第101話 カジノ
『本日から1週間、カジノホールにてスロットの当選確率が2倍となります。
また、それ以外にもブーストがありますので、イベントページを参照してください』
まったりテイマーのレベリングをする日々を過ごしていたら、3ヵ月に1回ぐらい来るカジノブースト週間がやって来た。正直に言ってしまうと、FUO2においてカジノはおまけのおまけレベルの微妙な存在なんだけど、一応超低レベルの内はカジノ産武器にお世話になれる……可能性があるぐらい?
[ゼル:誰得ブースト週間復活させるぐらいなら経験値ブーストはよ]
[ユリクリウス:何かカジノって景品追加された?]
[クロワッサン:前に見た時には何も。
何でこれでカジノやる人がいるんだろうと思うレベルで何もない]
[ABC:……交換所にジュエルチケットが追加されてる]
[黒猫:ふぁ!?]
[ゼル:マジ!?]
[ビートル:よっしゃあ!?]
[ふわわ:課金ガチャ回せるようになるの!?]
[時雨:今日から追加っぽいねこれ(;'∀')]
[黒猫:メダル1万枚で10ジュエルチケットか。まあ妥当]
[ユリクリウス:うわマジだ。
交換可能回数は1週間で9999回ってことは10万円分だな]
[クロワッサン:……しばらくカジノ入り浸るか]
とか思っていたらとうとう課金要素であるジュエルの配布をカジノの景品として行う模様。ゴールドをカジノで使えるメダルに変換することは出来ず、毎日配布される10枚を増やして行くのが基本なんだけど……このメダルは没収されなかった財産だから現時点で190万枚あるな。まあ倉庫への預け入れと同じ扱いか。
[黒猫:全員ブラックジャックに集まるの草]
[ユリクリウス:ここだったら勝てるし]
[ゼル:掛け金がMAXでも安いこと以外は文句なし]
[クロワッサン:1万単位で賭けさせてくれ]
[ハル:ジャックポットが1億枚超えてるけど誰もスロットやらないな]
[ふわわ:スロット基本不味いから……]
カジノホールには幾つかのゲームがあるけど、勝率が高いのはブラックジャックで勝てば倍になるのは大きい。ディーラーがバーストを起こしやすいからなんだけどたぶん難易度調整されてるよね。
スロットは5列ある上に、目押しが一切効かない。純粋な運勝負なんだけどどんどんメダルは減るタイプのゲーム。ジャックポットが当たれば大きいけど当たった人見たことないんだよなあ。
他に人気があるのは、ビンゴかな。ビンゴカードに描かれる印は数字が一致すると丸で、数字と色まで一致すると二重丸になる。もしも二重丸が5つ、縦横斜めいずれか揃うと掛け金が777倍となる。
まあそんなミラクルはたまにカジノをやっていた自分でも1回すらないのでこれも滅多にない。普段は丸か二重丸が5つ連なる速度を競うゲームで、1位は5倍、2位は3倍、3位から5位は2倍で6位から10位は1.5倍。11位から30位は何もなしというオールオアナッシング仕様。
仕様上、30人が揃わないと出来ないゲームだけど他鯖の人ともマッチングするので3分待ってマッチングしないということはない。……なんかたまにカジノホールに住んでる人とかゲーム時代に居たんだけど、ゲームが現実になった今、ずっと居座ってる人とかいるのかな。スロットは色々と演出もあるし、あまり景品が良くなかったとしても嵌る人は嵌りそう。
ブラックジャックに飽きて来たら、ビンゴに行って掛け金はMAXの5万メダルでプレイ。1位抜けが出来れば25万枚まで増えるし、とりあえず10位までに入れば大きく稼げる。確実に10人までにしか報酬が出ないなら話が変わるけど、例えば10位が5人いるなら5人とも1.5倍になるし同着はセーフなので結構稼げる確率は高い。たまに1位5人とかもあるからね。
……あれこれ最低の掛け金は10枚からプレイ出来るけど、談合しようと思ったら出来るなこれ?
[クロワッサン:あれこれビンゴって談合出来る?]
[黒猫:他鯖ともマッチングするし今は過密状態っぽいから無理そうだぞ]
[ユリクリウス:同時申請で何とか出来ないか?上手く行ったら毎回25万のプラスになるんだが]
[ゼル:10球でビンゴしない時はしないんだから談合は無理じゃない?]
[黒猫:いや10球で大体はビンゴするぞ……]
[クロワッサン:あれMAX10球だっけ?]
[ユリクリウス:10ヵ所空いてビンゴしないことってあるか……?]
[ABC:稀によくある]
[時雨:たまーに10球終わっても10位が決まらないことあるけど超稀( ̄▽ ̄)]
[クロワッサン:それ大半が落ちてる奴でしょ……]
カジノはブースト期間中、大当たりが増えるわけだけどビンゴに関しては虹色のボールが出やすくなり、二重丸が増えるため777倍が出やすい状況となる。と言っても1ゲーム1回が2回になる程度だから……確率的には超上がるんだろうけど当たる気配はないな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます