109 現実の壁
おれは以前
疲れていた
へとへとに
くたびれていた
おれの夢や
目標は
あまりにも
デカかった
その夢や
目標を実現
しようとして
いつでも
現実の
大きな壁に
阻まれた
おれはその
大きな壁を
乗り越えなくては
ならなかった
それでもなお
現実の壁は
大きくて
おれは体力と
気力だけを
消耗した
おれはかつて
大きな現実の
壁に
ぶち当たって
その壁を
乗り越えなくては
ならなかった
人はおれの
そんな姿を
見て
せせら笑った
「才能もないし
いくらやっても
時間と労力の
ムダだよ」と
おれはそれでも
そんな声を
無視しつつ
自分一人で
やり遂げた
おれは人の
嘲りを
横目で見ながら
一人でとうとう
やり遂げた
おれは人の嘲りを
横目で見ながら
現実の
大きな壁を
とうとう乗り越えた
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