第32話
僕らはヨコハマを発つと、ニッコウへ向かった。栃木はまあの彼も僕も共通の故郷だが、面積が狭まった地下世界にはウツノミヤとナスとニッコウしかなかった。
途中ウツノミヤで餃子を食べた。
珉珉がまだあるのに感動した。それから少しニッコウをぶらついて、ナスの温泉へ。
今夜はここで車中泊だ。
余談だが、ニッコウでは公衆トイレで糞が流れてないのは500年変わらないのだが、外人が多いせいだろうか?わからない。
ナスではちょっと粘膜に刺激がある芦野温泉が再現されており、その効用に「性欲増進」とあったのを見逃さなかったふたり。
夕食のニンニク素揚げと結構な量なビールも手伝い、車中で燃えた。
「ファァァーーァーァァーッ!」
「うおぉおおぉうあうあいえ!」
「ぎゃあああぁあぁあああっ!」
「ふんがー!」
「イクでガンスー」
「アチョー!」
「あー出る出る出る出るっ!」
「出ちゃッた。また、出ちゃう」
ピクピク
トチギは人気も少なく、思う存分ヤれた。
左の腕枕でまあは、「わたしたち、こんなにヤッて、ゲンシジンみたい」
僕の唇塞いで、そのまま口開けて寝ちゃった。
そうか、僕は原始人。
なんだかそれが、ずっと頭にこびりついた。
掻き消すみたいにまあの左乳首をつねってやったけど、まあはグースカ気持ち良さげに寝てた。
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