第11話 続 予定外・想定外で綺麗な景色に出会えることもある
山中湖の湖畔で、波が立っていない早朝の逆さ富士を写そうと、今回もF1さんの運転で、写真仲間達で夜中に東名高速道路をひた走ります。
おかげ様で、夜明けの2時間ほど前に山中湖の湖畔に到着しました。
月明りで富士山が綺麗に見えていますが、ここで予定外・想定外に、満月に近い、ほぼ丸いお月さんが富士山の頂上方向に沈んて行くではありませんか。
これが、いわゆる「パール富士」などと言われている、風景なのだと思います。
この風景を写さないわけにはいかないと、小生と写真仲間達は仮眠を中止して、カメラバックと三脚を持って、湖畔の水際ギリギリを目指しました。
撮影のタイミング的には、精々あと5分~10分程度、皆急いで撮影の準備を始めました。
だがしかし、大判さんだけは、
「私は撮影準備が絶対に間に合わないから、『燗板娘』でも飲みながら眺めているね~。大判は撮影の準備が大変だから仕方がないよね~」と、
一人だけお酒を飲む準備を始めてしまいました。
「月明りで結構明るいけど、撮影データってどのくらいかな~」
「富士と逆さ富士の全部を入れようか、月をクローズアップしようか」
「バルブで何秒くらい開けておく必要があるかな~」
「やっぱり絞りは解放だよね~」
「写せてもたぶん1~2枚だよね~」
などと各々が思い思いのことを言いながらも、順調に撮影準備が進みます。
「私が時計で秒数を数えながらのタイムカウントだけはするから、頑張って写してね~」と言いながらも、小生も645改に広角レンズをセット。
カメラの絞りをF4、距離をほぼ無限大にしてバルブ撮影開始です。
このときはたぶん120秒と60秒の2枚を写し、120秒の方が幻想的で綺麗な写真に仕上がったと薄っすら記憶していますが、記憶が違うかもしれません。
他の写真仲間達の写真撮影結果はどうだったか、撮影データも含め記憶にありませんが、それなりに写せていただろうと思います。
ただ、一人お酒を飲んでいた大判さんの
「みんな~撮影ご苦労さ~ん。ちょっと寒かったけど、富士山の月見酒で、日本酒が美味かったよ~」
との、我々が撮影を終了した後の一言だけは、何となく覚えていますよ~。
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