【NOVEL DAYS】ってどんなサイト?

 講談社さんが運営するサイト。一般小説の他に、会話形式でストーリーが進行するチャットノベルを書けることが特徴です。

 ユーザーの年齢層が高いようで、全体的に落ち着いたサイト。R18作品OK。なろう系小説が極端に少ないです。なろう系の特徴である長いタイトルが打ち込めません。

 作者間の交流があまり無いので寂しがり屋には不向き。自分の作品に集中したい人にお薦めします。


 エッセイが人気です。でもジャンルにエッセイが無い(笑)。タグには有り。当作品は「創作論」で登録しております。

 エッセイ人気にあやかり、『Web小説のあれやこれ』は初日のPVが97も付きました。ちなみにPVが集計されて発表されるのが翌日となる為、1日目はいくら待ってもPVの表示がゼロのままです。最初は皆それを知らないでPV0に泣きます。そして翌日ホッとします。


 サイトの前身が『トークメーカー』だそうです。その名残りで、一見チャットをしているかのような小説が書けます。(キャラクターアイコンにフキダシが付きます)

 アイコンはサイトが用意したフリー素材を使うか、自作します。

 自作キャラはサイトの人気投票に出られたり、遊び心いっぱいなサイトです。


 でも、静かなんだ。


 人は居るんですよ。そこそこの人数が。作品を投稿、更新すればそれなりにPVは付きます。たま~にですが☆(いいね!ポイント)も頂けます。

 だけれど誰が☆を贈ってくれたのか判らないシステムになっているんです。ファンレター(感想)を贈ることが唯一の自己アピールとなりますが、その場合も相手からの返信は期待しない方がいいです。

 イメージとしては図書館か、お寺で大勢の人間が座禅を組んでいる感じ。前後にも左右にも人が居るんだけれど、中々お喋りができません。

 私は心の中で【NOVEL DAYS】を沈黙のサイトと呼んでいます。


 有り難いのが、新作を投稿すると必ず☆が2つ頂けること。実はこれ運営さんからのご祝儀なんです。

 ☆の数はランキングに関係しており、尚且つこちらのサイトでは「いいね!」をして☆を贈る人があまり居ないようで、その2つの☆だけでもジャンル別ランキングなら、トップページに作品が掲載されます。

 運営さんが☆をくれるのは、新作が少しでも注目されるようにとの親心のようです。優しさにほろり(涙)。言ってくれなきゃ解らないよ!(アニメ調)。言葉は無く背中で語るお父さんですか。


 さて、そのランキングなんですけどね……。運営側がランキングの結果を、公募の選考に反映させることは決して無いそうです。

 なので【NOVEL DAYS】のランキングは、読者に向けての作品アピールの場でしかないと割り切りましょう。


 だからなのか、自分で自分の作品に「いいね!」をして☆を増やすことが可能です。1話につき1回だけですが、100話有る長編なら100スター獲得です。ついでに自分の作品をお気に入り登録することもできます。そうすると一気に3スター入ります。

 「えええ? それって不正では?」と不安になりますよね?

 でも不正行為ならガイドラインに記すだろうし、システムを改変しているはずです。

 私は思います。これはお父さん(運営さん)がくれた、胸熱ブースト装置なのではないかと。


「作品中盤の山場に差し掛かった時とか、完結時とか、注目されたいここぞというタイミングにこれを使いな」


 そんなお父さんの言葉が聞こえてくるようです。実際にはお父さん喋らないから想像だけれど。

 まぁブースト装置を使ったとしても☆(いいね!)の数は有限なので、ランキング上位にいられるのは一時的な期間だけです。

 そして「いいね!」はいつでも取り下げられるので、自分で「いいね!」したものの気恥ずかしくなった人は、後でそっと送信した☆を回収しましょう。これで黒歴史がリセットできます。

 実は【エブリスタ】でも自作品に☆を付けられますが、こちらは取り下げられないので注意。


 でも作者さんにとって自分の作品は大傑作ですよね? 読者さんへお薦めの意味を込めて、照れちゃいますけど自作に「いいね!」するのは、私個人としては有りだと思いますよ。



☆☆☆まとめ☆☆☆

【NOVEL DAYS】の良い所

 ・ランキングは書籍化と関係が無いので、順位に一喜一憂しなくて済む!

 ・チャットノベルやアトリエ改造やら、珍しい機能が盛り沢山だよ!

 ・人とワイワイ交流するよりも、黙々と執筆活動をしたい人には理想郷!

 ・自分で絵を描けるorAIイラストを用意できれば、表紙で大アピール!


【NOVEL DAYS】の悪い所

 ・コンクールが少ない。講談社が主催する沢山の公募とリンクしていない。

 ・色々な機能が有るのに、サイト全体にイマイチ活気が無い。

 ・作品の顔となる表紙イラスト必須。自分で用意できない作者はフリー素材使用となるので目立てない。



 【カクヨム】や【エブリスタ】のような、ワイワイ、キャッキャウフフなノリで訪問すると大失敗します。サイトに慣れると静かな雰囲気も悪くないな、と思えるようになります。

 でもやっぱり寂しい。脳内でお父さんドラマを展開する始末。どなたか私を構って下さい。

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