第15話 若紫3 物の怪の病

 藤式部の呟き

 「輝く日の宮の話がないと、そこから先の展開に支障が出るし、これがギリギリの線といった所か。

 昔の定子様に仕えてた女房達からの圧力で、写本が燃やされてるし‥‥。

 定子様といえばあの古女房でしょ。

 里へ引き籠ってるはずだけど、取り巻き達は殿上に残ってるのも多いし。

 前にナギコの話を書いて茶化してやったけど、根に持ってるのかな。

 まあいい。若紫の次はナギコの話だから。」


 藤式部

 「さあ、みなさん元気出して。

 私は負けないからね。

 それでは続きを。」



 源氏の君ミツアキラはまず参内して、これまでのいきさつを御門に説明しました。


 「こんなにやつれはてて」

と、御門は不吉に思ってました。


 例の聖人の名医ぶりについていろいろと聞いてきます。


 詳しく話せば、

 「阿闍梨などになっても良さそうなものだ。

 ひたすら修行を重ねるばかりで、朝廷の方ではあまり知られてなかったが‥‥。」

と感心したように言いました。


 左大臣イエカネも参内して同席し、

 「お迎えにもと思いましたが、内密のご旅行なのでいかがなものかと思いはばかりまして‥‥。

 一日二日のんびりと休んで下さい。」

ということで、

 「すぐに送っていきましょう。」

と言ってくれるので、さして気乗りはしないけど、言われるがままに退出しました。


 左大臣イエカネは自分の車に源氏の君ミツアキラを乗せて、自分は遠慮して小さくなってました。


 娘を大事に思うあまりにこんなことまでしてくれる左大臣イエカネの心遣いは立派なもんだと、さすがに源氏の君も心苦しく思いました。


 左大臣邸でも源氏の君ミツアキラがやってくるということで、あらかじめ準備していて、しばらく見ないうちにますます玉のような御帳台に磨きをかけて、いろいろなものを取り揃えてました。


 姫君トーコは例によって、人目につかないように隠れていてなかなか出て来ないので、左大臣が何とか説得してやっとのことで源氏の所にやってきました。


 ただ絵巻物に描かれたお姫様のようにちょこんと座り、身動き一つせず、形式ばって振る舞うばかりで何を言っていいかわからなくなり、北山へ行った話をしようにもちゃんとリアクションしてくれて、面白い受け答えでもしてくれればいいのですが、なんとも打ち解けぬままよそよそしく気まずい雰囲気になり、時が経るにつれてますます心も壁ができてゆくのが苦痛になります。


 思わず、

 「ちょっとくらいは自然な表情をしてみせてくれよ。

 病気で苦しんでたというのに、大丈夫かとか尋ねてくれないのは今に始まったことではないけど、それでも何か嫌だな。」

と口走ると、ようやく、

 「尋ねてくれないのはつらいもんでしょ。」

と伏し目がちに見る眼差しは見下したようで、冷ややかな美しさを放ってました。


 「たまに口を開いたかと思えばずいぶんじゃないか。

 その『尋ねる』とこの『尋ねる』はまったく別のことだろう。

 嫌な問題のすり替えだな。

 いつもいつもそんな馬鹿にしたような態度で、ひょったしたら機嫌を直すチャンスかとあれやこれや試せば試すほどかえって冷たくする。

 分かり合うには永遠の命が必要だな。」

と言って、夜の御座所おましに入ってゆきました。


 姫君トーコはすぐに入ろうとはしないので、何か言おうと思うのですがうまく言えず、ふっとため息をついて横になったものの、何かもやもやしたままなのでしょう。


 眠たそうなふりをしながらも、あれこれと夫婦仲のことで思い悩むのでした。


 あの若草がどう育って行くのかなども思うと、気持ちがそっちに行ってしまい、

 「なるほど釣り合わないと言われりゃあそれもそのはずで、これじゃ結婚の話を持ち出すのも難しいことだしな。

 何かいい方法を考えて、気楽に預けてくれるような感じで京に迎え入れて、朝から晩まで眺めて楽しみたいんだが。

 兵部卿の宮はいかにも高貴な感じでさりげない気品を具えていて、やや精彩を欠くもののどうして藤壺ヤスコの一族にそっくりなんだろうか。

 同じ后から生まれたからかな。」

などと思うとその血縁に並々ならぬ親しみを感じ、何とかしなきゃと深く決意するのでした。


 次の日、北山の尼君に手紙を書きました。

 内容は僧都にもそれとなく知らせておいたことなのでしょう。


 尼君への手紙には、



 《丁重に断られてしまい、あの時の空気でついつい気後れがして、思っていることもほとんど言えずじまいになってしまったのですが。

 このように申し上げなくてはならないほど、並々ならぬ気持であることをわかって頂ければ、大変嬉しく‥‥。》



などと書いてあります。

 中に、人に読まれないように小さい結び文が添えてあって、


 《その面影忘れられない山桜

     何とか置いて来たのだけれど

 

 夜の間の風も心配でなりません。》


とあります。


 筆使いの方もさすがなものですが、一見何でもないような事務的な立て文で包んで隠してあって、もう恋をする歳でもない年齢の人たちには、かなりの好印象を与える手紙でした。


 尼君は、

 「何でまたこんな痛い手紙を、どう返事すればいいものやら。」

と悩んでしまいました。



 《旅先でのことはその場限りのことと思っていただきたいのですが、わざわざご心配いただいて、答えようもありません。

 まだ子供が最初に習う難波津なにわづの歌すらも連綿体できちんと書くこともできなくて、なさけないものです。

 それはそうと、

 

 嵐吹く尾根の桜が散る時に

     心留めても空しいだけです

 

 なかなか先が思いやられます。》



 僧都の返事も似たようなもので、がっくりときて、に三日後に惟光コレミツを行かせました。


 「少納言の乳母めのとという人がいるはずだ。

 尋ねていって詳しく話してくれ。」

と指示します。


 「何かほんと尋常じゃない執念だな。

 あんな年端も行かないような様子だったのに。」

と、はっきり見たわけではないけど、見た限りであれこれ妄想するのもおかしなことです。


 わざわざ手紙を持ってきたことで、僧都も礼を尽くして話を聞きます。

 少納言の乳母にもアポをとって会いました。

 いろいろと詳しく源氏の熱望する様子や平素の人柄などを語ります。


 あれやらこれやら、べらべらともっともらしくまくし立ててはみるものの、「いくらなんでも無理があるというのに何を考えているんだ」と、誰も皆危険なことのように思いました。


 源氏の手紙にもいかにもなれなれしく書いてあって、


 《例の連綿してない文字を見てみたい。》


とあり、例によって小さく結んだ隠し文の中には、


 《浅香山思う気持ちは浅からず

     なぜ山の井の書けかげ離れるか》


 浅香山の歌は難波津の歌と一緒で、子供が一番最初に倣うもので、『古今和歌集』の序文にも記されている歌です。


 返歌、


 《汲み始め袖を濡らした山の井は

     浅いとはいえ影はみえない》


 惟光が聞いた少納言の乳母の返事も似たり寄ったりでした。


 「尼君の病気がよくなったら、近いうちに京の亡き大納言の家に戻りますので、その時までに考えておきましょう。」


とのことで、源氏の君もふたたびがっくりきました。


   *


 藤壺の宮ヤスコが体調を崩し、宮中から実家へ戻りました。


 御門は不安になり、溜息をつく様子が大変気の毒に思えるものの、源氏の君としてはこれはチャンスだと気もそぞろで、どうしようか戸惑うばかりで、誰の所にも通うことなく、内裏でも自宅でも昼は気が抜けたようにぼーっとして過ごし、夜になれば王命婦おうみょうぶにあれこれ問い詰めて回ってます。(藤壺の宮に仕える命婦は王家に仕える所から王命婦と呼ばれてました。)


 どうやって手を回したのか、どうにもこうにも止まらない衝動のままに会うことがあって、現実とは思えないことが起きてしまい、情けないことです。


 藤壺の宮ヤスコも嫌なことを思い出しては、何かにつけて苦しい思いをするばかりで、そのためもう逢うのをやめようと深く決心していたところだったものですから、すっかり自己嫌悪に陥り辛そうな様子です。


 親しげに可愛らしく振舞っても心を許すことはなく、すっかり及び腰になって対応するものの、それでも普通の人とはちがう高貴さを漂わせ、何でほんの少しの欠点もないのだろうかと源氏の君も心を痛めます。


 これ以上のことは言うことはできません。あとは御想像に‥‥。


   *


 夜が明けるのが早く、どこか『暗ぶの山』のような所に宿を取りたい所ですが、結局どうしようもない中途半端な関係が続きます。


 「たまに逢う夜も消えてく夢ならば

     このまま俺も消えて行きたい」


と胸が苦しく息も止まるような様子を見て、藤壺の宮もさすがにやばいと思い、


 「世間では噂しますよ辛い身を

     醒めない夢に閉じ込めたとて」


 そう言って取り乱している様子を見て、それも無理はない、とんでもないことをしてしまったと反省頻りでした。


 茫然自失の源氏に君に、脱ぎ散らかされた直衣のうしなどを拾って持って来たのは命婦の君でした。


 二条院に戻ると、もう逢えないと泣きじゃくり、夜まで寝床に臥せってました。


 手紙なども、王命婦に見せることはできないといわれていたので、いつものことながらも辛く苦しく思い呆けているばかりで、内裏にも行かずに二、三日引き篭もっていると、御門もまた「物の怪がぶりかえしたか」と動揺しないはずもなく、ただただ恐ろしくなるばかりでした。


 藤壺の宮ヤスコも、それにしても本当に自分が嫌になると思うと溜息が出るばかりで、体調もますます悪くなって、すぐに参内するようにお使いのものが次々にやってくるのですが、そんな気力もありません。


 そのうち本当に気分が例の「あれ」のような状態になってきたので、もしかしてと人知れず煩悶するし、もう嫌だ、どうなっちゃうのと狂わんばかりです。


 暑くなる頃には、ついには起き上がることもできなくなりました。


 三ヶ月になればその徴がはっきりしてくる頃で、周りの人たちもそれを見てあれこれ言うにつけても、あってはならなかった宿世の契りが恨めしくなります。


 人はそんなこととも知らず、何ですぐに御門に報告しなかったの、とびっくりして言います。


 はっきり思い当たることがあるのは、自分一人だけでした。


 風呂に入るときも親しく仕えていて、いろいろな体の兆候もはっきり見て知っている乳母の子の弁や王命婦など、あやしいと思っても互いに口にすることもなく、どうしても逃れることのできなかったあの夜のことを、命婦は忌々しく思ってました。


 宮中には、物の怪の病かと思ってなかなか気付くことができなかったというふうに報告したのでしょう。


 みんなそれで納得してました。


 御門の方はますます限りなく愛しく思うようになって、ひっきりなしに使いの者がやってくるのも空恐ろしくなり、心配事の種は尽きません。


 源氏の中将の君ミナモトノミツアキラもおどろおどろしい変な夢を見たので、夢占いをする者を呼んで聞いてみると、身分違いのまったく思いがけない血筋が見られるとのことです。


 「その中に大過あって、慎むべきことになります。」

と言うので、面倒なことになっても困るので、

 「俺の夢ではなく、他人の見た夢のことを聞いてみたんだ。

 この夢占いのことだけは人に言うなよ。」

と言うものの、心の中では「どうなっちまうんだ」とあれこれ思ってるうちに、藤壺の宮ヤスコの御懐妊のことを聞いて、もしかしたらと思い当たり、ますます困ったことを書いた手紙をしきりに送り付けるものの、命婦からすれば何とも気持ち悪く、面倒だという気持ちがまさって、取り付く島もありません。


 最初はそっけない一行の返事がたまに返ってきたものの、それもなくなりました。


   *


 七月になって、藤壺の宮ヤスコが内裏に戻ってきました。


 久しぶりに逢って思いもひとしおで、ますます御門の寵愛も限りないほどのものとなります。


 おなかは少し膨らみ、急にやつれて頬もこけてきているものの、それでも御門としてはこの上なくお目出度いことでした。


 いつものように明けても暮れても自分の傍に侍らせて、管弦の宴にもちょうど良い季節となれば、源氏の君もしょっちゅう呼びつけては七弦琴、竜笛などの演奏を命じます。


 必死に押し隠してはいても、源氏の君のこらえきれない気持ちが端々に出てしまうたびに、藤壺の宮ヤスコもそれに反して嫌なことをいろいろと思い出してしまうのでした。


 あの山寺の尼君は多少動けるようになり、都に出てきました。


 源氏の君も京の棲み処に使いを出して、時々手紙などを差し上げてます。


 相変わらず同じような返事ばかりなのは当然と言えば当然で、もう何ヶ月もかってないような憂鬱のうちに、これといったこともなく過ぎて行きます。


   *


 秋の末になっても、何となく心細く溜息をつく日が続いてます。


 月の奇麗な夜、以前こっそり通ってた所にやっとのこと行ってみようと思い立ったのですが、時雨に打たれてしまいます。


 ちょうどそこは六条京極のあたりで、内裏からはやや遠く感じられる所に荒れ果てた家の木立ちが鬱蒼として黒々としている所がありました。


 いつもお供にくっついて歩いてる惟光が、

 「今は亡き按察使あぜちの大納言の家ですね。

 この前ちょっとしたついでに訪問してみたのですが、例の尼君、かなり痩せ衰えていて、すっかり人が変わったようになったなんて言ってました。」

と言うと、

 「そりゃ大変じゃないか。

 見舞いに行かなくちゃいけなかったのに、どうして言ってくれなかったんだよ。

 言って挨拶して来い。」

と命じて、惟光を取り次ぎにやりました。


 わざわざこうしてやって来たことにしろと言ったので、入って、

 「この通りお見舞いに伺いました。」

と言うと、少納言の乳母はびっくりして、

 「それは大変申し訳ないことをしました。

 ここ数日、すっかり予断の許さぬ状態になってまして面会はご遠慮いただいております。」

とは言うものの、

 「せっかくお出でいただいたのですから。」

と、南のひさしを臨時の客間にして、中に入れてくれました。


 「たいへんむさくるしい所で失礼します。

 いきなりこんな辺鄙な所にとは思わなくて。」

とのことです。


 確かにこんな所は源氏の君からすれば何か勝手が違う感じがします。


 「つねづね来ようと思いたっていたけど、なかなかこちらの言うことを聞き入れてもらえないので、控えさせてもらったんだが。

 すっかりやつれているというのに、こんなふうにその姿を見ることもできないのも残念でね。」

と源氏の君は言います。


 すると、

 「病状の方はいつどうなるかわかりません。

 いよいよ最期という時になって、お立ち寄りくださったことは大変かたじけなくて、自分からは言えません。

 おっしゃってることについて言えば、たまたま思いが変らないでいてくれたならば、こんないとけない年齢を過ぎてから、必ずその一人に加えてください。

 あの子のことはひどく不安に見えてならなくて、成仏を願っても道の足枷になってしまいそうです。」

と、すぐ近くで、不安そうな声が弱々しく聞こえてきて、


 「とにかく何とも恥ずかしい次第です。

 あの子が自分からきちんとお話をお受けできるような歳だったなら‥‥。」

と続けます。


 源氏の君はそれを悲しそうに聞いて、


 「気が変らなかったらなんて、そんな軽い気持ちでここまでこんなに夢中になって頼んでるわけじゃないんだ。

 どういう縁か、初めて見たときからこんなに愛しくてしょうがないのが本当に不思議なことで、現世だけのこととは思えないんだ。」

などと言って、

 「つれない返事ばかりしないで、あの無邪気な子にせめて一声だけでも。」

と続ければ、少納言の乳母が、

 「まあまあ、あの子はこんなことになっているとは知らずにお休みになってましてねえ。」

などと言っているちょうどその時、向こうから誰かが来る音がして、

 「ねえお婆ちゃん、あの寺にいた源氏の君が来たんでしょ。

 どうして逢わないの?」

という声を、周りの人たちは、ちょっとこれはまずいと思って、

 「静かに!」

と注意しています。


 「だって、逢えば気分が悪いのもやわらぐと言ってたじゃないの。」

と、それでもしたり顔で言います。


 源氏の君は、これはもう最高に面白いなと思って聞いていたけど、周りの人たちの困り果てた様子を見ると、聞かなかったことにして真面目にお見舞いの言葉をかけておくだけにして退散しました。


 「確かに子供すぎてどう言っていいのかわからないな。

 しっかり教育しなきゃ。」

と思いました。


 別の日にも、ごく真面目にお見舞い状を書きました。

 例によって小さな隠し文つきで、



 《あどけないつるのひとこえきいてから

     あしがからまりふねはすすめず

 

 いつまでもおなじ人にからまってしまってます。》



と、わざと子供っぽく書いたりしても、なかなか味のある面白い書体なので、これを姫君用の手本にしたらいいのではないかなどと、周りの人は密かに言ってます。


 少納言の乳母からの返事がありました。



 《お尋ねになった人は、今日をも過ごせるかどうかわからない状態で、山寺に帰りまして、せっかくのお見舞いに答えられないお詫びは、あの世の方からでもあると思います。》



 それを読んで源氏の君はひどく悲しくなりました。


 まして秋の夕べは、ただでさえ気持ちが静まる暇もなく、すっかり取り乱してしまっている藤壺の宮ヤスコのことも気にかかれば、その姪の小さな姫君にも逢いたいという身勝手な気持ちも募るばかりなのでしょう。


 「どこに消えよう」と尼君が詠んだあの春の夕暮れを思い出して、恋しくはあるものの、本当にただの子供だったらとさすがに心配になります。


 「いつの日か摘んでみたいな王族

     根にも通じる野辺の若草」




 「藤壺と源氏の話、やっと出た。」

 「描写なしで妥協成立か。」

 「燃やされた『輝く日の宮』も修正版で出るのかな。」

 「燃やされたの?『誰かわらびと名付け』たのですか?」

 「誰?」

 「煙立ちもゆとも見えぬ草の葉を誰かわらびと名付けそめけむ‥‥古今集ですね。」

 「煙立ってるでしょ。」

 「左大臣みちなが右大弁ゆきなりだって噂よ。」

 「ふふふ‥‥。それは見過ごせませんね。」

 「やはり、あのやんごとなき‥‥。」

 「『輝く日の宮』の巻、改め『蕨巻』。」

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