女神さまのお言葉

GM:自己紹介も済んだので始めたいんですが、その前に今回だけの特殊ルールの説明をします。


・信仰する神の「格言」に沿ったロールプレイを行ったキャラクターはボーナスを得られる。


GM:神様にはそれぞれ3つの格言が掲載されています。その格言に沿ったロールプレイを行えたら「セッション中1回振り直し権利」をプレゼントします。達成できなくてもペナルティはないので、出来たらいいなくらいに思っといてください。

一同:わあい!

GM:公式のプレイでも似たようなことしてたんで輸入してみました。せっかくのプリーストリプレイですし。

メメル:ソドワの出目いつも低いから助かるぜ!

GM:他にも主にルールがいろいろてんこ盛りなのですが、随時出てきたら説明しますね。



GM:ある夜、君たちの夢に七色に輝くベールを被った神秘的な女性が現れ、こう話しかけてきました。『選ばれし冒険者たちよ……よくお聞きなさい……世界に……少し……いえ、おそらく……きっと……重大な危機が訪れています……明日の朝、オーロラの導く方へと向かい、世界を救うのです……!』

一同:曖昧すぎる(笑)

ニコラス:その女性に見覚えはありますか?

GM:はい、では知っているかどうかを、プリースト技能またはセージ技能レベル+知力ボーナスで判定してみてください。目標値は11。+1のボーナス修正もあげちゃう。

ルートフィールズ:おっと。プリーストの才能はないんだが……(ころころ)達成値13だ。

イリーナ&メルル&シエナ:(ころころ)問題なし。

ニコラス:(ころころ)おっと。わかりませんでした。

GM:ではニコラス以外は分かった。この女性は〝導きの星神〟ハルーラ様です。


〝導きの星神〟ハルーラ

許しと癒し、加護と導きを司る神です。イーヴの妹とも言われています。


GM:このセッションではこんな風に「その神様を知っているか?」を決める判定がちょくちょく登場します。次から「神様判定」と呼びますね。その方が分かりやすいので。

ルートフィールズ:プリーストレベルが低いことが致命的になるじゃないか。

GM:だーからレベル上げて来いと言ったんじゃー!!

ニコラス:私は分からなかったので、私に話しかけてくるのだからきっとイーヴ様だろうと思いました(笑顔)。

一同:おい!(笑)

GM:イーヴは男だっつーの!

ニコラス:女装……?(笑)

GM:いいのか自分の信仰してる神様がそんなので。

ニコラス:師が信仰していたので素晴らしい神に違いありませんよ。女装していても。

メメル:それにしても、導きの神という割には形容詞がテキトウだなぁ。

シエナ:そうですよ。重大な危機とは?

GM:問いかけても無視されますね。『オーロラの導く方へと向かい、世界を救うのです……!』だって。

シエナ:とにかく行けということですね……。

イリーナ:まあ、神様というのはそういうものですわね。

ルートフィールズ:ミリッツァ様じゃないんだなぁ……(ぼそり)。

GM:てな感じでよくわからん夢を見た皆さんが目を覚ますと、宿屋の窓から見える空に、オーロラがかかっていることに気づきます。

メメル:あの夢は神託だったのか!(笑)

GM:お、じゃあテラスティア組から話を進めましょうか。

イリーナ:ではテラスティア3人娘、食堂におりますわ。

シエナ:おはようございます。メメル、イリーナさん。

メメル:お~う。ねみぃ……。

イリーナ:おはようございます。皆様、今朝のオーロラ、ご覧になりまして? 珍しいですわよね。

メメル:そーそれ。オーロラ。あと変な夢で返事がねぇただの屍みてーな女神さんに、オーロラんとこ行けって言われたような。

イリーナ:すごい言い様ですわ(笑)。

シエナ:こら。そういうこと言っちゃいけません(げし)。

メメル:ぐはっ。だー! お姉ちゃんかてめぇは!(殴る)

シエナ:(攻撃をいなしつつ)とにかく神託のようですし、行ってみた方がいいんでしょうか。GM、オーロラの方角は分かりますか?

GM:んとね、北の方かな。ここからだと森の中っぽい。

メメル:くっそむかつく! やっぱりバイクで轢……じゃなくて今はオーロラ! どうすんだよ。行くのか?

シエナ:はいはいうるさいですよメメル。もちろん行くに決まってるじゃないですか。たどりましょう。

GM:オーロラを追っていくと、深い森の中の地中にぽっかりと開いた大きな穴を発見します。穴の中には階段が伸びており、そのまま降りていけそうです。

シエナ:このままいくのは危ない気がしますね……「探索判定」(ころころ)達成値15です。

イリーナ:(ころころ)あら。ファンブルチェックのつもりが、6ゾロですわ(笑)

GM:幸先いいなぁ。えっと足跡とか特にないです。先にここへ来た人はいなさそう。で、皆さんの常識に照らし合わせるとこれは「魔剣の迷宮」っぽい気がした。

メメル:あれか。変な剣が作るっていうダンジョン。

イリーナ:ハルーラ様が何をお考えになっているのかは分かりませんが、行くしかないみたいですわね。

GM:階段を下りていくと、急に立っていられないほどの強いめまいを感じました。ふららら~。

テラスティア3人娘:あれれ……?(くらり)

GM:という感じでフェードアウト。次アルフレイム組に移ります。

ルートフィールズ:僕たちは宿屋にいるよ。

ニコラス:(……えますか、聞こえますか。ルートフィールズさん。今、あなたの心に、直接、呼びかけています)

ルートフィールズ:(君、その入りからじゃないとだめなのかい?)

一同:定番なのかよ!(爆笑)

ルートフィールズ:(聞こえてるよ。オーロラがどうのって件だね?)

ニコラス:(ええ。そうです。行きますか?)

ルートフィールズ:(行くしかないだろうね)

ニコラス:……という風にテレパシーで情報を共有し、現地に向かいます。

GM:はい。オーロラを追っていくと、深い森の中に浮かぶ黒い球体を発見しました。君たちの常識的に〝奈落の魔域〟シャロウアビスぽいと思った。

ルートフィールズ:アビスか……これが例の危機ってやつかな?

ニコラス:そのようですね。さすがイーヴ様! 素晴らしい神託です!(笑)

ルートフィールズ:ニコラス、あれはハルーラ様だよ。どう見ても女性だったじゃないか(笑)。

ニコラス:おっと。お2人は兄妹なので、間違えてしまいました(笑)。

ルートフィールズ:ここで漫才しているのもアレだし、そろそろ入ろうか。

GM:では、時空の濁流にのみ込まれ、意識を失います。

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