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第20話 近代以降(多様性)」への応援コメント


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    「ものの見方」というフレーズにも起源があるんですね。知りませんでした。

    【追記】

    わざわざ調べて頂きありがとうございます!
    とても参考になりました。

    いずれにせよ、(おそらく明治以降の?)誰かが「使い始めた」ことは間違いありませんね。(あまりに自然で便利な言葉なので、そんなことを考えもしないで漫然と使っておりました)英語の 'way of thinking' の類の欧文を翻訳する過程で定着していった言い回しかもしれませんね。言葉って奥が深いです。

    作者からの返信

    こんにちは。
    コメントしてくださったことで心配になって、調べました。
    笠信太郎の著書が戦後の超ベストセラーだったことは、間違いないですが、彼が作った言葉ではないです。

    夏目漱石に《けれどもその社会の見方とかあるいは人間の観察の仕方とかが……》(「中味と形式」)とあります。

    西田幾多郎には《日本人の物の見方考え方の特色は……》《……我々の物の見方考え方を深めて……》(「国語の自在性」)とあります。これは、昭和11年です。

    西田幾多郎が、物の見方考え方、と続けて書いているのが興味深いですが、その時代までにフツーに使われていたのかどうか……。
    それでですね、「フランス哲学についての感想」という文章にも《物の見方考え方》は出てくるのですが、これ、もしかして、笠信太郎の著書の有名な書き出しの元ネタじゃないかと思ってしまうような内容で、びっくりしました。

    夏目漱石、西田幾多郎、青空文庫で読めます。

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