジェイクが顔をのぞき込んできた。

「それとも……僕の提案はいや?」

「とんでもない」

 逆らえない。本能がそう告げていた。

「じゃあ行こうか」

 にっこりとした笑顔に何もかもを見透かされている気分になる。

「……ありがとうございます」

 棒読みにならなかっただけえらいと思う。

 真っ白な灰になった気分でジェイクの案内を受け入れることにしたのだった。


「…………」

 広く長いろうを歩きながら、メルディの心は死にかけていた。

 死にたくなくて学園に来たはずなのに、未来で自分を殺す男と歩いている。

 コメディにしても笑えない。シュールすぎる。

 ちらりと横を歩くジェイクを見れば、まばゆいほどの顔面がそこにある。

(さすが人気キャラクターなだけあってかっこいいけど……ほんしようを知っているだけにこわい)

 ちらちらと横目でジェイクの顔をついつい何度もぬすみ見てしまう。

(それにしても早すぎない? なんでジェイク様はここに?)

 ファンディスク収録の前日たんでは、ジェイクは入学式前日に資料を探すために立ち寄った図書室で本と出会うことになっている。

 だが、入学式まではあと六日もある。

 ジェイクが学園に来るのは前日だけだと信じていたからこそ、学園の見学を急いだというのに。

 見つかった以上、さといジェイクをかわして図書室に行くのは不可能だろう。

(明日また見学に来る? ううん、さすがにもう無理かも)

 絶望的な気持ちになりながら、メルディはとぼとぼと廊下を歩く。

 せっかく勇気を出してここまで来たのに、何も成功しなかった。

 このままゲーム通りジェイクは悪魔召喚の書を手にしてしまい、メルディは入学式の日の夜に殺されるのだろうか。

 出口へと向かう長い廊下が、まるでけいしつこうへの道のりのように思えてくる。

「どうしたんだい、変な顔して」

「えっ、あっ、いえ……」

 落ち込みすぎてしまったらしく、ジェイクがげんそうな顔をしてこちらを見ている。

 あわてて表情を取りつくろい、メルディは思い切りびた笑みをジェイクに向けた。

「ところで殿下はどうして春休みに学園に?」

 その場をす意味を込め、世間話をよそおい話しかければ、ジェイクがその目をわずかに細める。

「生徒会の仕事でね。僕、生徒会長なんだよ」

「そうなんですね!」

 おどろいて見せたが、ジェイクが今年から生徒会長になったことは当然知っている。

 ゲームぼうとう、生徒会長として入学式であいさつするスチルがあるのだ。あの時のジェイクもキラキラとかがやいていたのを思い出す。

「学園が始まってしまうと、何かといそがしくなるからね。集中できるときに準備だけしておこうと思って」

「へぇ……」

(でも大変だよね。こんな大きな学園の生徒会長してたら、忙しそう。勉強だってあるし、公務だってあるだろうし)

 キャラクターとしてのジェイク像しか知らなかったが、よく考えれば彼は生身の人間なのだから、いくらかんぺきな王子様とはいえ努力をしていないわけではないことに気が付く。

「ジェイク様って努力家なんですね」

 休日を返上しても職務に向かう姿勢をじゆんすいに尊敬してしまう。

「私だったら、休みは休みたいですもん」

 前世は休日ともなればかなりぐーたら過ごしていたものだと目を細めていれば、なぜかジェイクから強い視線を感じた。

「殿下?」

 何か失言をしてしまったかとどきどきしていると、青い目がなぜか楽しげに細まる。

「そう言いながら君も休日に学園に来てるじゃないか。勤勉だね」

「えっ? あ、そうですね。えへへ」

「君みたいなな子が手伝ってくれたら、僕も仕事が楽になるだろうな」

 とつぜんめられ、メルディは照れくささからあわあわしてしまう。

「本当ですか? 私でよければお手伝いしますよ」

 なーんて、と続けようとした瞬間、ジェイクがメルディの手をすくい上げるようににぎってきた。自分よりもひとまわりも大きなその手のかんしよくに、メルディはひぃ、と低くさけぶ。

「そう言ってくれて助かるよ。じゃあさつそく明日から僕の手伝いをしてくれないか?」

「えっ、えっ」

「難しい仕事じゃないんだけど、一人でするよりはずっと効率が良いだろうからね。だれかにたのもうかとは思っていたんだが、立候補してくれて助かったよ」

 いや、待って。

 手伝いがほしいというのは社交辞令じゃないのだろうか。

 目上の人からさそわれたら、と答えるのが貴族のマナーだと教わっていたのでじつせんしただけなのに、どうして本当に手伝うことになっているのか。

「それにさっき恩返ししてくれるって言ったじゃない」

 言ってない。むしろ勝手に決めたじゃないか。

 そう反論したいのに勝てる気がしなさすぎてメルディはぼうぜんと立ちくしてしまう。

(……そうだ)

 だが、ある考えがひらめく。

 先ほどとはちがった意味で心臓が高鳴ってきた。

(これってチャンスなのでは?)

 図書室にこっそりしんにゆうできない以上、メルディにできることはジェイクの興味を図書室かららすことだ。

 入学式までジェイクがあの本を手にしなければ、少なくともその入学式の夜にあのせいさんな殺人事件が起こることはない。

 入学後にこっそりとあくしようかんの書を回収してしまえばいい。

 そうすれば、誰も傷つかないですむではないか、と。

「よっ、よろしくおねがいします!」

 なんとしても死体役れいじようフラグをかいしてみせると意気込みながら、メルディは大きな声で返事をしたのだった。


 ジェイクに連れられ校舎の外に出たメルディに、血相を変えたメイドとマルタがけ寄ってきた。

「お嬢様!」

「ミス・フロト!」

 やばい、と思い青ざめるメルディの前にさっとジェイクが進み出る。

「窓の外から具合が悪そうにしているのが見えたので、校舎内で休ませていたんです」

 あまりにも自然にさらりとつむがれた言葉のスマートさに、メルディは軽く目をみはる。

 かばわれていることは理解できたが、せめて事前に打ち合わせくらいはして欲しい。

れんらくを入れるべきでした。すみません」

 マルタにさわやかに微笑ほほえみかけたジェイクが、いつしゆんだけメルディに視線を向けた。

 ふくみのある流し目に、ぞくりと背筋が寒くなる。

 さっき、手伝いをすることになった時の流れを思い出し、これはまた新しい恩を売られてしまったのだと気が付く。

(さすが黒幕王子)

 ゲーム中でも、ジェイクは主人公やほかのキャラクターたちに質問をされてもさらりとうその返答をしていた。

 王子というより、役者の方が向いているのではないか。

 意識を明後日あさつての方向に飛ばしそうになったが、マルタがこちらを向いたのでメルディは慌てて背筋をばす。

「ミス・フロト、本当ですか?」

「はい。殿でんのお言葉に甘えてしまったんです。ご心配をおかけしました」

 ジェイクにならいしおらしく頭を下げれば、マルタは仕方がないとでも言いたげにため息をこぼす。

「そういうことでしたら……ミス・フロト、体調はどうですか?」

「もうだいじようです。きんちようしていたのが、学園に来て気がけたのかもしれません」

「ああ……」

 大きくうなずくマルタの横で、メイドは心底安心したように胸をで下ろしている。

 身勝手な行動で心配させてしまったことが申し訳ない。

「ごめんなさい。心配かけて……」

 心からの謝罪の言葉を口にすれば、メイドもマルタも表情をやわらげてくれた。

「何ごともなくてよかったです。見つけてくださったのがジェイク殿下でよかったですね」

「はい。ジェイク殿下、ありがとうございます」

 ジェイクへと頭を下げれば、彼はふわりとやさしげなみをかべて頷いてくれた。

「いいんだよ。こうはいに優しくするのは、上級生の務めだからね」

「では、ミス・フロト、そろそろ……」

「マルタ先生、少しお願いがあるのですが」

 話を切り上げ、メルディを帰そうとしている気配のマルタの言葉をジェイクがさえぎる。

「どうしましたか殿下?」

「実は、彼女を今後も少しお借りしたいのです」

「え?」

 マルタとメルディ付きのメイドが同時に目を丸くする。ジェイクとメルディをこうに見たあと、顔を見合わせ軽く首をかしげた。

「それは、いったい……」

「少し話してみたのですが、なかなかざんしんな目線を持った生徒のようで、入学したらぜひ生徒会を手伝って欲しいと感じたんです。特例ではありますが、この春休みの期間に少し適性を試させてもらおうかと思って」

 これは手伝うことが決まったあと、ジェイクが提案した言い訳だった。

 なんの理由もなくジェイクの手伝いをしていては、あらぬ誤解を受けてしまう。だったら周囲がなつとくする理由を作っておいた方がいい、というのだ。

「まあ」

 目を輝かせたのはマルタだ。

「ミス・フロト。これは光栄なことですよ」

(ほんとに喜んだ!)

 メルディはてっきり反対されると思っていたのだが、ジェイクはなぜか大丈夫だと断言していた。その通りになったとおどろいていれば、マルタがゆううつそうにため息をこぼす。

「生徒会に入りたいと望む生徒は多いのですが、うわついた気持ちを持っている生徒が多くて……実際に入会に至るのはごくわずかなのです」

 思わず、そうなの? という気持ちを込めてジェイクをあおげば、そうだよ、というように頷かれた。

「そうなんだよね」

 生徒会にはジェイクがいるし、役員ともなれば教師や高位貴族と交流を持つ機会も多くなる。そのため、所属していればおんけいにあずかることが多いと思われているそうなのだ。

 しかし最初は真面目な生徒をよそおっていても、しばらくするとジェイクへの下心を全開にしたり、自分に有利な相手にばかり親切にしたりと、問題行動を起こす生徒が後を絶たない。

「だから、入会には僕のすいせんが必要というシステムにしたんだ。いつしよに仕事をすれば、相手の本質は大体わかるからね。だが入学後は何かといそがしい。ここで会ったのも何かのえんだし、しんねて僕の手伝いをして貰おうかと」

「そういうことでしたら異論ありませんわ。ミス・フロト、ぜひお引き受けなさい」

 むしろ逆に背中を押されてしまった。

「生徒会は常に人材不足だからね。君がよければぜひ」

「もちろんです!」

「じゃあ、今日はもうおそいから明日から来てくれるかな? 僕はだいたい午後から学園に来てるから君も午後からおいで」

「わかりました」

(予想とは違ったけど、とにかくやるしかない)

 悪魔召喚の書は図書室の奥まった場所にふういんされている。

 春休みの間、メルディがジェイクの時間をうばい続ければ、図書室をおとずれる時間はなくなるはずだ。

 不安がないといえば嘘になるが、どうせこのまま行けば死体まっしぐらだ。

 生きるためには自分から危険に飛び込んでいくかくも必要なのだ、きっと。

(がんばるのよ私!)

 メルディはぐっとこぶしにぎりしめたのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

死体役令嬢に転生したら黒幕王子に執着されちゃいました マチバリ/角川ビーンズ文庫 @beans

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ