第12話 寒いー!
お昼の休憩時間に、毎度さんと「次は何処に何を写しに行こうか」と、話をすると「冬の富士山の夜景を撮りに行きたいね~」と言うのです。
富士山周辺の地図を眺めながら、
「御坂峠の西川林道は結構な高台で、富士山が綺麗に撮れる場所が何か所もあったから、河口湖町の街明かりと河口湖を前面に入れての富士山を写してみようか」
「せっかくだから、夕方も早朝も朝も同じ場所で写してみようか」
と話がまとまりました。
河口湖の湖畔辺りまでは大丈夫だろうけど、西川林道にはそれなりに雪が積もっているかもしれないからと、車は小生のFFコンパクトカーではなく、毎度さんのランクルで行くことに。
道中は多少の雪があったものの、特に問題なく西川林道に到着、撮影するポイントも決まり、夕方から撮影を始めました。
無事にバルブの長時間露光での夜景撮影も終わり、仮眠をとることに。
広角レンズでほぼ解放のF4、1分~10分で様々な露光時間を試したと記憶していますが、間違っているかもしれません。
しかし、夜も更けるとともに、どんどん気温が下がり始め、二人とも寒くて目が覚めてしまいました。
ランクルも霜でボディーもガラスも真っ白、これはたまらんと、その後は車のエンジンを朝までかけたままでの仮眠となりました。
当然、翌朝の早朝撮影では、もっともっと寒い状況での撮影となりましたよ。
林道での撮影ポイントは標高的には1360m程度だと思うのですが、このときばかりは、冬山の放射冷却を舐めていたなと痛感しました。
※これ以降、使い捨ての携帯カイロを複数個、必ず持って行くようになりました。
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