大人になれば後で笑い飛ばせる経験が増えるけれど、その数多の体験の中で悶絶しちゃう経験を黒歴史って呼ぶんだぜ(そして、それはやっぱり君のこと)

尾岡れき@猫部

笑い飛ばす? 飛ばせない? とば――むしろ、僕を飛ばして欲しい!


人生を〇十年生きていると、色々なことがあります。

黒歴史って、何をもって黒歴史なんだろうって思うのです。


コトバンクから引用すれば。

「俗に、人には言えない過去の恥ずかしい言動や前歴。」((https://kotobank.jp/word/黒歴史-685905 参照 2024年3月23日))


ただ、もともとはコチラ。(ピクシブ百科事典より)

「広義ではターンエーガンダムの武器「月光蝶」によって消滅させられた歴史とその遺物=先史文明を指す。狭義では月に保管された膨大な記録データを指す。」((https://dic.pixiv.net/a/黒歴史 参照 2024年3月23日))


ということで、黒歴史発祥はターンエーガンダムでした。

ウソだろ?

20年前なの?

マジか。そりゃ、僕も年をとるワケですよねぇ。


ただ、今回は一番最初に引用したコトバンクの黒歴史が、今回のテーマですね。

ただ、ね。娘が高校生……。

息子も、春から高校生。

そんな年頃です。何が黒歴史なのか、よく分からない。


例えばですね。

父の転勤で、高校時代。

僕は埼玉から、青森に引っ越しました。

その際の、編入試験で落ちました。

あれも、黒歴史かしら。



閑話休題。


ラノベでさ。

主人公の高校に転校(編入)してくるシーン。

あれ、偏差値が高い学校だったら

さらにハードル上がりますからね!


そして、本題。


埼玉時代の部活の大会には出たいと、僕だけ遅れて新幹線で。

その隣のおっちゃんの苦労話を聞きながら、

ちゃけのご相伴にお預かりました。


※未成年にお酒を勧めてはいけません。

※未成年者がお酒を飲んでははいけません。

※今考えると、おおらかな時代でしたね。


ちゃけの味どころか、おっちゃんが何を言っているのか分かりません。

確か、奥さんがいるのに、会社の女の子とデートをしたとか、どうとか。それぐらいで、家を出るのどうよ? とか。今から、岩手県の奥さんの実家に行くとかどうとか。


知らんがな。


その後、どうなったかは知りません。むしろ、僕がそれどころじゃ無かった。

だって高校の編入試験に落ちましたからね。


だいたい、面接で何を言ったのかも憶えていない。

これは致命的です。


(高校生が二日酔いというワードが致命的)


そこから必死でしたよ。でも二番目に受けた学校をなんとか、合格。

多分、二日酔いでなければ(そもそも高校生が二日酔いって、なんだって話しですが)合格できていたんじゃないかと自負するのですが。


県内最大の豪雪地帯への編入(転校)

あれはあれで良い想い出でした。

でも、黒歴史と言うにはどうなんだろう?


それとも、あれか。

小学校五年生の時。

初めて書いた小説を担任の先生に読んで「おもしろいよ」と言ってくれた時でしょうか。


今なら分かる。面白いワケがない。

担任の先生が「くっそ、つまんねぇwww」とか言うワケがない。


でも小学校4年生の時に登校拒否した僕が。ちょっとだけ勇気を出して、学校に行ってみようかと思えたのは、先生のおかげ。


嫌いな勉強を丁寧に教えてもらい。ちょっとずつ、ついていけるようになって。

あの当時書いた「ハヤブサ少年探偵団」

ヒロインは初恋の子。

原稿はない。でも、くそ汚い字で書いてあって。当時、ミステリー大好きだった尾岡が書いた作品でした。


うん、黒歴史。でも、書いて、読んでもらうことの意味を、初めて理解した気がしました。


そういう意味じゃ、うちの息子を含めて中学生(小学生でも)カクヨムデビューの子がいるワケじゃないですか。

自分の文章力のつたなさを思いながら、。マジすげぇってなります。


でも、まぁ。

大人になった今にして思うと……そういうコトがあったからこその、今なんよねぇ、と。そう思います。黒歴史って封印するほどじゃ――。






あ、れ?

あぁ、一つありました。


僕とうちの相方さん(奥さん)が結婚する前の話です。

当時、遠距離恋愛中の僕ら。


ホームページの相互リンク

(今で言う相互フォロー)な関係の僕らが、オンラインを通し。そして文通をして。


経過は割愛。


やがて付き合うことになったワケですが。


当時はお手紙で。

そしてメッセンジャーで交流をしていました。

※文字チャットのクライアントアプリです。当時MSN(Microsoft)やYahoo!JAPANには大変お世話になりました。


当時はLINEもZOOMもなかったですからね!


あの時、僕は犬系キャラとして認識されていまして。

尻尾を振ったら、人なつっこい。なんか、そんな評価だったようです。


当時、お互いのブログで相手の存在を書くときに相方さんはぼくのことを「ポチさん」と。


そして僕は「姫」と呼んでいました。いましたよ! いましたね!












あぁぁぁっっ!

なんで書いたんだ!

思いのままにエッセイを書くクセがありますが、それが今回は最悪の悪い結果となりました。


呼んでたよ

「姫」って!


……どうして俺は、過去に使用していたパソコンのメーラーを起動してしまったのだ。どうして、文通していた時代のレターボックスを開けてしまったのだ……?




あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





だ、誰か。


誰か!

僕の存在そのものを消してくれ!


他はどうでも良いのけれど。この案件は、無性に恥ずかしくなってきた。


「ポチさん」

「姫」



がががががががががががががががががががががががががががが――。

(落ち着け)



そういえば、子ども達に以前、こんなことを言われていましたっけ。




「仲が良いのは良いけど、親がイチャつくのを見た子どもの気持ちを述べよ?」

「夫婦で名前呼びってどうなん?」



うぐっ。

いや、普通に接しているだけで――。

いえ、なんでもないです。




大人になったら、色々なことを経験をします。

後で笑い飛ばせることなんか、いくらでもあります。

でも、当時は何気なく呼び合っていた名前が、今、これほど胸を抉るとは……。



初心忘れるべからず、ですね。


振り返った時に

「結婚したことが」

「出会ったことそのものが」

「黒歴史だったよ」と言われないように。



でも過去の自分の行動を含めて

色々な色が重なって、少し恥ずかしくなって。

その集合体が黒なら。

その黒の上に、また色を塗って。

新しいことをはじめる。


当時のことを思い返して、

ふと、そんなことを思いました。


の時は二人。

今は家族、四人。ぷらす、猫3匹。


なんでもできる!

当時の純粋な気持ちを思い返したら、妙に照れくさいけれど。


全部、積み重なって

ぜんぶ、自分。


そう考えたら、黒歴史も

まぁ、悪くない。





墓場までもっていくぐらいなら

作品のネタにする。


きっとカクヨム作家さんの共通事項じゃないかと思う、今日この頃です。

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大人になれば後で笑い飛ばせる経験が増えるけれど、その数多の体験の中で悶絶しちゃう経験を黒歴史って呼ぶんだぜ(そして、それはやっぱり君のこと) 尾岡れき@猫部 @okazakireo

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