第11話

ある日、エンジンかけっぱなしでほって置いた船に行くと、どこかに着いていた。とりあえず、探検して見たが、小島のようで、森はあるが、動物はいないしで、メリットが薄い。

景色はいいので、拠点用に小屋を建てて、船は燃料を補給して、さらに東へと解き放った。

数日後にまた来てみよう。

次に来てみると、ちょっと簡単に先が見えないように陸地についていた。

森には見たことがない動物とか居て、それにだいぶ時差もある。

テレポート前は夕方だったのに、まだ朝方だ。

時差が9時間ということは、・・・そういや惑星の大きさを知らなかったな。地球とほぼなじ大きさと仮定して、1500KMほど東に来たのかな。

まあ正にだからどうしたなのだが。

当然人はいないので、誰に邪魔されることなく獲物は捕り放題。

拠点の小屋を建てて、いつでも来れるように手を打った。

見たことのない動物だが、意外と旨く、肉屋に卸したら人気を呼んだ。

狩れるのは自分だけなので、ほぼ濡れ手に粟。

石鹸業と相まって、ほぼ一生分稼げてしまった。

子供には石鹸業だけ引き継がせて、あとは悠々自適。

のんびり過ごしていたが、ついに寿命が来てしまった。

まぁ、転生の方法は分かっているし、あわてることはない。また別世界へと行けばいいのだと、ここでの人生を終わらせた。

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