第76話 レッドゴブリンへのリベンジ①
レッドゴブリンに負けてからひたすらLv上げを行った。
その途中、
それでも毎日30分、必ずブルーにかまってあげるのは忘れずにした。
ブルーの機嫌を損ねると後が大変だから。
そう考えるとブルーって甘えん坊だな。
まあそこが可愛いんだけど。
他にも何だかんだあったけど、期末テストも無事に終わったので、ゲームを再開。
それからはテスト勉強を始める前まで日課となっていた『ゴブリンパニック』でのLv上げを行った。
そうして7月に入る頃にはブルーたち3体のLvは上限の30に到達した。
ブルー(スカーレットスライム、一般種)Lv13→30
HP:560→620
物理攻撃力:29→32
物理防御力:28→31
魔法攻撃力:47→53
魔法防御力:28→31
素早さ:28→30
SP:0→17→0
スキル:プロミネンスアタックLv11→12、ディバインシールドLv4→5、プロミネンスLv11→12、ファイアボールLv7→8、プチサンダーLv8→9、鳴神Lv5→7、電光迅雷Lv5→7、フレイムフォースLv3→4、スカーレットアローLv2→4、プチヒール、火属性耐性Lv1、物理耐性Lv2→3
リーフィア(
HP:280→340(+170)
物理攻撃力:20(+18→22)
物理防御力:20→24(+4→7)
魔法攻撃力:0(+1)
魔法防御力:8→10(+5→7)
素早さ:17→20(+5)
SP:0→9→0
スキル:閃撃Lv7→8、風薙ぎLv3→5、カリスマLv1→3(ダークスラッシュLv3→5、闇属性付与、闇属性強化Lv4→5、状態異常耐性Lv1、デバフ耐性Lv1)
武器:リヴィングウェポン(HP+60→110、物理攻撃力+18→22、物理防御力+4→7、魔法攻撃力+1、魔法防御力+2→4、素早さ+5、ダークスラッシュLv3→5、闇属性付与、闇属性強化Lv4→5)
防具:光狼の盾(物理防御力+3、魔法防御力+3、状態異常耐性Lv1、デバフ耐性Lv1)
ライトウルフ(一般種)Lv21→30
HP:270
物理攻撃力:26
物理防御力:17
魔法攻撃力:19
魔法防御力:10
素早さ:21→30
SP:0→9→0
スキル:ライトクローLv6→7、ライトファングLv4→5、シャインダイブLv3→5、プチヒール、プチシャインLv4→5
リヴィングウェポン(武具種)Lv21→30
HP:60→110
物理攻撃力:18→22
物理防御力:4→7
魔法攻撃力:1
魔法防御力:2→4
素早さ:5
SP:0→9→0
スキル:ダークスラッシュLv3→5、闇属性付与、闇属性強化Lv4→5
Lvも上限の30に到達したから今日はレッドゴブリンにリベンジする。
前回の負けからいろいろと学んだ。
それを糧に成長したブルーたちならきっと勝てる!
第二層にあるボス部屋に入ると以前と同様にレッドゴブリンがいる。
でも雰囲気が何か違う。
この感じもしかしたら前回は舐められていた?
今回はそんな感じしないな。
強敵と認められている感じがする。
気持ち切り替えて。
俺たちはレッドゴブリンに挑戦する!
「リーフィアは風薙ぎ。ブルーはプチサンダー、鳴神。ライトウルフはプチシャイン」
前回とは違って基本的にブルーには近接戦はさせない方針でいる。
遠距離から攻撃することでレッドゴブリンに少しでもプレッシャーを与えられたら。
その分、近接戦はリーフィアとライトウルフに頑張ってもらう。
今はまだリーフィアがレッドゴブリンとの距離を詰めれておらず、近接戦のプレッシャーが無い。
それもあってブルーの攻撃とライトウルフのプチシャインはあっさりと躱される。
しかし、その間にリーフィアが攻撃の間合いに入った。
リーフィアは剣を使っている分、間合いが素手で戦うレッドゴブリンより幾分か広い。
その為、距離感を見誤らなければ一方的に攻撃ができる。(理論上)
よし!リーフィアの間合いまで距離を詰めれた。
敢えてライトウルフには遠距離からプチシャインを放つだけに留めてもらったから近接戦はリーフィアだけと思われている筈。
今もブルーは攻撃が途切れないように魔法を撃ち続けているからライトウルフが一切攻撃していないことも誤魔化せている。
それもあってこっそり近づいているライトウルフの存在にレッドゴブリンは気づいていない。
「ライトウルフ、シャインダイブ」
ブルーが魔法を撃ち続けているが、全て回避される。
リーフィアも前衛としてレッドゴブリンの動きを止めようと画策してはいるが、どれもこれも上手く決まらない。
そこにこっそり気配を消して近づいていたライトウルフが攻撃を仕掛ける。
グギャァ!?
「今だ、リーフィア!閃撃」
ライトウルフの奇襲は見事に決まった。
そこを畳み掛けるようにリーフィアが閃撃を放つ。
シャインダイブでレッドゴブリンが僅かに吹き飛ばされ、間合いの外に出てしまったので、閃撃による攻撃しかできないと思われたが、予期せぬ事が起きてリーフィアは更なる追撃に成功する。
ブルーが電光迅雷を発動してリーフィアの間合いの外に出たレッドゴブリンを攻撃したのだ。
その反動でレッドゴブリンは再びリーフィアの間合いに入る。
それを好機と捉えたのか風薙ぎ、ダークスラッシュと連続攻撃を決めてレッドゴブリンのHPを一気に3割削った。
前回は1割ほどしか削れなかったのを考えると未だノーダメージでHP3割削るのは成長の証と言えるだろう。
それにしてもブルーが近接戦をするのは予定外なんだよな。
もしかして前回の戦いであっさりと負けたことを気にしてるのかな?
ブルーが誇らしげにプルプルしてる。
プル、プルプルプル、プルプル
攻撃スキルが全てクールタイムに入ったからリーフィアもブルー同様に距離を置く。
ライトウルフは付かず離れずの距離を保ち、リーフィアとブルーのスキルがクールタイムから明けるまでの時間を稼ぐ。
ブルーは全てのスキルがクールタイムに突入している訳ではないけど、今はプロミネンスアタックくらいしか使えるスキルがない。
ここはレッドゴブリンに立て直す時間を与えることになるけど、大丈夫。
今のブルー、リーフィア、ライトウルフならと思える。
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