桃色に染まる冬の夜更け

 静かに 静かに


 夜が更けていく 


 冷たい 冷たい


 闇に覆われて


 銀色の空気に 君が白い息を吐くと


 小さく瞬く 星まで届いた




 果てしなく 果てしなく


 時が止まるのを感じ


 ゆっくりと ゆっくりと


 君の瞳が近づく


 柔らかい唇に 僕の冷たい指が触れると


 微かな吐息 胸が震えた




 戸惑い 躊躇いながら


 君の髪をなでる


 柔らかく 暖かい


 君の身体を抱いて


 桃色に染まる肌に 思わず息を飲む僕は


 泣き出しそうな 君にkissした




 強く 優しく


 打ち寄せる波のように


 遠く 深くへ


 君が僕を 僕が君を 誘う


 桃色に染まる二人は 見つめ合うだけでいい


 それだけで いい




 冬は 桃色に染まる

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