第19話 契約剥奪

 カイラたちはその後、逃げた最上たちを追うが、見失ってしまう


 アルタイル王国 港町ダイアリー


 返り血で汚れた服装で家路に着くカイラ


 カイラには妻と娘がいる


 ガチャリ、木製のドアをあけると晩御飯の準備をする妻のアリスの姿があった


 アリス「おかえり、遅かったね」


 カイラ「あぁ、もう戦いはこりごりだよ」


 アリスとカイラは幼馴染であり、10年前に婚約した


 リア「おかえり、パパ」

 髪を撫でおろしながら自室から出てきた高校生の女の子


 娘のリアである


 カイラ「お前、また学校サボったらしいな」


 リア「関係ないっしょ、ほっとけよ」

 そういうとリアはトイレに入っていった


 数時間後


 カイラとアリスはベッドに入り、ランプを消した


 アリス「おやすみあなた」

 カイラ「あぁ、おやすみ」


 カイラ「...はっ!」

 カイラが目を開けると、そこは果てしなく広い白い空間が目の前に広がっていた


 カイラ「ここは...」


 リヴァイアサン「私たちが呼び出したのだ」


 すると、天から舞い降りたのは五神たちだった


 カイラ「あんたら...何の用だ?」


 イカリ「ここで君との契約は破棄させてもらう」


 カイラ「...は?」


 衝撃の言葉にカイラは言葉を失う


 ダイス「残念だよ、君は全盛期よりかなり弱くなった、魔導士一人も殺せやしない」


 フレイム「君はもう我ら神の力は使えない」


 アヌグス「では、元気でな。カイラよ」


 カイラ「おい、おいちょっとまてよ!!!!!!!」


 夢から覚めるとカイラはいつものベッドに横たわっていた


 アリス「おはよ、大丈夫?とてもうなされていたみたい」


 こうしてカイラは神の力を失った

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