第11話

 わたしが案内されたのは文芸部の部室だった。少女は当然のように持っている鍵を使ってドアを開け、わたしの入室を確認すると部屋のあちこちにお札を貼って回り、ドアに一際大きなやつを貼り付けると鍵をかける。

「これでよし」

 彼女は埃をはたくふりをしてから、菓子の入っている瓶をテーブルの上に置く。

「どこでも良いから座って」

「そのお菓子、文芸部のものですよね?」

「キョウカにはどれでも好きに食べて良いと言われてる」

 その口ぶりから文芸部部長のキョウカ先輩と知り合いであることがうかがわれる。

「もしかして早弁した? ならお菓子は全部わたしが食べるけど」

 少女にそう訊かれ、思わず腹が鳴る。弁当は教室にあるけど、お札の貼られた部屋から出る気にはなれなかった。

 わたしは近くの椅子に座ると、瓶の中からクッキーを取り出して食べる。控えめの甘さが胃と頭に沁み、涙が出そうになった。

「そういえば、自己紹介がまだでしたよね。わたしは草那モトコ、一年生です」

「知ってる」

 わたしのことは既に把握しているらしい。もしかしたら最初に話しかけてきたあの日から色々と調べられていたのかもしれない。

「わたしは教導サオリ。苗字は借り物のようなものだから名前で呼んで」

「分かりました。その、キョウカ先輩と知り合いってことは二年生ですよね?」

 サオリと名乗った人は無言で頷き、人差し指をぴんと立てる。

「一から、でも二度は話さない。少し長くなるけど、しっかりと耳を傾けること」

 凛と張った声に思わず背筋を正す。サオリ先輩は小さく頷いてから話し始めた。

「あなたは猫に憑かれている。しかも一時の気紛れではない。ヘドロのように重く、蜘蛛の糸のように粘ついた感情によって、心と体と魂の尽くを絡みとろうとしている」

 怪談のような抑揚はなく、淡々と語るだけ。だからこそことの重大さが心に沁みてくる。

「その猫はおそらく、わたしの家にまでやって来ました」

「家の前まではついてきた。つまり忠告を守らず、お札を持ち歩かなかったということ」

「ええ、その……すみません。正直に言うと信じていませんでした」

 高価な壺を売りつける類の人と疑っていたことは口にしなかった。サオリ先輩を怒らせたらわたしのことを助けてくれないかもしれないと思ったからだ。

「ホラー愛好家だとキョウカから聞いてるけど」

「ホラーやオカルトは好きですが、人ならざるものに遭遇したことは一度もありません。曰くつきの場所とか、その……色々と訪ねてみたりはしたんですが」

 サオリ先輩は若干眉をひそめたが、怒るほどではなかった。

「この時代、霊感がない人間は珍しくない。ただ、あなたはちょっとなさ過ぎる」

「霊感がなさ過ぎるって、そんなのあるんですか?」

「時代によらず、そういう体質は昔からあるらしい。いくら罰当たりなことをしても罰を当てられなくて困った神様の話をおじいちゃんから聞いたことがある」

「へえ、そんな話があるんですね。で、その不届きな罰当たりはどうなったんですか?」

「悪事の果てに追い込まれ、神様に許しを請うたけど、救いの手はもたらされなかった」

「信仰心を持たないから、助けなかったということですか?」

「そうじゃない。罰を当てられないということは、救うこともできないということ。これは教訓話ではなく、特異体質の話」

「わたしもそうだとしたら、神様に救ってもらうことはできないってことですか?」

「そうとも言えるし、そうでないとも言える」

 妙な言い回しに首を傾げると、サオリ先輩は無言で瓶の中からチョコを取り出し、もごもごと口の中で転がしてから、話を続ける。

「相手に霊感がなかろうと強い力を持つ神仏妖霊ひとでなしがその気になればいくらでも干渉することはできた。要はその神様にやる気がなかっただけ」

「なるほど、熱心に神仏を奉ればわたしみたいなのでも救ってもらえるかもしれないと」

 うちの宗教ってなんだったか、あとで両親に訊いてみようかなと考えている間にも、サオリ先輩は二つ目のチョコをもごもごしていた。

「現代社会では神仏に頼らなくても色々なものが救ってくれる。そんなのを熱心に敬うならその時間を使って社会制度の把握に努めたほうが良い」

 あまりにも正論で相槌すら打てなかった。サオリ先輩は二年生とのことだが、高校生は一つ年上というだけでここまで大人びるものなのか。それとも彼女が特別なだけなのか。

「少し話が逸れたけど、ここからが本題。あなたの体質は神仏妖霊を遠ざけるけど、それを圧してでも近付いてくるとしたら。その力も執着も並々ならぬものと言える」

「わたしに憑いた猫のことですね」

「そう。そして猫憑きの厄介な点がもう一つ。妖猫は数が多く、独自の決まりを有し、濫りに退治できないということ」

「まるでウルタールの猫みたいな話ですね」

 なけなしの知識を披露するも、サオリ先輩は当然のような顔をしている。訳の分からないことは無反応でスルーできるのか、それともクトゥルフ神話は履修済みなのか。

「猫は元々成りやすく、昨今は獣医学の発展により寿命が大きく伸びた。畢竟、妖化する個体が珍しくなくなった。人間社会の背後には妖猫の社会が相応の規模で密かに存在している」

 今の今まで思いもよらなかった社会の一面を説明され、感心するよりほかなかった。いや、もしかしたらサオリ先輩が嘘八百を並び立てているだけかもしれないが。

「だから今日まで遠巻きの監視と牽制しかできなかった。けど、直接ではないとはいえ危害を加えられたとなれば話は一気に変わる。この件で訴え出れば数日中には逮捕の許可を得られるはず」

 サオリ先輩は一枚の紙切れを取り出し、机の上に置く。

「被害届、警察署長殿……妖猫は警察組織まで持ってるんですか?」

「犬のおまわりさんだっている。猫の警察署長がいてもおかしくない」

 それは歌の話なのではと思ったが、素早くボールペンを押し付けられたため、何も言い返せなかった。

「わたしの言う通りに書いて。私、草那モトコは以下の被害にあったことを申告いたします。一つ、妖術によって操られた人間に危害を加えられたこと。物証として操術に用いられた毛球を提出いたします」

 漢字の使い方を適時訊きながら、サオリ先輩の言う通りに記述していく。身の安全がかかっていることもあって緊張で手が震え、いつもより下手な字になってしまった。

「これで良いでしょうか? こんな字で不快に思われませんかね?」

「問題ない。今どきパソコン制作の資料を受け付けないのが悪いだけ」

 猫の社会は人の社会より情報化が遅れているのか、などと他愛のないことを考えていたらふと、大事なことを思い出した。

「あの、変なことを訊いても良いですか?」

 被害届を書き終えてからにしてと言われそうだったが、サオリ先輩は小さく頷いた。

「妖猫がインターネットを使って嫌がらせをする、なんてことはあり得るんでしょうか?」

「聞いたことはない。でも十分にあり得る。インターネットは悪意や恐怖を増幅する装置として悪質な妖や霊たちの脚光を浴びつつあるから」

 善意が悪意の後追いになるのはネットだとよくあることだけど、人ならざる者までもが追随しているとは。世も末とは正にこういうときに使う言葉じゃないだろうか。

「実はわたし、アバターを使ったネット配信者なんですが」

「アバターは自作?」

「はい。買うお金はないけど、作るソフトは無料なので」

 スマホから自作アバターを起動すると、サオリ先輩はほうと息をついた。

「改良の余地ありだけどよくできてる」

「ありがとうございます。それで先月の、ちょうど入学式の日に配信したとき、悪質な荒らしが現れまして。そいつは一月以上もわたしに付き纏ってます」

「ログとか見ていい?」

「構いませんが愉快なものではないですよ」

「慣れてる」

 サオリ先輩は短く言ってからわたしのスマホをそっと受け取り、実に手早い動きでログをチェックしていく。

「証拠がないから被害届には書かないけど、おそらくは猫の仕業だと思う」

 そしてあっさりと結論を出してみせた。

 わたしにとってはほんのちょっとした思いつきだが、サオリ先輩には確信があるようだ。

「自分の悪口だから、明らかにおかしい表現があっても目が滑るのは仕方ない」

 その差はわたしが読み落とした明白な事実にあるらしい。まるで推理ものに出てくる、探偵と助手のようだった。

「では調書作成の続きを。一つ、草那家への不法侵入行為を働いたこと。証拠として侵入の一部始終を映した動画を提出いたします」

 一部始終を映した動画。サオリ先輩はわたしをつけていた猫を、更につけていたということなのだろうか。

「一つ、私に対して執拗なセクシャルハラスメントを行い、交際を迫ろうとしたこと」

 続けての発言を書き取ろうとして、ペンを持つ手がぴたりと止まる。

「危害を加えられそうになったのは間違いないですし、不法侵入もおそらく事実ですが、セクハラは受けていません。ありもしない罪を盛り込むのは悪辣なのでは?」

「わたしは確かな事実しか語っていない。証拠も提示できる」

 サオリ先輩はスマホを取り出し、操作してからわたしに向ける。そこに映っているのは電車の中、わたしと加藤さんが争っているところだった。こんなものいつのまに撮影していたんだろうと思いながら動画を観たけど、猫はどこにも映っていなかった。

「すみません、わたしは霊感がないので……どこに猫が映ってるか分かりません」

「霊感なんてなくて良い。誰の目にもはっきりと見える姿だから」

 ためつすがめつ観察してみたが、やはり猫なんてどこにもいない。姿を消しているわけではないのだから、可能性なんてもう一つしか残ってなかった。

「やだなあ、ちょっと冗談がきついですよ」

 冗談という言葉を口にして、思わずどきりとする。それはつまり、心の奥底ではサオリ先輩の言いたいことがよく分かっているのだ。

 そのことを察してか、サオリ先輩は小さく頷くだけだった。

「でも、どうして……」

 いや、理由は分かりきっている。

 わたしを気に入り、目をつけ、手に入れようとした。だから友達になろうと声をかけてきたし、あとを付け回し、わたしの生活を覗こうとした。更には暗闇にかこつけてわたしを厭らしく触り、そのことで苦しんだのを知りながら悪びれることなく思いの丈を打ち明けた。

 しかもサオリ先輩の指摘が正しいなら、現実だけでなくインターネットにまで干渉してきたことになる。

「かと……猫がわたしの配信やSNSをAlexのハンドルで荒らし回ったのは、わたしからネットの付き合いを奪うためですか?」

 加藤さんと断定するのが憚られ、思わず猫という呼び方に変える。直感で理解したことを感情が拒否して頭の中がぐちゃぐちゃだった。

「荒らしによって自警団が生まれる。過激なファンとアンチの挟み撃ちによって、あなたのネット生活は完全に終了する」

「つまり、Erwinみたいな人が現れるように仕向けたってことですね?」

「いいえ、アンチが騒いだからといって必ずファンが過激化するとは限らない。ファンもまた仕込みであったと考えるべき」

 サオリ先輩の無慈悲な発言に、思わず目眩を起こしそうになる。

「それは少し穿ち過ぎなのでは?」

「Erwin、Alex、エルヴィンとアレクサンダーはどちらも世界で最も残酷な思考実験を提唱した博士のフルネームに含まれている。シュレーディンガーって言えば分かると思うけど」

 シュレーディンガーの猫はわたしでも知っているほどの有名な喩えだし、サオリ先輩の断定的な態度に一瞬納得しかけたけど、すぐにおかしな考えだと気付いた。

「自作自演とバレるリスクのある名前を使うのはおかしくないですか?」

「逆。むしろ、自分から正体をバラすことによって残酷な現実を突きつけることができる。信頼していた相手の裏切りによって、ネットへの嫌悪感はいよいよ植え付けられる」

 なんとか否定したかったが、サオリ先輩の言う通りだった。わたしが強いショックを受けたのは、ErwinがAlexと同一人物であることを仄めかされたときだったから。

「でも、よくそんな些細なことでAlexが猫だと気付きましたね」

 悪意に動揺していたから読み取れなかったと言ってくれたけど、平常心だったとしてもその可能性には辿り着けそうになかった。

「それだけじゃない。さっきのはどちらかと言えば後付けで、最初に目をつけたのはこっち」

 サオリ先輩はわたしのスマホを操作して、Alexの嫌がらせ発言の一つを表示させる。

《なんの取り柄もない女のくせに》

 辛辣かつ極めて正しい発言を、わたしはじっと直視する。でも、わたしにはこの発言のおかしさを見つけることはできなかった。

「この発言のどこが変なんですか?」

 わたしに取り柄がないことは、自分が一番よく知っている。他の人が気づいてもおかしくはないと思うのだけど、サオリ先輩はわたしを疑うように目を細めた。

「自作アバターを使い、週一で一時間の配信ができて、少ないながらも人を集められる。これを世間一般では取り柄がないとは言わない。それともあなたは配信のたび、自分は取り柄のない人間だとアピールしてたの?」

「いえ、そんなことしてませんよ」

 普段の自分と違うものになりたいから苦労してアバターを作り、台本をこさえてまで明るいキャラを演じたのだ。現実の自分と重ねるような真似などするはずがない。

「これは現実のあなたを知らなければ書けないこと。この高校に通える学力があるという時点で、取り柄がないなんてのは誤った認識だけど」

 サオリ先輩は細めた目を戻し、無言で親指を立てる。わたしのことを励ましたのだろうか。口数少なめ、美人なことも相まって近寄り難さを感じていたけれど、もっと気さくに接して良い人なのかもしれない。

「あの女が猫であることは分かっていたし、あなたに強い独占欲を抱いていることも把握していた。そこから色々と推測したり、後付けするのは簡単だった」

 サオリ先輩は瓶の中からお菓子を取り出し、口の中に入れる。中に入っているお菓子はいつの間にか数少なくなっていた。

「今は証拠のない推測に過ぎないけど、発信者情報開示請求で明らかにできる。もっとも今回に限って言えば、必須ではないけど」

 サオリ先輩の話に思わずほっとする。請求をかけるなら両親に事情を話す必要があるから、できれば避けたかったのだ。

「不法侵入、ハラスメントは被害届に載せるけど、猫の警察が重く用いることはない。あいつらは不法侵入を罪と感じないし、ハラスメントを甘んじて受けることが猫の処世術だから」

「それはなんというか後進的ですね。人の社会を真似してるくせに」

「猫が受け入れるハラスメントとは人間からのものに限られている。執拗に構う、無遠慮に触る、赤ちゃん言葉で呼びかける、撫で回す、餌やりをサボる、SNS映えを狙って無理なポーズを取らせる、その他色々。猫が一斉に裁判を起こしたら無罪でいられる人間は一握りとなるところを寛大にも目こぼししている、というのが猫側の主張」

 わたしは猫を飼ったことはないけど、可愛い猫を見つけて執拗に構ったことはある。塀の上にぴょんと飛び乗ったから慌ててよじ登り、四つん這いで猫の真似をしてついていき。盛大に足を踏み外し、塀から落ちて足を折った。

 初めての骨折に幼いわたしは痛さで泣き喚き、と思ったら次には病院にいて、わたしの足はギプスでしっかりと固められていた。あの時の猫はわたしが酷い目に遭ったことをどう思ったんだろう。猫が人間の構い癖全般をハラスメント扱いしているなら、いい気味だとほくそ笑んだのかもしれない。

「口述筆記の続きをお願いしても大丈夫?」

 ぼんやりしていたわたしにサオリ先輩が訊いてくる。わたしは慌ててペンを持ち直し、セクハラの事実を被害届に書き留める。作業が終わるとサオリ先輩は例によって被害届を虚空にしまい、満足そうに頷いた。

「今日の事件で被害届の体裁を整えることはできたけど、受理までには最短でも数日かかる。それまでは気をつけて行動すること」

「気をつけてと言いますけど、妖怪から身を守る術なんて持ち合わせていません」

 当然の不満を訴えると、サオリ先輩はお札からお守りからずらりと並べてみせた。

「魔除け、猫除けのフルコースを準備した。どれも肌身離さず持っていること。わたしはこれから猫の国にいき、あなたにつきまとう猫を逮捕する許可をもらえるまでは帰ってこれない。くれぐれも手放すことのないように」

 これまでの凛とした喋り方と違う大袈裟な調子で警告され、慌てて何度も頷く。これだけは決して破ってはいけないことなのだと、体の隅々まで染み渡った。

「あと、連絡先も渡しとく。何かあったら遠慮せずメッセージを飛ばして」

 チャットツールのアカウントをフォローし合い、テストでよろしくお願いしますのスタンプを送ってみ?。少しして返ってきたのは饅頭を食べる可愛いキャラのスタンプだった。

「わたしはもう少しここで作業をする。くれぐれも猫には気をつけて」

「承知しました。その、色々と手を尽くしてもらえるようで、ありがとうございます」

「……あなたはわたしが嘘をついてるとは思わないの?」

 納得して部屋を出ようとしたところで、サオリ先輩はいきなりそんなことを訊いてくる。

 実を言えばサオリ先輩のことを完全に信頼したわけではない。教室に戻ったら加藤さんと久保さんがいて、さっきまでのことはなかったように仲良くできて、日常に戻ることができるのではないかと期待している。

 サオリ先輩の話すことはいちいち常軌を逸しているし、例えば親に話したら正気を疑われるかもしれない。悪意をもって解釈すれば、二人の先輩と結託して怪現象が存在するという思考に誘導した可能性だってある。

 そこまで考えておきながら、でもわたしは首を横に振った。

「平気で嘘をつく人は、自分を疑わせるようなことはしないと思いますが?」

 わたしの目は答えを求め、自然とサオリ先輩のほうに向かう。彼女はわたしをじっと見ており、自然と瓶に伸びた手は空っぽなので空気を掴むだけだった。

 眉尻を悲しそうに下げる様子を見て、なんとなくこの人は信じても良いのではと思えてきた。

 それに加藤さんが白であれ黒であれ、数日待てばことは明らかになる。猫の国が本当にあって、加藤さんがわたしにつきまとう猫で逮捕されてしまうのだとしたら、この学校からいなくなってしまうから。

「結果を待ちます。それがわたしのできる最大限の信頼ということで良いですか?」

 サオリ先輩は小さく頷き、それから空の瓶を逆さまにする。ポケットに入れたビスケットじゃないから、お菓子が増えることはなかった。

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