第7話

次の日

布団をまくると

タイムさん、助三郎さんが抱き合う感じに寝ており

リュウイチくんは俺の脇に寝ていた。

だから結構暑かったのか。

「ぬう……主殿おはよー」

「ぬう……巧よ。おはようなのだ」

「お、おう。おはようさん」

2人は目を擦っている。

(猫だな)

俺は2人の頭を撫でると気持ちよさそうにする。

「じゃあ俺は朝飯作るから、タイムさんたちも顔洗っておいでな」

「「了解であるぞ!」」

そして2人共洗面所に行く。

さてと今日は何を作ろうか?

「トーストとハムエッグを所望する」

タイムさんが言う。

「我は、目玉焼きトーストを所望する」

助三郎さんが言う。

遅れて起きてきたリュウイチくん。

「おはよう。巧……顔洗ってくる」

「行っておいで」

顔を洗って席に着くと

「俺はハムトースト食いたい」

全員違う内容だった。

「はいはい待っててね」

3人の食べたいやつを作り

テーブルに置く。

3人は手を合わせ

「「「今日も巧の手料理を食べれる幸せに感謝していただきます」」」

「はい、召し上がれ」

今日も平穏な1日が始まる。

3人が来てから2週間が過ぎた頃。

タイムさんは仕事に出かける。

俺は部屋でパソコンを使って仕事する。

助三郎さんも仕事で出かける。

今日はリュウイチくんはお休みらしく

俺の膝で丸くなって寝る。

俺は仕事しながらリュウイチくんの頭を撫でる。

「うにゃーん」

という声が聞こえる。

リュウイチくんはこの声に耳をピクりピクリさせる。

「誰だろう?」

「俺降りるね」

「あ、うん」

俺は音のする窓の方まで移動する。

リュウイチくんも同じく移動する。

外に可愛い猫がいた。

「リュウイチくんあの子はウォーロック?」

「いや?普通の猫だね」

窓を開けるとその猫は入ってくる。

リュウイチくんは少し警戒する。

「にゃーん……ふにゃにゃ」

何か言ってる。

「すみませんけど少しご飯くださいって」

ウォーロックは猫の言葉も理解するため助かる。

「待っててね。リュウイチくん少し相手してあげてて」

「はいよ!」

「にーん……にゃふ……にゃ?」

「『うん?猫なのに人とも会話できるの凄いって?』俺は猫じゃないよ」

「にゃ!?……にゃにゃ!?」

「『猫じゃないの!?噂の猫又!?』

それは妖怪……俺はウォーロックっていう種族」

「にゃん……っ……にゃにゃ」

「『たまに聞くそれそれも凄い』っか俺以外にもあと2人いるよ」

「にゃー!!?」

「『そうなの!?』うん……おいで……毛繕いしてあげるよ」

「なうー……」

近くに来る。リュウイチは毛繕いしてあげる。

「みゃー……みゃみゃ」

「『気持ちいい……ありがとう』どういたしまして」

俺が戻ってくるとかなり仲良くしていた。

食事を与え

食べ終わる。

「みゃーん」

「『ありがとうお兄さん』だってさ」

窓を開けるとその猫は帰っていく。

「あの子はウォーロック?」

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