ハンドねっぐの誕生日

ハンドねっぐ

腕が長く、首が長く、生きた時間も長い。

元はハンチングを被った陽気なおじさん。


昔々あるサーカス団があった。このサーカス団は西では人気で、人気の秘密はピエロにあった。サーカスを見た観客は口々に言った。「あのピエロ大好き」と・・・

時は流れ、段々人気が落ちていった。「今週はとうとう収入ゼロほんとにどうすんだっ」「大丈夫ですよー私がいるから私を見たお客さんはみな幸せにな~るー病みつきになります!」「はいっはいっ」「大丈夫ですか、励ましてあげましょうか、私は心配です。」「・・・」「どうしたんですか、ますます心配です。」「そうかぁ・・・はぁ~心配ならお前も働いてこいよってんの」「ですが私は人を笑わす事しかできません」「やっぱりそうだよな・・・も菓子からほんとに変わんない・・・」「わかりました、私仕事探しに行ってきます!」「そうか・・・いってらっ」

サーカスのテントに男は何日も帰らなっかった。

「死んだ・・・・・車にひかれた・・・」

「なんて無残な死に方なんだ」

新聞の記事には両腕、首がちぎれた男性の写真が。

「ははははっははなんて無残な死に方なんだははっ」

「ここかはどこでしょうか?」

「起きたか新入り、ここは黄泉と現実の狭間だ、死にたくないなら化け物になれ」

「えっ」

「選ばせてあげる・・・・」

「どっどきり~みたいな」

「死にたいのか」

「あっ」

「あっすまない自己紹介をしてなかった、私はKG、クリアガンマンのやくだ。

かっこよくないお前らはいいねなまえだぞ」

「おまえら・・・」

「やぁ少し前に来て化け物になるって言った・・・名前は・・・原理だっ原理!」

「原理ですか?」

「ひっ秘密は言わないっ」

「そうですか!」

「さっ早く決めろ・・・じゃないと強制的に黄泉の国だ」

「ばけものになるとどうなるんですか!」

「元々持ってた記憶がなくなる・・・ぐらいかな」

「生まれ変わるってことですか」

〈パチンッ〉

「そういうことだ」

「相棒の記憶も全部忘れるの」

「相棒・・・あいつのことか!あいつはもう殺した!」

「えっ」

「遺体引き取り人があいつでねっ」

「えっ」

「ええええええええええええええええええあああああああああああああああああははははははっはははははははっははははいひひひひひひいひひひひひ」

「いいぞもっと苦しめ」

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

「おかしくなれいいぞ今だ」

〈ビュックン〉

こうしてハンドねっぐができたのだ。

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BLACKMONSTERの始めの前 ふざけた狼人間 @AOzx

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