第20話 "真の王"の帰還

 アルタイル王国 アルタイル城


 ガルル「では、進軍開始だ」


 ガルルの背後にはデジャヴの面々と大行列の武装兵士たちが整列している


 JOKER「早速暴れられるのかぁ!」

 JOKERは大きく長い舌をペロリと出す


 カチャリ


 ガルルはデジャヴのメンバーに銃口を向けた


 エリー「え、陛下?」


 ハンドル「冗談よせよ...!」


 カイラ「...」


 ハンドルは背中にしょったクロスボウに手をかけた


 ギャバット「ハンドルよせ、これだけの人数ではおれらに勝ち目はない」


 ガルル「今までよく働いてくれたなぁ、でももうお役御免なんだよ」


 ガルル「カイラにはもう神の力はない、貴様らは終わりなんだ」


 そして現れた、真の王


 クライス「待て」

 ガシッとガルルの腕を掴んだクライス


 ガルル「!?」


 ガルルは驚きを隠せない


 ガルル「驚いたな...!父さんじゃないか...!!」


 クライス「こいつらは元々私の大切な部下だ、殺させないぞ」


 クライス「なぁバカ息子よ、もうやめないか?こんなこと」


 クライスはガルルの首を掴んだ


 JOKER「老いぼれがぁ!構えろ!」

 武装兵士たちは一斉にクライスへ銃口を向ける


 ガルル「ぐ...!」


 苦しむガルル


 クライス「魔国の連中と手を結んだらしいな、どうゆうつもりだ」


 クライス「何とか言ってみろぉ!!!」

 バコーン!とガルルを地面に叩きつけた


 カイラ「クライス、ここは引かないとまずい!外を見ろ!」


 クライス「!?」

 クライスが正門を見ると、魔国ジーンの何隻もの飛行船が王国を横断している


 エリー「魔国の連中よ!ガルルを助けに来たんだ!」


 クライス「デジャヴよ!ここは逃げる!馬車に乗り込め!」


 ガルル「逃がすなぁ...!!反逆者めがぁ...!!一匹残らずぶっ殺してやる!!」

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