第20話
紹介所では社用車を用意してくれた。
運転は簡易化されており、iと連動して想念により全てがハンズフリーで操作出来た。
どういう原理なのかは僕にはまったく理解出来なかった。
待ち合わせは依頼主の指定に従い、種付け現場はラブホ。
この時代のラブホは需要の低下から数も減り、小型化していた。
指定された場所に車を停め、少し待つと依頼主が現れた。
アイドルみたいにかわいい。
車に乗せ、ラブホへ向かう前にどうするか尋ねるとマニュアルにあったので、「双葉紫明と申します。本日はよろしくお願い致します。まず、どこへ行きましょうか?」と聞いた。
「うーん、直行してください。わたしは萌です。よろしくね!」と笑った。
プロフィールによると28歳。スタイルも抜群で、おっぱいはEカップといったところか。
ギリギリセーフだ。
おっぱい解放に伴いワキ毛を剃らない女性も増えたみたいで、それは剃る派と半々くらいと聞いていたが、彼女は剃っていた。剃る派で良かった。
「うん、萌さん。それじゃ行きましょう。」
天気はずっと変わらないし、服も下半身だけ。
何を喋れば良いかわからず聞かれた事にだけ答えようと思っていたが、何も聞かれなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます