第5話 みんなのステータス
「今日中にみんなでレベル5まで行くぞ!」
「えっと、まだみんな、ジョブ獲得したばかりだと思うんだけど、?」
「メイの言いたいこともわかる!だが、俺を信じてついてきてくれ!いいか、これから行く場所は内緒だからな?」
とりあえず説得して、本来なら1層では出現しないはずのボスを狩に行くことにした。ここ、フロントスフィアでは、精霊の森と妖精の楽園が存在しており、その精霊の森の中ではボスモンスターを封印している設定になっていた。行く為に結界を壊さなければいけなかった。ゲームでは結界は見つかったが、1層時点では結界を突破することはできず、なおかつ、壊すのでは無く解くのだと思われており、突破するのに時間がかかった。壊すとわかってからはどのくらいのダメージで壊せるのかと検証も行われ、その数値も記憶している。しかも、この結界は中に人がいなくなると自動で結界が張られ、中のボスも復活するわ、そのボスも1体しかでず、経験値も最初にしては美味しかった為、初心者はまずそこでレベルを上げるのが推奨されていた。
「いやー、実験に検証もしてくれた皆さんには感謝しかないわー。っと、ついたついた。」
「なによ?ただの森じゃない。」
「うん、リンの言うこともわかるが、ここには結界が張られているんだ。まあ、見とけって」
ジンはまず、ユニークスキルである、スピリットオーラを発動し、全ステータスにバフを発動し、スピリットソードを発動した。
「おっしゃ!一気に行くぜ!おらぁぁあ!」
森の中の空間が破れたように感じると、次の瞬間にはなにも無かったかのように目の前には開けた空間が広がっていた。
「はぁあ?!なによその技!」
「えぇ?ジンくん本当に結界だったの?!」
「すごいよ!ジンくん!」
ふふふ、驚いてる驚いてる!まあ、俺が見つけた訳じゃないんだが、この世界では俺が見つけたようなもんだしいいか!
「さあいくぞ!今からボス戦だ!」
「ちょっと待って!もう、あんたのことだから驚かないけど、LV1なのよね?どうゆうステータスしてんのよ!」
「あ、じゃあ今からみんなでステータスの見せ合いするか!ほい、とりあえず俺のステータスな!」
名前:ジン
年齢:15
種族:人族(村人)
職業:村の英雄 (SUP20)
LV: 1
使役:光の精霊王 マギ
HP:200/200 (150)
MP:140/140 (100)
STR:155 (125)
VIT:145 (120)
INT:110 (90)
RES:100 (80)
AGI:120 (100)
DEX:60 (40)
SP:5
〈スキル〉
身体能力UP LV1
剣術 LV1
精霊術 LV1
ヒール LV1
スピリットソード LV 6
HP回復量上昇 LV5
MP回復量上昇 LV5
状態異常耐性 LV5
スピリットオーラ LV4
精霊王の伊吹 LV5
〈ユニークスキル〉
英雄の背中 LV1
精霊王顕現 LV1
「なんなのよ!このステータス高すぎるわよ!それにこのスキルの数に、ユニークスキルが2つもあるわ!」
「ああ、このステータスは全部装備のおかげだな、あと、スキルは精霊との契約と装備のおかげ、ユニークスキルはジョブに就いた時に【英雄の背中】ってやつを獲得した。」
「ジンくんすごいね!」
「すごーい!本当にジンくんならミーコのこと守ってくれそぉー!」
「おう!すごいだろ?じゃあ、次はリンな、見せてくれ!」
「いいけど、バカにしないでよ!」
名前:リン•イチジョウ
年齢:15
種族:人族(侯爵)
職業:見習い天使 (SUP20)
LV: 1
HP:48/48
MP:40/40
STR:7 (0)
VIT:74 (58)
INT:6 (0)
RES:62(46)
AGI:30 (24)
DEX:18 (14)
SP:5
〈スキル〉
シールド LV1
マジックシールド LV1
エンジェルガード LV1
〈ユニークスキル〉
天使の祝福 LV1
「やっぱり天使職は強いな!タンクはパーティには絶対必要だから、リンを選んでよかったぜ!」
「ふん!当然でしょ?私を選んで無かったら後悔してるわ!」
「リンさんすごいです!」
「リンちゃん、ミーコのこと守ってなぁ〜」
「ふふふ、それほどでもあるわ!次はメイの番よ!」
「わかったよ、私は生産職だから、みんなみたいにいい装備揃えられなかったから、恥ずかしいけど、見てください!」
名前:メイ
年齢:15
種族:人族(村人)
職業:薬師 (SUP14)
LV: 1
HP:23/23
MP:16/16
STR:23 (15)
VIT:37 (28)
INT:4 (0)
RES:23 (18)
AGI:21 (16)
DEX:23 (9)
SP:5
〈スキル〉
精製 LV1
調合 LV1
錬金LV1
薬品生成 LV1
「うんうん、装備に関してはこれからじっくり揃えていくから大丈夫だぞ!」
「メイ!私の後ろに居れば攻撃なんてあたらないから大丈夫よ!」
「メイちゃんは一緒に離れてようね〜」
「ううぅ、ごめんねみんな、」
「気にすんな!メイは絶対に必要な仲間なんだから!よし!最後ミーコ見してくれ!」
名前:ミーコ
年齢:15
種族:獣人族(兎人)
職業:怠け人 (SUP20)
LV: 1
HP:33/33
MP:18/18
STR:39 (19)
VIT:28 (21)
INT:8 (0)
RES:21 (16)
AGI:45 (29)
DEX:15 (11)
SP:5
〈スキル〉
攻撃不参加 LV1
危険察知 LV1
直感 LV1
〈ユニークスキル〉
この一戦だけだから LV1
「うん?まあまあ強くない?」
「うん、私より全然強いと思う。」
「そりゃあそうさ、リンの天使職と並ぶ悪魔職の大罪系なんだから、めっちゃ強いぞ?」
「だったら、なんでそんなにやる気ないのよ?」
「それは、ミーコのジョブはボス戦特化型だからな!普段の戦闘ではあんまり戦わせない方がいい!」
「そうそう、スキルが戦わなければ戦わないほど強いから、こーやって、ジンくんみたいにわかってくれる人とじゃないと組めないんだよ」
「まっ、このボスはほとんど俺が前に出るからみんなは見といてくれ!リンは2人を守って、ミーコは隙あらば攻撃していいぞ?」
みんなのステータスを確認したので、いよいよボス戦に挑むことにした。
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