春と黒の祭り -3-

赤狼マルコ師団寮、女性仕官棟の一室 ヴァリアンテとドナとカーシュラード>


「あえて露出を控えては?」

「ズボンはいてシャツのボタンきちっと留めろとでも言うの? 胸が収まらないわヨ」

 下着姿ではないがそれに近い恰好で、ドナは数日前と同じような問答を繰り返していた。相手はヴァリアンテからカーシュラードにかわっている。

 時刻は深夜に近い。この三人が予定を合わせるのは難しいのだ。士官用の寮が王城からそれほど離れていないので、遅く訪れても問題ないだけだ。ヴァリアンテは用が終われば王城へ帰る。カーシュラードが深夜に女性の部屋を単独で訪うといらぬ噂をばらまくことになる、という理由で付いてきているだけだった。

「体のラインを強調したドレスで、タイトなロングスカート。スリットが入っていれば脚線美を見せつけられる。視線誘導に有効です」

「あー、クローゼットの奥にあったかもしれないわそんなのが。多少直せば着れるかしらネ」

「露出が少ないのにタイトだと、隠れていて見えないのに、シルエットで強調されて視線が離せなくなる。なおかつ、ある程度の品位は保てる。見えそうで見えない、というのは好奇心と征服欲をかき立てます」

「ふむふむ。やっぱり助平に聞くほうが参考になるわねェ」

「基本的に男はみんな助平でしょう」

 その割に、カーシュラードは目の前にいる露出度の高い美女をじっくり見つめたりはしなかった。視界に入ってはいるが、少なくとも性的対象としての視線ではない。

 ヴァリアンテもドナの格好には慣れたものだが、親友とわかっていてもちょっと触れてみたいなとは思う程度に、彼女はとても魅力的だった。

「……最近からかってもつまンないわね。可愛くなーい」

「最近も何も、十代でもあるまいし、四十前の男つかまえて可愛げも何もないでしょう」

「その割にアンタ、あんまり下ネタも言わないわよね」

「僕が助平かどうかなんて、ドナに僕を薦めた本人がいやってほど知ってるでしょうし、それで充分じゃないですか」

 しれっと言い放ったカーシュラードの後頭部めがけて、ヴァリアンテは近くにあった人形を投げつけた。見事に命中しているが、カーシュラードは文句を言うでもなく、落下する人形を器用に後ろ手で捕まえる。最初からわかっていたような余裕な態度が小憎たらしい。

 だが、いちいち絡んでいればくだんの助平が図に乗るので、ヴァリアンテは話題を変えることにした。

「セクハラまがいの発言はしょっちゅうしてるくせに、どうしてクリスは気づかないかなぁ」

「気づいているけど臆病なんじゃないですかね」

 それは、ドナの本心についてだ。ドナとクリストローゼの付き合いも長いけれど、恋人同士というわけではない。肉体関係は何度も持っているくせに、パートナーだとは発表していなかった。周囲が察してふたりをセット扱いにしているだけだ。

 ジョークに混ぜて何度も愛の告白めいた言葉や口説き文句を垂れ流しているくせに、ドナが本気で応えようとすれば、絶妙なタイミングで引いていく。それが、クリストローゼ・オクサイドという男だった。

赤狼師団長フォクシーウルフが臆病? 情報局出身の悪魔のくせに?」

「クリスも一応王族ですからね。一般人と結婚するとなれば、ドナに負担がかかる。それを心配してるんじゃないですか? 失礼、ドナ。あなたを甘く見てるわけじゃありませんよ。あなたが今さら王族相手に気後れするなんて思ってません」

「私はクリスの不誠実さだけは、ちょっと許せないんだよなぁ」

「いっそ、婿にもらってやろうかしらン。あのひと別に、オクサイド家の当主じゃないし。継承者も別にいるらしいし」

 王族が一般人に輿入れするのは相当に珍しいが皆無ではない。次の代の継承権者が確保されているのなら、どんな相手を選んでも血は繋ぐことができる。

 ただ、現役の赤狼マルコ師団長が王位を捨てて婿に行けば、相当なスキャンダルになるだろう。スキャンダル程度で怯む性格はしていないと思うが、父世代のクリストローゼが何を考えているのかなど、蚊帳の外であるヴァリアンテにはわからなかった。

「それとも、無理矢理押し倒して子供でも作って責任とらせたほうが早いかしらネ」

 ぶつぶつと呟きながら、ドナは続き部屋に消えていった。カーシュラードに指摘されたドレスを探しに行ったのだろう。

 祭りまであと七日だが、三日前に呼び出された時から、ドナの部屋は何も変わっていなかった。あらゆるドレスが椅子やテーブルに並べられたままだ。カウチソファにはドレスと下着が重ねられている。ビスチェに埋もれるように、ドナの愛剣が転がっていた。装飾が豪華なレイピアはどこか満足げだった。

 彼女のギュスタロッサの剱は厄介で、主が地味な格好をすれば切れ味が鈍るという個性を持っている。そのかわり、常に携帯していなくとも文句を言ったりしない。無造作な扱いをされても剱が満足しているなら、それでいいだろう。

 ヴァリアンテはそっとレイピアから視線を外し、女性の部屋を珍しそうに眺めるカーシュラードの背中を見つめた。彼はうろうろせず、おとなしくオットマンに腰掛けている。こういうところに育ちの良さがでるよなぁ、なんて思ってしまう。

「夕方の手合わせで、さ……」

 ヴァリアンテは歯切れ悪く言葉を紡いだ。床に落ちているドレスを拾って、カウチの山に重ねる。

「結界破りの衝撃波は、わざと狙ったんだろ」

「ええ。彼らはちょうどよく固まっていましたし」

 悪びれもしないカーシュラードの声音に、なんとも言えない気持ちになった。怒りと歯がゆさ。許しがたくて、憎らしいとも思う。そして、己の未熟さが悔しい。

 親衛隊員たちの前で手合わせをしたのも、カーシュラードに乗せられたようなものだが、それはまだいい。しばらく彼と鍛錬ができていなかったので、いい肩慣らしになった。

 だが、やり方が問題だ。あの程度の防御結界なら、もう少し魔力を込めるだけで貫通しただろう。ほんの一瞬、カーマ人を護らなければならないという本能が働いた。ダークエルフの血がそうさせてしまうのだ。

 カーシュラードも同じく半分はダークエルフなのに、彼は時折、本能すら殺す暴挙を簡単に行う。すっかり忘れかけていた騎士としての方向性の違いを、生々しく突きつけられた気分だった。

「あなたは、そういうところが甘いですよね。それが美点でもあるんですが……。僕は部下が倒されても刀を止めない。情が動かない。減った戦力を補う策を模索する」

 知っている。そんなこと、痛いくらいに知っている。そうやって、卑屈な言葉で自虐するカーシュラードを見るのは切ない。

 黒羆バラム師団の大演習を見学したことがあるが、彼は容赦なく味方を囮として死地へ送る戦略を厭わない。ひとたび戦場へ出てしまえば、必要犠牲だと切り捨ててしまえる。

 けれど、カーシュラードだって好きで味方を切り捨てているわけではない。少しでも多くのカーマ人を護るため、鬼と呼ばれようが悪魔と罵られようが、情に流されず冷酷であることを己に課しているだけだ。何より、彼が出ることで犠牲を減らせるのならば、どれほど危険な前線にだろうが迷わず出撃する。だからこそ、理解している者はカーシュラードに従うのだろう。

 それでも彼は守護だけではいられない己を、不完全であるかのように語ることがある。ダークエルフの本能に反する葛藤は、割り切っていても自嘲を生む。昔から、何年たってもこれだけは変わらない。

「そんな君が誇らしいよ」

 ヴァリアンテは、オットマンに座るカーシュラードの正面に立った。鮮やかな赤毛をなでてやると、彼は素直に身を任せた。漆黒の瞳を閉じて、猫のようにすり寄ってくる。

 九歳年下の弟は、いくつになっても可愛いものだ。

「いつまでたっても僕を子供扱いしますよね。僕の歳、覚えてます?」

「……散々濃厚な誕生日プレゼントをもぎ取っただろ。忘れられるものか」

「四か月も前なのに覚えていてくれたんですか。光栄です」

 喉を鳴らして笑うカーシュラードの腕が伸びてきた。腰を引き寄せられ、腹に頬をすりよせられる。彼は疲れを癒やすように深呼吸をした。不埒な指が尻に伸びているが、きわどい部分にはふれない。そういうわきまえ方は、大人になったと言えるのかもしれない。

「……何週間もあなたを腕に抱いて眠っていない」

「まだしばらくは無理じゃないかな」

「そんなことを言って、僕を放ってあの雛たちを可愛がるんでしょう? ひどいひとですね」

 その拗ねたような物言いに、夕方の件を思い出してしまった。

 自分たちが兄弟であることも、恋人のようにセックスをする関係であることも、決して表には出していない。今後も公表する気はない。それはお互いに決めていることなのに、カーシュラードは思い出したように、親密さを誇示するのだ。立場的にあまり不穏な種は撒いてほしくない。芽が育つ前に刈り取るのは大変なのだ。

 けれど。

「あの子たちに嫉妬したって意味ないのに」

 親衛隊員など、国一番の忠誠馬鹿の集まりだ。最終的には仕える主のことしか考えない。そんな思想の集団に、恋や愛をぶつけるなどナンセンスだろう。

「隊長と家族みたいに仲がいいんだと僕に当てつけておいて、よく言いますよ。あなたは僕のものなのに」

「私は陛下のものだよ」

「わかってます。親愛と忠誠は、どうぞ女王陛下へ。それ以外は僕のものでしょう?」

「……屁理屈をひねり出すようになったなぁ。黒羆バラム師団長は強くて格好いいって、あの子たちが盛り上がってたのに。君の部下だって、上司がこんなに甘ったれだなんて知らないんじゃないか?」

「僕の部下に見せつけていいなら、喜んでやりますけど」

 腹に埋めていた顔を上げ、彼は漆黒の瞳を悪戯めかして輝かせた。

 黒羆バラム師団長という肩書きでもって師団に君臨しているときのカーシュラードは、過剰に笑わないし、それほど饒舌でもない。雑談を振られれば乗るが、間違っても自分から猥談をふっかけることはない。

 彼だって、気を抜きたくなる時はあるだろう。鬱憤も溜まっているだろう。若くして役職者にさせられたせいで、好き勝手遊ぶことも許されない。それはわかるけれど、何も知らない相手を翻弄して憂さを晴らすのは褒められたことではないだろうに。

「……次に君の部屋にいくまで、我慢しなさい」

 ヴァリアンテは溜め息をこぼして、前髪に隠れた額を指で弾いた。

「はい、親衛隊長殿」

 不明確な約束なのに、カーシュラードは嬉しそうに微笑んで応える。まったく、これだから弟は可愛いのだ。

「……ちょっと、ひとり身の前でイチャついてんなら、出てってくれていいわよ」

 続き部屋のドアに肩を預けたドナが、地を這うような声でこちらを睨んでいた。彼女が得意とする蹴り技を食らう前に、大人しく退却しよう。





<祝春祭『黒の祭り』三日目の昼、マルマロス広場>


 カーマ王城のバルコニーでヴァマカーラ女王が祭りの始まりを宣言してから七日間、王都は眠らない。

 大通りの半数は出店が並び馬車の通行が禁止され、歓楽街周辺の店から明かりが消えることはなくなる。そこかしこの地区で市民主体のイベントが開かれ、広場や公園は人であふれていた。結婚式や、子供たちの遊戯会、楽団の演奏会に、踊り子の群舞、プログラムは盛りだくさんだ。

 さらに普段は立ち入りが制限されている施設が開放され、王城の一般見学時間も延長される。一日に一度は女王が謁見の間に座り、市民と声をかわした。日によって、各師団の師団長や剣聖が同席する。

 諸学校は休校になり、地方からの観光客や稀に外国からの旅行者もやってきた。人の出入りが増えると揉め事が増えるのも道理だが、赤狼マルコ師団のみならず黒羆バラム師団ですら警備兵として借り出され、王都中に散らばっている。だが、兵士が祭りに参加できるよう柔軟なシフトが組まれ、満遍なく休暇が与えられていた。

 女王の謁見は長い会話が許されず、ただ挨拶をすることしかできないが、声をかけてもらえずとも見所は他にもある。側に付き従う親衛隊たちや、謁見の間を警備する近衛兵、同席する師団長たちの全員が正装に身を包んでいるのだ。

 親衛隊員や師団長は剣位持ちなので、その特異な魔具を帯びた剣士の見学を目的にする者も多い。見られる方は博物館の展示品の気持ちを味わうことになるが、国民を邪険にすることはなかった。瞳を輝かせる子供に手を振るくらいの愛想は持っている。

 そして祭りの三日目といえば、カルマヴィア王家親衛隊の剣舞が行われる。マルマロス広場の円形劇場で午前と昼過ぎの二回、女王も観覧するその剣舞は人気の高いイベントのひとつだ。

 親衛隊は王家の色である朱殷しゅあんを纏うことを許されていた。その正装は優美で華麗に尽きる。左肩を覆う儀礼用のペリースは美しいドレープを生み、くるくると回るたび散らされた金刺繍が輝いた。金と銀のモールがたなびき、丈の短いジャケットにはそろいの剣帯。ズボンをブーツの中に入れないことで、側面のラインを際立たせていた。

 楽団の音色にあわせギュスタロッサの剣が掲げられ、足さばきは一糸乱れぬ精確さだ。剣技を知らずとも、観客たちは美しさに歓声を上げ、手を叩いて喜んだ。

「ふふ。とても綺麗ね。わたくし、ヴァリアンテを着飾らせたくてたまらなかったのよ」

「お見事です、陛下」

 カーシュラードは親衛隊員の代わりに女王の護衛を受け持っていた。部隊と女王の座る貴賓席まで距離がないとはいえ、護衛もつけずに女王を座らせておくわけにはいかない。親衛隊長としてヴァリアンテが直々に依頼してきたので、喜んで応じている。

 訓練を一度見てはいたが、あの盛装であれだけの動きをするのだから、親衛隊員たちは相当練習を頑張ったのだろう。カーシュラードが同じことをやれと言われたら、心から辞退するはずだ。軍人でよかったとあらためて思った。

 警戒は怠っていないが、やはり視線はヴァリアンテに向いてしまう。彼は弟の顔がいいだなんだと容姿を褒めてくるけれど、彼こそ美しい男だと思っている。ダークエルフの妖艶さを抑えようとしているのか、そのストイックさが逆に作用していることに無自覚だ。危険だとわかっていながら手を伸ばしてしまいそうな、そんな危うい美貌を持っている。だからこそ、騎士服がたまらなく似合っていた。

 決して無骨ではないが、華奢ではない。しなやかに伸びた手足は戦う者の優美さを備えている。親衛隊の中では薄い髪色は珍しい。今は騎士服と同じ朱殷しゅあん色のレースが編み込まれ、後ろ髪が長い三つ編みになって揺れていた。

 一度目の剣舞はつつがなく終わったが、二度目の剣舞の終盤に、ちょっとしたハプニングに見舞われた。

 それまで快晴だったのに、小さな雲が生まれたはじめた。大陽が隠れることもなく晴れているが、ぽつぽつと雨粒が落ちてくる。広場は野外だ。雨天時のイベントは中止となる。すでに開催している場合は中断するか、雨の中続行するしかない。

 女王の貴賓席と楽団には幌があるからいいのだが、観客席はそうではない。雨脚にもよるけれど、雨を逃れようと席を立つ者がいてもおかしくなかった。他者を押しのけて混乱を生む者がでなければいいのだが。

「クセルクス師団長、補助を許可するわ」

 カーシュラードが警戒を客席へと向けたとき、ヴァマカーラ女王が不意に囁いた。何の補助かと問う前に、女王の告げた意味を悟る。

 舞台の中央で舞うヴァリアンテが魔力を編んでいた。剣舞に魔術発動の動作を仕込んでいるのだ。彼の意図を察し、カーシュラードは腹の中に呆れを押し込める。

「失礼」

 一応の礼儀として、事前に賓客へ非礼を詫びた。肘を曲げ、垂直方向に抜刀し、くるりと回して柄頭を下へ向ける。幌を切り裂かないよう気をつけなければ。何事かと驚く客たちが顔を見合わせているが、女王が身振りで制するので彼らは黙って様子を窺うことにしたようだ。

 魔の黒刀を抜刀したのには意味がある。他者の術を補助する場合、物理的距離が遠いと同調が難しい。本来なら相手に触れるのが一番効率的だ。それを補うには相応の魔具が必要で、剣士にとってギュスタロッサの剱に代わるものはない。

 愛刀の黒鋼が淡く光る。ヴァリアンテが編んでいる術は、物理防御結界の変形だ。カーシュラードの動きに気づいた彼が一瞬だけ視線を寄越した。彼の口元に微笑が浮かぶ。こちらの意図を把握してくれるのなら、やりやすい。

 親衛隊長は左手で剣を掲げた。やわらかな風が吹いたかと思えば、結界術が広場全体を覆っていく。

「おお……!」

 観客たちが空を見上げて指をさした。空に透明な膜がかけられているようだった。結界にはじかれた雨粒がきらきらと輝いて、広場の外へ流れ落ちていく。魔術士でない者たちはイベントの一部だと思って手を叩いて喜び、結界術だと気づいた者は、これほど大規模な術を短時間で発動させた術者の手腕に感嘆した。

「陛下、お心遣いに感謝いたします」

 音もなく納刀をしたカーシュラードは、右手を胸に当てて騎士の礼に腰を折る。

「それはわたくしの言葉よ。素敵な演出になったわね」

 微笑むヴァマカーラ女王にうなずきを返し、そして、何事もなかったように護衛としての任務に戻った。剣舞は順調に進んでいくが、胸の奥にモヤモヤとした不愉快さがたまっていく。

 女王陛下がいち早く察知したからいいものの、判断が遅れていれば、ヴァリアンテはひとりで広域結界を張るつもりだったのだろう。彼の魔力保有量からいえばその程度で異常をきたすことはないが、大幅に魔力を削られるには違いない。彼はいつになっても、ひとりで背負おうとすることを止めない。それが、腹立たしい。

 通り雨も過ぎ去り、ハプニングを喜びに変えて剣舞は終わりを告げた。カーシュラードの心を曇らせたまま。

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