私は歌う 私の愛を
たとえ、これ迄の私の
目指した最果てが
全て全て間違いだったのだとしても
それでもかまわない
求めたものが手に入らなくても
求めたものが蓋を開けてみたら
イミテーションの
旅の中、その歩みが
その
全て全て、間違いへと突き進む為の無意味な犠牲だったのだとしても
私は、それでもかまわない
だって、これは私の愛だ
この歩みも、求める心も、目指す旅も
全ては私の愛に始まり、
そして私の愛に終わるものだから
それならば、私は私の愛を
誰が否定しようとも
これ迄の道程は間違いでしたと認めても
私の愛だけは、私は肯定しなくては
どうしてそれが愛といえようか
私は声高らかに愛を歌おう
この愛を抱けることの
幸福を、喜びを
私は歌おう
そうして、私は歌いながら
一人、
道無き道を、その先に答えがあると信じて
その果てが、破滅に繋がっているのだとしても
歩むことだけはやめてやらない
私の愛の歌は
私が斃れたあとでさえ
きっと鳴りやまない
間違いだったのだとしても
行き着く先が破滅しかないのだとしても
私は進む
愛を歌えよ
歩み続けよ
その時が訪れる迄
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