第35話

レジャー特区での一日は慌しかった。

まずカラオケに行ったけど「君が代」しか知ってる歌がなくて、まあは歌いたがらないし、30回歌った。

それから映画に行った。

まあはちょいちょい泣いてたけど、ちんぷんかんぷんだった。

しかし出演女優が全員乳出しなので半勃起、察したまあにさすられフル勃起。

多目的トイレで一発抜いた。

それからボウリング、ビリヤード、最後は居酒屋からバーで酒を飲む。

「紫明くん?」

酔ったまあが恋人つなぎに指を絡めて来る。

「どして、ここに連れて来たと思う?ふうぅ」

「まあちゃん大丈夫?酔った?帰ろうか?」

「酔ってませんよ、酔ってません!」

酔ってる。

「ここ、若い売春婦も居るんだよ。だからさ」

本気で怒った。

「僕は、君だけ。まあちゃんだけだよ」

不貞腐れて黙ってやった。

まあちゃんは嬉し泣きして「ごめんね!」何度も繰り返して、その場でいびきをかいた。

たいして飲めやしないのに。身体もくたびれたろう。

おぶって帰り、その晩はただ、眠らせ、抱きしめた。

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