第18話

「これなら安心して送り出せるわ。あ、大事な事言い忘れるところだった。あなた身体は若者だけど、内面は死に損ないのクソジジイでしょ?」

「死に損ないとクソは余計だけど、まあ概ね」

「だから忘れてるかも知れないけど、妊娠前提のセックスはやっぱり特別な事なんだよ、この時代でも。あなたには遠い昔の思い出で忘れてるでしょうけど」

「いちいち一言多いな、しばくぞこのアマ」

「だから余計な事は聞かないでね。どうして紹介所使ったかとか、産まれた子供をどう育てるかとか。相手から言ってきたら聞いてあげてね」

「はいわかりましたー」

「うん!そこだけ気をつけてくれればイッてらっしゃい。前戯は長いに越したことないからね」

弥生ちゃんはそう言うと写真付の依頼主のプロフィールをHカップづたいに渡して来た。

(普通に渡せば良いのに。いや、待てよ。既に手だ。野ざらしになった爆乳は第3第4の腕となり、その主を阿修羅化させている!阿修羅バスター出来るんじゃないか?)


戦慄をおぼえた。

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