第4話 Pちゃん

 F1さんが「カーナビ付けたんだ」って自慢するものだから、F1さんの車で撮影旅行に行くことになりました。(当時は小生の車にはカーナビなど無く、地図を車に乗せてましたね~)


 行先をセットして行先案内をカーナビにさせてみたのですが、カーナビは安全な広い国道を基本優先して案内するため、運転者とルートが一致しないケースが多々発生するため中々楽しい?笑えない思い出が一杯の旅行となりました。


 特に撮影旅行では一般的な観光と違ったポイントを探すケースが多くあり、ついつい狭い道や荒れた道に行ってしまうため、ルートを戻させるための再検索で「P」のぐるっと回って元の場所に戻そうとする案内をしてくれました。地方の道の選択肢が少ない場合によく発生します。これを仲間内では「Pちゃん」が出た!という表現をして、「無視無視」なんて言いながら楽しく走っていました。


 とある半島内を走っていたとき、「Pちゃん」の戻れが出たが、無視して走っていたら、記憶違いか、みごとに一本道を間違えていて、1つ手前で曲がったため袋小路に入ってしまい、行き止まり・・・私有地、民間企業の「P(駐車場)」に到達、本当にP字でぐるっと回って間違えた場所まで戻ることになりました。


 カーナビの案内を無視して、勝手気ままに走っていたためか、結構余分な距離を走ったためタイムロスが半端なく発生し、撮影時間のタイミングがギリギリで焦りましたねー。


 さらに今回は日没時の撮影だったため、太陽は時間通りに沈みますから・・・我々の到着まで、太陽は待っていてくれないですものね。



 昔走った記憶で移動するのも工事等で道が変わってしまったりで当てにならない、人の記憶の曖昧さと過信がミスを招くのだからと、今では撮影仲間と出かける場合だけは「ナビ」にお任せのルート走行を基本とするようにしています。


 撮影の目的が達成できなければ、出かけた意味が無いですものね。

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