第5話 カメラの操作がよくわからない・・・
撮影旅行でツルさんが新品のカメラ、ペンタックス67Ⅱを持ってきました。
皆、いいね~とか高かったでしょ~とか言いながらペンタックス67Ⅱを見せてもらっていましたね。
その当時の皆さんの主機は、F1さんはマミヤ645Pro、大判さんはTOYO4×5、毎度さんはマミヤRBとミノルタα、吉チャンさんはゼンザブロニカ、小生はペンタックス645改(撮影しながらでも露出補正がダイヤル操作で簡単に出来るようにペンタックスで改造してもらった)だったかな。
山での早朝撮影で刻一刻と撮影状況が変わる中、ツルさんがカメラの使い方がよくわからないと言い出しました。新品カメラでいきなり本番とのこと。
ツルさんと同じカメラ67Ⅱを持っている人は誰もいません。当然、67Ⅱを誰も使ったことなどある訳がない。急に聞かれたって正しい取扱いなど判る訳がない。
皆、今回は面倒見切れないとのことでゴメンネ~と言って無視を決め込みました。
ツルさんに付き合っていたら、自分の撮影もできなくなるので仕方ないよね。高いお金払って撮影旅行に来ているのだから。
一応35mmカメラは持ってきたとかで、結局ツルさんは67Ⅱは諦めて35mmカメラだで写していました。
後でカメラを売った馴染みのカメラ屋の社長に聞いたら、説明はしたんだけどねーって・・・ダメだろ。
ツルさんのような困った年寄りにカメラ売るときは、自分で電池やフイルムを入れさせて、実際に撮影もさせて、写った結果をその場で現像してでもチェックしてほしいものだと思ったので、余計なお世話だはと思いながらも、社長に文句を言っちゃいましたね~
後日、久ぶりにツルさんに会ったので、写真撮ってる?67Ⅱどうなったって聞いたら、まだ持っているって・・・カラオケ大好き仲間の歌っている写真を撮っているけど、結局ツルさんは67Ⅱを上手く使いこなせず、以前の35mmカメラばかり使っているそうだ。あーもったいない。一度でも使ったら中古品だから、売るにしても安く買いたたかれるのだろうしね。
それから何年か後、小生も67Ⅱを主機として使うことになったが、中々使いやすい良いカメラでしたよ~!交換レンズは645よりもかなり高かったが・・・
※デジカメが主流となり、フイルムカメラが淘汰される前の話です。今はほとんどの人がスマホだけで事足りる時代ですね。ちなみに小生は携帯やスマホでは緊急時以外写真は撮りません。
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