第103話 ユリカモメが主役の駅
冬の穏やかに晴れた日に、第三セクターの天竜浜名湖鉄道(旧二俣線)に、お得な1日フリー切符を買って「乗り鉄」のんびり旅をしてきました。
東海道本線の新所原駅で乗り換えるために下車して、天竜浜名湖鉄道の始発駅である新所原駅の券売機で1日フリー切符を購入、飲料自販機で温かいお茶を買ってからホームに行きました。
時刻表では通勤通学の時間帯以外は、1時間に1本だけのローカルな運行です。
新所原駅ホームには、全国各地の第三セクター等私鉄のローカル線で多く走っているタイプの1両編成ワンマン運転車両、何処か懐かしい大きなディーゼルエンジン音がする列車(気動車)が入って来ましたので、早速列車に乗り込んでボックスシートの進行方向窓側に座り、温かいお茶を飲みホッと一息です。
取り敢えずは、始発駅の新所原駅から終着駅の掛川駅まで行き、気になる駅があれば戻ってくる時に途中下車することにしましたが、日中だったこともあってか、過疎地を走るローカル線なので、各駅での乗降客は疎らで少なかったですね。
天竜浜名湖鉄道は単線なので、上りと下りの列車のすれ違いは、駅に停車した時に行われますから、運行に遅れが発生したりすると、駅での停車時間が長くなります。
なお、列車内にはトイレがありませんから、乗車する場合には事前に駅のトイレに行って用を済ませてから乗車するように、ご注意くださいネ。
浜名湖佐久米駅では乗客?が餌を与えるためか、ユリカモメが沢山飛んで寄って来て凄い状態になっていましたので、復路でこの駅に途中下車することに決めました。
何でも冬の風物詩となっているとのことで、餌がもらえることを覚えたユリカモメ達が、浜名湖佐久米駅ホームの周辺に集まって来るのだそうです。
往路で感じたのは掛川市内以外は、本当に長閑な田舎をのんびりと走る、ちょっと寂れたローカル線のイメージそのままでしたね。
復路で浜名湖佐久米駅に途中下車すると、そこには大勢の乗客?(車で来ている方も結構居た)の皆さんがパンなどの餌を投げ与える度に、ユリカモメ達が飛んで寄って来て餌をキャッチして食べるを繰り返す風景が広がっていました。
ユリカモメの大群が列車の前ギリギリのところを飛び回っているので、よく運行の邪魔にならないものだと、感心するほどでしたよ。
ユリカモメ達を観るために浜名湖佐久米駅で途中下車してしまったので、とりあえずトイレに行き、次の列車が来るおよそ1時間後まで、ユリカモメが餌をもらう風景を写真撮影しながら、楽しくのんびりと過ごしました。
※ユリカモメは冬になると日本列島に現れる雑食性の渡り鳥冬鳥なので、冬限定の風物詩らしいです。
https://kakuyomu.jp/users/ALICE1961/news 近況ノートもご覧あれ
https://kakuyomu.jp/users/ALICE1961/news/16818093076241656362
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます