第5話ゴーレムに神の加護を

「あの、信者さん…。ゴーレムに加護を付けてもいいでしょうか。」

「え⁉ご、ゴーレムにまで、良いんですか⁉」

森を歩いている時ゴーレムに運んでもらいながら高速で信者さんの家に向かっている。だから、加護を付けたら、もっと早くなるのではと思った。

『神の加護…!』

おおっ!ゴレームが足早くなってる。

「嫌だあああああ⁉木にぶつかるうううう!」

信者さんは大丈夫か⁉「あ、ありがとうございます…。」

気絶した⁉ごめんなさい⁉

その後信者さんの家に着いたあとゴーレムさんに叩き起こされた。

俺も気絶していたらしい。

「あの、女神様…ここが私の家です。それに紹介し忘れてましたね。

私はカリーノです。よろしくお願いします!」

相手が名乗ったら俺も名乗るしかないよな。どうしよう。日本名だと変かな?

偽名名乗ろうかな。

「俺はえっと、偽名名乗るです!」

あ。やっば。

「ギメイ・ナノル様ですね!これからナノル様と呼んでも、良いでしょうか…?」

良いんだ、それで⁉

「は、はい。勿論です…」

そして気まずくなりゴーレムの方に目を逸らすと、ゴーレムの頭にカツラのような物がついている。え?ムキムキに作られているのに、髪型がツインテールのようになっている。正直似合っていない。

「それに私のゴーレムも女の子らしくなって…とても可愛いです!」

「え?可愛い?そ、そっか。」

え?可愛いのか?俺の目が狂っているのか⁉

「そ、そうかな?照れますご主人様!」

喋ったああああああ⁉しかも結構声が可愛い⁉ギャップ萌え…?ってやつか?

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