69 詩とは無縁の人たち
おれはもともと
詩なんて
生まれてから
一度も
読んだことが
無いような
若い世代の
人たちに
おれが書いた
詩を読んで
もらいたかった
おれのその
目論見は
見事に
大当たりして
今では
若い人たちを
中心に
人気がある
詩人になれた
詩なんて
生まれてから
一度も
読んだことがない
若い世代に
おれが書いた
詩を
読んで
もらいたくて
今まで
ずっと詩を
書き続けてきた
時には
おれの作品を
読みもしないうちから
バカにされて
みんなから
笑われた
こともあったが
おれの書いた
詩を読んでくれた
人たちは
大抵は
面白いと
評価してくれた
おれはずっと
無名だったが
無名ながら
おれの才能を
見抜いてくれた
人たちも
存在する
おれはそんな
心優しい
人たちに
感謝したい
何か贈り物の
一つでも
一人一人に
してやりたい
ぐらいだ
たとえ無名でも
おれの才能を
見抜いて
くれた人たちに
今では
凄く感謝している
そんな人たちが
いてくれた
お陰で
今の自分がいる
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